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Monday, September 22, 2008

最近聞いたCDから

なんと言ってもこの1枚。
ラッキー・オールド・サン(DVD付)
That Lucky Old Sun / Brian Wilson
老いてますますアグレッシブなブライアン。ファンであることを差し引いても素晴らしい出来。
曲、アレンジ、コーラス、演奏と見事な融合。これぞポップミュージックという楽しさに満ちた傑作アルバム。
DVDで見られる録音風景でも、若いミュージシャンに的確な指示をして、それに応えるミュージシャン。みんなが彼を尊敬していることが感じられて、こんな現場だからこそいいものが生まれるのだ、ということがよくわかる。

EXIT
EXIT / トクマルシューゴ
続いて、日本の若いミュージシャンの最新アルバム。
友人に紹介されて聞いたが、ぶっとんだ。
まず耳に残るのが、アレンジの斬新さ。アイデアに満ちあふれている。
アコースティックな音を中心においた、楽しく驚きに満ちた音楽の創造。
日本人も負けてないよ。
まだまだ引き出しが多そうな人なので、今後の展開も楽しみ。
10月、京都ボロフェスタに参加予定。
さっそくチケットを予約した。

I, Flathead
I , Flathead / Ry Cooder
再びロック界の重鎮、ライ・クーダーの最新作。
このところ精力的に新作を発表している。
どれも甲乙つけがたい良盤だが、ここ数年の中では、ボクはこれが一番好き。
どの曲も小さな編成で、たっぷりとライの歌とギターが堪能できる。
ジャケットの写真もなんだか奇妙な古くささたっぷりな近未来的?さが印象的。
これぞアメリカンロックと喝采を送れる1枚。

Tuesday, September 16, 2008

サントリー・ミュージアム~大阪市立美術館

三連休の中日、土曜日は久々に夏の日差しが戻った好天であった。
大阪天保山のサントリーミュージアムでは「ディック・ブルーナ展」
ちょうど会期を子どもの夏休みに合わせてあり、キャラクタもなじみのあるミッフィーちゃんの作家でもあって、子ども向けのプログラムとなっていた。
ペイパーバックのデザインがなかなか楽しい。スパイ小説のキャラクタでは舞台となる場所に応じたデザインとなっている。ロシアが舞台の巻では、コザックダンスを踊っているし。
あれだけの少ない線で表現する工夫が素晴らしい。

会場の外では、海遊館への長蛇の列。
うひゃ、入場60分待ち。
連休だしなあ。それを横目で見ながら、昼間からビールをごくり。
子ども連れのお父さんは、大汗かきながらファーストフードとジュースで昼食。
すみませんねえ。

地下鉄御堂筋線に乗って、天王寺公園へ。
数年前に来たときとだいぶ様子が変わっている。公園に入るだけで入場料をとられる。以前はちがったように記憶しているのだがどうだったか?
公園内の美術館では「佐伯祐三展」
意気揚々とパリへ乗り込んだ佐伯は、いきなりヴラマンクに説教をされて(人まねで個性がないとか、弱いとか)非常に落胆する
。そのときに書いた自画像が、そのまんま表している。
顔は塗りつぶされ、絵筆とパレットを持つ手は力なく垂れ下がり呆然とたちすくむ。
よくこんな絵を描いたなあと思うぐらい。
それを契機にがらりと作風がかわる。重厚で暗い色調、それがパリのカフェにつながっていくんだね。
こうして見ると作風の変化がわかりやすい。
それにしても亡くなったのは30才だったんですね。

Sunday, September 07, 2008

京都音博2008

9/6の京都音博は感動的なコンサートだった。
出演者がボクの好みであったのがよかったのもあるが、昨年の第1回での反省点がしっかり修正されていたのに感心した。
このまま根付いて欲しい、一観客として協力していきたい。
この写真は会場1時間前のフードコート、物販前のものだが、閑散としているこの場所が30分後には人でごった返すことになる。
会場が家からだとドアツードアでも40分あまりで到着できる。かなり早めについて付近をぶらぶらしていた。
今回オープニングアクトを任されたのは、浜松・海の星高等学校吹奏楽部。彼らがフードコート奥の場所に観光バスで到着しており、練習している。
コンサート詳細はこちら(長文です)
ビン・缶類持ち込みが禁止されているので、缶ビールが持ち込めない。(昨年は持ち込めた)
苦肉の策が、このペットボトルのビール
あるんだねえ、世界には。コンサートに一緒に行った連れが探してきてネットで購入した。ボクは会場で初めて飲んだが、おいしい。全く普通のビールである。見た目はビンそのものだが、ペットボトルなので押さえるとペコペコ。
会場内のゴミステーションでペットボトルの分別箱に捨てる前に、ペコペコしてガラスでないことを説明。スタッフの方も不思議そうな顔で見ていた。
終演は夜の7時なので、そのあと京都駅のビックカメラと三省堂の寄ってから、西大路の飲み屋・味泉へ。
おいしい地鶏、水なすをいただきビールを2杯。
向日町からはまだバスの最終便があったので、タクシー代払うことなく帰れた。これもフェスが早く終わったから。