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Tuesday, September 25, 2007

高校の体育祭観覧

下の娘(高一)の体育祭を観覧。
って聞くと、高校の運動会なんて見に行くのか?と、思われるかもしれないが行ってしまったのだ。

ところがこれがとても面白い。
その学校は、陸上や体操にもかなり力を入れていてかなりのハイレベル。
だからマスゲームなどに、バク転宙返りなど(体操部メンバー)の技が盛り込まれるし、リレーなんて見ていて驚くぐらい速い選手がいるのだ(陸上部かどうかは不明)
競技の切り替えの段取りがめちゃくちゃいいことも気持ちがいい。
面白いのは、100m走をグランドの対角2本を使って、交互に次々と競争が行われていく。
初めて見たよ、このやり方。

娘が所属している吹奏楽部(これが今回の観覧のメイン)は最初から最後まで主な部分では、生で演奏しているのだ。入場行進、君が代、校歌はもちろん、マスゲームのバック演奏など。
すごく受けたのが、マスゲームで体操部がバク転を繰り返す技で、ビデオゲームのマリオが金貨を取るときの擬音(たぶん鉄琴の音)を重ねたところ。(マスゲームの音楽がマリオとファイナルファンタジーだったわけ)

昨日の音博に続いて、夕立の洗礼をまたしても受けた。
二日連続の濡れ鼠男であった。

続・京都音博

その後、他のサイトを少し読んで、あの場所で大規模な野外音楽祭を開催するまでには相当な苦労をしている、ということを改めて認識。
ホントに京都駅から近くって、近隣には住宅もあるわけで、通常のフェスのように「陸の孤島」ではない。この夏に京都で開催されて僕も行った「西院ミュージックフェスティバル」にも通じるようなところもある(あれはあえて住宅街のど真ん中)
おじさん(僕たちのこと)はビールの販売がないことにかなり嘆いていたのだが、これもそのあたりの規制であることは明白。終演時間(19:00)やそれの厳守、ゴミやトイレの問題なども話し合いの結果なのだろう。
すみません、ビール我慢するのでまた来年も開催して欲しい。
しかし、ビール持込に対してはかなり寛容でもあったし、大雨でテントに雨宿りするときも文句一つ言われなかった。普通すごくいやがられると思うんですよね、スタッフのテントに入られると。
来年以降も開催されるとなると、「改悪」されて通常のフェスを見習えってことになって禁止されるかも。いろいろな不自由はどんなことにもあるので、これにはこのやり方ということが観客やら環境やらによってできあがっていく。そのあたりはお互い理解しながらうまく育ってほしい。だって、家からバスで30分も乗れば着いちゃうなんて、夢のような音楽祭だからね、なんとか維持してほしいな。

くるりのサイトのBBSにこのフェスのことの書き込みがかなりあって、少し読んでみた。
夜行バスや新幹線で遠方からひとりで参加してるひとも結構いたようだ。そしてそのような人にとっては、あの雨はこたえただろうな、半端じゃなかったし。くじけて帰ってしまった人もいるようだ(くるりを見ずに!)
でも、その気持ちはとってもよくわかるのだ。だけど、そこで気持ちをぐっと張って耐えると、その後には大きな感動が待っているのだけど、それをその場で教えて支えてあげたかった。この都市型フェスのいいところは、ずぶ濡れになっても10分歩けばユニクロもあるし、暖かいラーメン屋でも銭湯でもあることなのである。そこに気づけば少々のことは大丈夫なんだけどね。
僕らも帰りに京都駅前でラーメンを食べた。塩ラーメンうまかった。

Monday, September 24, 2007

京都音楽博覧会

こんな催しが京都梅小路公園広場であった。
京都出身のロックバンド「くるり」の発案による、京都で開く野外音楽フェスティバルである。

この場所は、京都駅から徒歩15分ほどの街中にある。
そのため、通常の野外フェスのような爆音を出すことができないため、比較的音量が抑えられる「アコースティック」な編成のバンドが出演する。
くるりもアコースティック編成で登場。
これぐらいの音量でも全く問題ない(キャパ1.5万人程度)、通常のフェスの音量が尋常でないとも言える。
他の出演者は有名なところでは、小田和正とCoccoなのだが、その他は普段あまり耳にしないアイルランドやルーマニア、沖縄等の非ロックバンドである。
僕は、こういうフェスティバルではおなじみでない音に接するいい機会だと思っているので、こういうラインナップは大歓迎である。とても楽しい。

残暑厳しい京都の初秋であるが、コンサート中に2回の大きな夕立に遭遇。
1回目はたまたまスタッフテントのそばで聞いていたので、すぐに雨宿りさせてもらいセーフ。
2回目は小田和正をかなり前に詰めて聞いていたので、身動きとれず、カッパは着たけど中の服はどぼどぼ。
ルーマニアのバンドの時が一番雨脚が激しかったのだが、むしろ雨のおかげでやけくそ的に(それと動いてないと体が冷えるため)盛り上がっていた。
こんなことも含めて野外フェスの醍醐味である。

