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Monday, March 22, 2010

カーネーション

20年以上前に、ムーンライダーズの鈴木慶一が若い音楽家を集めてコンピレーションアルバムを発表した。
その中でひと際印象的なのが直枝政太郎だった。
静謐さが漂う中、印象的なメロディーを歌っていた。声もかなりいい。
その彼が中心でやっているバンドがカーネーションである。現在はメンバーがかなり抜けてしまって、ベースの太田譲との二人のバンドになってしまった。今回のツアーはゲストにドラマー中原由貴を迎えて、トリオでの演奏である。ドラムの中原由貴は、メインに活動しているタマコウォルズの他に、ギタリスト青山陽一といっしょにライブも行っていて、最近かなり注目度が高い。
でカーネーションのライブはとてもロック色の強いものだった。装飾をそぎ落としてシンプルに「生」感を全面に押し出している。膨大なレコードコレクターとしても知られる直枝氏は元々、その経験とセンスを生かした緻密さと繊細なアレンジで印象的なメロディーを聞かせるスタイルだとボクは認識しているのだが、ライブでは彼がルーツに持っているロックスピリットをさらけ出した感じなのだろう。ライブを見てみないとわからないことだ。中原由貴もシンプルながら、確かでガッツリした叩き方が頼もしくってかっこいいのだ。
ちなみに中原由貴は女性ですね。

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