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Monday, July 30, 2007

NZ紀行(その4)

カフェのあと、大聖堂へ行って雨と寒さをしのぐ。しばらくすると雨も小降りになったので、塔をのぼってみることにする。
教会のパンフレットを$4で買うと、塔への入場料が$2ディスカウントされて、$4→2になる。
あれ?最初から$4で入場料払ったほうが安くないか?
いやいや$4は教会への寄付の意味もあるわけだし。と自分を納得させて、塔へ入場。
これがキツイ。
甘くみてたがかなりキツイ。
階段がものすごく半径の小さならせん階段なのがさらにキツイ。
目が回る。
足がつる。
へろへろになりながら100数十段をのぼりきりテラスへでてみると、いやーいい眺め。
気持ちいイイ。(この写真)
シャッターをたのめる人がいないので、セルフタイマーで写真を撮った。
ここで旅行直前に購入したgorillapodが役に立つ。金網に足を巻き付けて固定して、シャッターON。

大聖堂横の水族館で不思議鳥キーウィを見た。
夜行性なので部屋はかなり暗くしてあったので、正確には鳥の影を見た。でしょうか。
思ったよりも小さな鳥だけど、鳴き声はかなりの大音量、それに驚いた。

このあとトラムに乗って、アートセンターへ。トラムは、そうとは知らずに昨日2日乗り放題券を買ったので、ちょっとでも元をとろうケチ根性で乗ったと言えなくもない。歩いても近いし。

日曜日は屋台や大道芸がでていてとてもにぎわっていたこの場所も、月曜日は閑散としている。
ひっそりとたたずむアートの館。このなかの本屋で2冊購入。
屋台が出ていれば、昨日食べてみたいと思っていたホットドッグを買いたかったが、ないので1階のカフェで昼食。
今度は最初からミルク入りのコーヒーをオーダーした。

ぶらぶらしながら大聖堂へもどる途中で、これも気になっていたアートギャラリーへ寄ってみた。
この建物の造りが六本木にオープンした国立新美術館にとても似ている気がする。
あそこまで凝ってはいないけど、外面の曲面の感じやエントランスを入った感じが似ているな。
中の展示室は無料なのでぶらぶら眺めていたら、娘から携帯に電話が入る。
(娘がたまたま2台持っていたので今日だけ1台借りていた)
待ち合わせ場所を決めて、またまた大聖堂へ戻る。ここは振り出しみたいな場所だなあ、クライストチャーチのへそ。

昨日とは違うショッピングモールへバスで移動。$2.5。結局なにも買わずに戻ることにする。
ぎりぎり2時間以内にシティへ戻れたので、レシートみせて復路は無料。
(この意味はNZ紀行(その2)をご覧ください)
このシステム使えるじゃん。

娘と二人今日はバスに乗ってホストの家に向かう。2日続けての訪問はちょっとずずうしいかとも思ったけど、あまりにいい人なのでそれに甘えてしまったのと、先方はそんなに気を使うわけでもないので、こちらも自然にしたほうがよかろうと、そいうことで。
食事も(たぶん)普段通りっぽいし(量は多めに作っているとは思うけど)、はりきってもてなし料理を作らないので、かえってこちらも気楽に接することができる。
家に行くと、ピーターはどこかに行っていないし(月曜はいつもそうらしい。これも普段の生活のまま)
逆の立場だと、絶対張り切るし用事は断って早く帰るよね、まちがいなく。
いろいろ学ばせてもらうことが多い、親子ともども。
楽しいひとときを過ごして、いよいよ別れのときがくる。
家の前でピーターを別れのハグをして、「日本で待ってるよ、ぜひ来てね」
ホテルまでケイトに送ってもらってハグ。「娘をよろしく」と。
娘とも(日本じゃできない)ハグをして「あと4ヶ月だけど元気で帰ってきてね」
「明日のオークランドがおとうさん(の語学力じゃ)超心配」
とうれしいような恥ずかしいようなことを言ってくれるじゃないの。
それだけ娘が成長したのと、こっちが年とったってことなのか。
いずれにしろ大感激の一日であった。

NZ紀行(その3)

昨晩夜半より降り出した雨は、どんどん激しくなり、不安を抱きつつ寝たのだが、朝7時に目覚めてカーテンをあけると、あちゃあまだ降っている。
午前中はひとりでぶらぶらしないといけないし、雨だし、いまいちのらずにぐずぐず支度をして8時半頃ホテルを出発。
近くのカフェに入り朝食。meat cheese pie がおいしそうに見えたので、それとコーヒーをおねえさんにオーダー。
ところがおねえさん、なんだか尋ねてくる。
「テイクアウト」
と聞こえた(気がした)ので、「no, i have it here」
と応対、おっ出だし好調。
さらに「xxxxx?」と聞いたので、勘で
はは〜ん、カップの大きさを聞いてきたのだなと判断して
「small one please」と言うと、「いや、そうじゃなくてxxxxx?」
「いや、そうじゃなくて」 の部分は顔付きからそのように判断したのだが、そのあとが何を言っているのかさっぱりわからない。
ならば「ポテトもごいっしょにいかがですか?」しかないなと思い、「no thank you」と返した。
おねえさんはそれで納得したようで、準備にかかり始めた。
うん、これで正解だなと安堵して席についてできるのを待つことにした。
そのとき、突然質問の意味がわかった。
「ミルクはいれるのですか?」と聞いていたのだ。そういや「ミウク」と言ってたな。
ん〜、精進が足りない、その通りだ。
がんばります。
カフェの話だけで終わってしまった、すまん。写真はそのカフェ。