トリを勤めたくるりだが、最新アルバム『ワルツを踊れ』が素晴らしい出来で、改めて見直していたのだが、2年前にフジロックフェスで見たときより、さらに進化していると感じた。
自信にあふれている。リーダの岸田君はひょうひょうとしているように見えるが、かなりしたたかさも持っており、志の高さも常に感じられる。

12月に開催予定の「みやこ音楽祭」(京大西部講堂)にもくるりが出演する。yanokami(矢野顕子とレイハラカミのプロジェクト)出演するらしくこれにも注目。

会場でビールの販売がなかったのがなんとも残念。会場や何かの都合があるのだろう。
近所のコンビニはうはうは状態。ビールも酎ハイもすっかり売り切れていたもんなあ。

Sunday, September 16, 2007

『 巨匠と出会う名画展 』

10月8日まで兵庫県立美術館で開催のこの美術展はなかなかいい絵がそろっていて、楽しめるのだが、ひとりあたり1~2点しか展示されていないのでもうひとつ物足りない印象もある。
まず部屋にはいるとモネの「睡蓮」が目に入る。すこし離れてみると、さすがに素晴らしくて水面が見事に目の前に現れてくる。
その他によかったのは、マティスの「肘掛け椅子の裸婦」。マティス独特の縁取りと、背景の静物の色がかわいくてポップ。そのまま雑誌のページを飾れそう。
シャガールの大きさ、赤・青・黄の色使いにも圧倒される。フェルナン・レジェの山吹色・黒で描かれた道具がなんとも現代的。ウォーホールのマリリンモンローなどなど。

でも、今回の展示よりも、常設の小磯良平、金山平三が実にいいのだ。
小磯の人物、金山の風景。
小磯「少女と猫」塗り残しのある、いい意味でおおざっぱな感じが絵の面白さを伝える。
金山「海岸通り」は小さい作品ながら、バスの停留所を中央に据えて、広い青空とぽっかり浮かんだ雲の構図が臨場感たっぷり。
今回もうひとつ開催されていた山村幸則『手ヂカラ 目ヂカラ 心のチカラ』
アイマスクを付けて(要するに目が見えない状態)作品を手探りで「鑑賞」するのだが、これがなかなか面白いのだ。この写真は僕がミロのアイマスクをかけているところ。
作品まで係員が誘導してくれて、そこからは手探りしながら進んでいく。
ビニールと布の手触りの作品は、高くなったり低くなったりうねうねと大きく曲線を描いているらしいことはわかるのだが、何しろ全体がわからないのがとても不安。
ところどころにブロンズの作品が手に触れる。これも手探りで、どんな形状をしているのかつかもうとするのだけど、さっぱりわからない。
最後にアイマスクをはずして作品の全貌を見せてくれる。
はは~ん、こんなになっていたのか。ブロンズ像はこれかってわかる仕組み。
なにより面白いのは、僕のあとから入ってきた人がまだアイマスクをつけてヨタヨタ歩いている姿。
さっきまで自分もあんな姿だったのだなと想像すると笑える。

Sunday, September 09, 2007

椎名 誠さん講演会

椎名さんの講演「地球・環境問題を考える」へカミさんと参加。
八幡市職員労働組合主催の企画、無料抽選で当選したもの。

タイトルは大仰だけど中身はとてもわかりやすい。
世界の中で日本がいかに恵まれていて、特殊な状況であること。そのために国民の(本音の)危機感が希薄なこと。
日本は全国津々浦々どんな僻地であっても、蛇口をひねると「飲める」水がでる。これが当たり前だと思っている。日本は(石油のような)資源が少ない国であるとの認識が一般的だが、実は、この小さい国土の中に多数の川を保有していて、しかも北(稚内)では流氷が、南(沖縄)には珊瑚礁があるような「恵まれた」国は他に類を見ない。位置するポジションが絶妙なんだね。四季をもち、山や森林も持っている。こんな資産がいま、どんどん枯渇していることを、世界の各地と比較しながら静かに話してくれる。

最後に、いま世界で一番(環境的に)危険な国は、中国(モラルが最低)と米国(全世界で戦争を仕掛けている張本人)であることを説明。
中国で列車に乗ると、窓からぽいぽいゴミを捨てる。ややこしいゴミを持っている人は「捨てるために」列車に乗るのだとか(ホントか?)こんな国でオリンピック開催してダイジョウブか?

90分があっという間、とてもいい講演だったのだ。

Saturday, September 08, 2007

ニュー iPod

iPodの新しいラインナップが発表された。
ついにでたか、iPod touch。iPhoneが発表されたときに、これはすごいなと思ったのだけど意外なかたち(電話機能を省いた)で早々に日本でも発売になったわけ。
なにがすごいかというと、インターフェイスがすごい。なかみのハードや機能にはいろいろと不満もあるけど、操作性やそのデザインは購買意欲を刺激するに十分である。
じゃあ買うかと言われると、不満のある他の仕様がそれを躊躇させる。一番の不満は記憶容量の少なさ。いま16GBは少なすぎ。僕の持っている第2世代(2003年購入)が40GBなので、これよりも減ってしまう。ハードディスクとメモリの違いはあるのだけど、ん~やはり少ない。
でも操作したら楽しいだろうなあ。悩みの日々が続きそう。