NZ紀行(その2)

ホスト宅でのティータイムの後午前11時頃に、宿泊するホテルまで送ってもらい、仮のチェックインを済ませる。
娘といっしょに町をぶらぶら。
大聖堂、カンタベリー博物館、公園、トラムなど。
一通り町の名所はなぞる。昼食はアートセンターの屋台でケバブ。
これがまた、量が多い。
街の中はさすがに寒いので人通りは少ない様子。

ここから、観光地ばかりでは面白くないので普通の店を娘に案内してもらうことにした。
まずは、本屋へ。
入ったチェーン店の本屋は、中に文房具なども置いていて見ていてディスプレイも見やすくていい感じ。
こちらでは本が、バーゲンセールの下着のようにカートにがさっと投げ込まれて何冊20$!みたいに売られていてびっくり。
本の表紙なんて傷んじゃってるけど、安くで読めりゃいいじゃんみたいな。
新刊は日本よりも若干高い印象。話題のハリーポッター最終刊が30$(約3000円弱)
それではニュージーランドの雑誌でも買おうと、ぱらぱら見ていると、価格がユーロで表示されているものがある。なるほど、すべてが自国で作成しなくても、同じ言語圏であれば、問題なく販売できる。英国編集のものあって、コンサート情報に場所:Londonと書かれているものも平気で売っている。ニュージーランドでロンドンの情報をもらっても仕方ないが。
3冊ほど雑誌を購入。
続いてバスに乗ってモールへ行く。

クライストチャーチで鉄道といえば長距離のことで、近郊での移動はバスしかない。
こちらのバスは面白くて、例えばモールまで行くのに$2.5前乗車先払いで払うとレシートくれる。2時間以内に戻ってくる場合は、このレシートを見せれば無料になる。(まあ、モールに行って2時間で戻るのは現実的ではないが)

クライストチャーチでも、商業施設の郊外大型化が進み、車で来てそこで一日過ごすというスタイルの店が増えているらしい。食料品、雑貨、衣類、電気製品、食堂、映画館などが揃っている。規模はかなり大きい。
入った食料品売り場は倉庫のような作りで、大容量が安価に手に入れられる。野菜などすべてキロ売りで、現在野菜価格高騰中の日本から考えると驚くほど安い。肉も大きな塊販売でこれが安い。
乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)は種類も量も豊富。
ホストのお宅にも巨大フリーザにアイスクリームがどっさり在庫されていた。

ニュージーランドの街中を歩いたり、このモールの中でもよく見かけるのが「sushi」の看板。寿司のテイクアウトの店なのだが、こちらのsushiはほとんどが巻きずしのことである。巻いている中身はサーモンやツナなどの他にアボガドとかもあるらしい。

夕方になったので、娘の携帯でホストへ連絡。車で5分ほどのモールまで迎えに来てもらい、自宅でディナをご馳走になる。
チキンのグリルとマッシュポテト(量が泣きそうなくらい多い。もちろんうれし泣き)野菜(ニンジン、名前は失念したが見た目は白いニンジン、カボチャの付け合わせ)1プレートにすべて乗っているシンプルなものだが、とてもおいしい。感謝!=ほんとにうれし泣き。
せめてもの恩返しに、iBookでskypeをしたいとのことで、セッティングをお手伝い。
webカメラもつないでOK。
またホテルまで車で送ってもらい就寝。

Sunday, July 29, 2007

NZ紀行(その1)


会社の夏休みを利用して、ニュージーランド留学中の娘に会いに急遽NZへ旅立つことになった。7月28日 関空18:30出発のNZ098便にてクライストチャーチを目指す。定刻通り順調なフライトを終えてクライストチャーチへ降り立つ。
関空から約11時間30分、結構長旅である。
日本は梅雨も明けつつあり盛夏だが、南半球のこちらはまったく逆の季節なので冬である。
暑い日本から避暑気分でいけるなと思っていたが、避暑はしたが避寒したくなるぐらい寒い。
セータにジャンバーを着ても寒し。

空港のゲートから出ると、娘とそのホストマザー、娘のクラスメイトや学校の先生二人から熱烈な歓迎で迎えられた。
これって、成田に降りた来日スターの気分?
実は、たまたま日本で通っている高校の先生が同じフライトで、NZの生徒を激励に訪れたのと重なっただけのことで、僕が歓迎されたわけではなかった。(←当たり前)
皆さんと挨拶を済ませ、ホストマザーが運転するTOYOTA HILUXにて自宅へ。
ホストの自宅は2階建ての広大なお宅。ここで娘をいれて4人で生活している。人口密度低いわ。
ケイト(ホストマザー)がお茶の準備をしてもらっているところへピーター(ファーザー)が帰宅。どちらもたいへん気さくで見るからにいい人。
この人たちがホストでよかった。
まずは一安心。娘ともジョークを言いながらホントにうまく接してくれている。

ところが、
彼らが言っていることが全くわからない。

1回でわかることは皆無で、何度聞いても理解できないことがたくさんある。
ショックである。
この1年結構リスニングを中心に英語の勉強をしてきたつもりである。
その自身がガラガラとくずれてしまった。
しかし娘はわかるようで、間にたって通訳してくれる。
メイクをマイク、トゥデイをトゥダイと発音するのは有名だが、それ以外にもどうも訛りっぽいのがあるようだ。
その日の最後の方で話をしていたら、ほんの少しだけわかる単語もでてきた。
まだまだ精進しないといけないということなのだろう。

Sunday, July 22, 2007

京都市美術館

京都市美術館『 フィラデルフィア美術館展 』鑑賞。
名前を聞くと誰でも知っている有名画家の絵が多数展示されていて、見ていてとても楽しい。館自体がやや狭いので、ゆったりという感じではないが、予想よりは空いていて、割と自分の見たいペースで見ることができた。モネ、マネ、ドガなどの印象派画家のコーナー(入り口近く)が断然人気が高くて、この部屋だけはゆっくりとはしていられない。
僕も印象派は好きだ。近くで見ると、筆でシュシュと書いているだけなのに、ある距離離れてみると、とたんに風景や素材感がばしっと自分の感覚と合う瞬間がくるのがわかる。それが快感。
僕は特に、水面が好き。特にモネの描く水面はいつもすごいと思う。よくこんな風にとらえることができるなあ、と思ってしまう。

Sunday, July 15, 2007

祇園祭と舞妓はん

近畿地方を台風が過ぎ去り、ようやく青空が見え始めた頃の、長刀鉾の様子。
これは四条通が歩行者天国になる直前の5時半頃に撮影した写真。
人出がぐんぐんと増してきて、歩くのにもかなりのストレスを感じる。保存会の皆さんもほっと胸をなで下ろしたことでしょう。明日の宵山はかなりの人出になりそう。

この写真を撮る前、久々にカミさんと映画を見に行った。
それは、
『 舞妓Haaaan!!! 』
笑えます。
かなり面白い。
客席も満員、映画終わって出てきたらロビーにも次の上映待ちでさらに長蛇の列。
京都が舞台で、なじみのある知ってる場所がばんばんでてくるので、さらに楽しい。
カップ麺会社に勤める舞妓オタクの男(阿部サダヲ)が、御茶屋遊びがしたい一心で仕事に燃える。
それがなんだかとんとん拍子にことが運んだり、思わぬ邪魔をされたり。話はどんどん荒唐無稽の展開へ突き進む。とにかく娯楽に徹したお馬鹿映画だけど、説教や説明臭さがなくて、それがいいのだ。
もう上映終盤かもしれないので、未見のかたはぜひこの機会にどうぞ。
損はしません。

Sunday, July 08, 2007

本の表紙

僕は本を読むとき、たいていブックカバー(本屋で付けてくれるヤツ)を付けない。
レコードジャケットでもそうだけど、中身を鑑賞するときパッケージもあわせて眺めていたいのだ。これを今読んでいる、聞いているっていうことがイメージとして一体になっているから。(一体にしておきたいから)
で、これ『話しことばの花束』(好本惠 著)
この本に身内が若干関わっているのだけど、ぜひ読むときには表紙も眺めながら読んで欲しい。絵織物を写真撮影してそれを表紙に使っているのだけど、これがとてもきれいである。(←身内バカ?)
中身についてはこちら

一部言葉を修正しました(2007.7.9)

Friday, July 06, 2007

デジカメ

僕のCANONのデジカメが最近調子が悪い。
そろそろ買い換えてもいいかなと思って、店に見に行った。
いろいろみて思ったのだが、最近のコンパクトタイプはファインダーが付いていないのがほとんどである。液晶の画面を見ながらシャッターを押すのである。
これは困る。
普段は近眼の眼鏡をかけているので、ファインダーだと問題なく見ることができるのだが、液晶画面は近いので(老眼でもあるから)見えない。
ぼける。
そのたびに眼鏡を外すか、ずらさないといけない。
唯一ファインダーが付いているのが、CANONのixyぐらい。あとはほぼ絶滅。
(ファインダーのような)余計なものをとっぱらって、コストを下げて、液晶画面を最大限大きくした方がいいのだろう。
「きみまろズーム」で売っているPanasonicのモデルも液晶しか付いてない。きみまろさん、ホントにそれで見えてますか?
このあたりメーカはどう考えているのだろう。