2005年のフジロックでビーチ・ボーイズを見た。
この時もうすでにメンバーはかなりの高齢であり、日本に来るのは最後だと思った。
しかし、なんと2012年の今年、彼らは帰ってきた!!
しかも、今回はブライアン・ウィルソンが数十年ぶりにグループに復帰したのだ。
主メンバーは70歳をこえつつある。
デビュー50周年(!)のワールドツアー敢行中である。
驚いた、見に行かないわけにはいかん。
8/17 大阪市中央体育館会場へやってきた。
初めての会場である。席はアリーナの前後中央位置やや後ろのかなり右端。
客層はとても幅広くて、年配者も若者にも愛されていることが彼らの50年間のキャリアを物語る。
今回のツアーは「名前のない馬」でヒットを飛ばしたアメリカが前座を務める。
彼らのアコースティックギターとハーモニーのアンサンブルは健在である。
音もクリアで、硬めのベース音も気持ちよく聞こえる。
約1時間の演奏を終えて、30分の休憩。
そして午後8時半
会場が暗くなり歓声が上がる中、メンバーが登場。
さらに会場の興奮度はあがり、総立ち(少なくともアリーナ席は)
すぐに演奏は始まり、1曲めは「Do It Again」
ここからすでにアンコールのような、ヒット曲を次々に繰り出す。
曲が短くて、メドレーのように途切れずに演奏されると、こちらもついコーラスを口ずさんでしまう。
ワンパターンと侮る無かれ、曲のよさとあの独特のハーモニーを聞いたら心躍るのだ。
何度聞いても聞くたびに常にわくわく感が心にわいてくるのがすごいことだと思う。
ステージ後方の映像は、曲にちなんだ映像が映し出される。
この映像も楽しかったが、正直言うとステージまで遠い人のために、演奏中のアップ映像を映して欲しかったな。
途中で亡くなったデニスとカールの歌う映像と演奏をシンクロさせる演出。
カールが歌う「God Only Knows」で泣けてきた。
楽しい時はすぐに過ぎる。
1時間40分ほどだろうか、マイク・ラブを筆頭にステージの彼らも元気。
ブライアンはちょっとお疲れ気味に見えたが、歌声はしっかり聞けた。
特に「英雄と悪漢 〜 Smile」メドレーは良かった、感動した。
帰りの電車待ちの列で、若者が「良かったよね。さすがだね、ほんと楽しかった」
という言葉をたくさん聞いた。
そうでしょう?、我が事ののようにうれしかった。
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Saturday, August 18, 2012
Tuesday, August 07, 2012
映画『はじまりの記憶 杉本博司』
会社の同僚(若い女性)と、最近の面白そうなことを話していた時に
「現代アート作家の杉本博司って知ってる?」(ボク)
「知ってる!その人の写真大好きです!」(彼女)
なんて、かなりハートマーク付きの返事が返ってきたのである。
実はボクは知らなかった。
ムムム、ちょっと悔しい。
で、この映画のことを話すと
「絶対見に行く!」
とのこと。
すぐに図書館で杉本さんの著作を予約(図書館ってとこがセコイが、高いんですよ...)
立て続けに3冊を読む。
骨董商をしていたこともあり、写真を活動の中心にしているがかなり広範囲な活動をしている作家であると、輪郭はおおよそわかってきた(つもり)
8/4〜 十三と京都で公開されるのだが、1週間で終映である。
しかも、8/5はそれぞれで杉本さんと監督の中村佑子さんのトークショーがあるという。
これは行かないわけにはいかない。会社も夏季休暇中であるしタイミングがいい。
上映時間が早い十三(第七藝術劇場)へ行くことにした。
整理券は9:30頃から配布なのだが、果たしてどれぐらい混むのかまったく予想がつかない。
数年前に京都シネマで原田知世と永瀬正敏の舞台挨拶があったとき、9時頃に行ったら、もう結構並んでたな。
あまり参考にはならんが。
で、9:30頃に現地へ到着。
10番目ぐらいで、2列目のセンター席を確保!(にわかファンなのにいい席とってすんません)
上映が13:30〜なので、梅田にでて茶屋町のジュンク丸善書店 〜 Loft をうろうろして時間をつぶす。
映画館に戻ってみると、立ち見席もでている。
ああ、やっぱり好きな人は多いのだなあ、よかった早めに動いて。
映画を見ると、本で読むよりもわかりやすい。
古と今をつなぐアート。
常に新しいことを探し、それを極めて昇華していく。
はっきり言って、いいのかどうかわからないところもあるのだが、以前よりは関心はかなり高まっている。
現代アートについては関心をもつことがまず第一歩だと思う。
高電圧のスパークをそのままフィルムに焼き付ける作品は面白い。
毛細血管か植物の根っこのような有機物にしか見えない。
上映後に行われた杉本さんと中村監督の対談も面白かった。
欧米と日本のドキュメンタリーの作り方の違い、日本のアートは平安時代で終わっている?、これからの活動計画(めちゃくちゃ精力的である)などなど、とても興味深い話だった。時間は短かったけど印象はとても大きい。
いろいろなところに刺激を受けた一日だった。
「現代アート作家の杉本博司って知ってる?」(ボク)
「知ってる!その人の写真大好きです!」(彼女)
なんて、かなりハートマーク付きの返事が返ってきたのである。
実はボクは知らなかった。
ムムム、ちょっと悔しい。
で、この映画のことを話すと
「絶対見に行く!」
とのこと。
すぐに図書館で杉本さんの著作を予約(図書館ってとこがセコイが、高いんですよ...)
立て続けに3冊を読む。
骨董商をしていたこともあり、写真を活動の中心にしているがかなり広範囲な活動をしている作家であると、輪郭はおおよそわかってきた(つもり)
8/4〜 十三と京都で公開されるのだが、1週間で終映である。
しかも、8/5はそれぞれで杉本さんと監督の中村佑子さんのトークショーがあるという。
これは行かないわけにはいかない。会社も夏季休暇中であるしタイミングがいい。
上映時間が早い十三(第七藝術劇場)へ行くことにした。
整理券は9:30頃から配布なのだが、果たしてどれぐらい混むのかまったく予想がつかない。
数年前に京都シネマで原田知世と永瀬正敏の舞台挨拶があったとき、9時頃に行ったら、もう結構並んでたな。
あまり参考にはならんが。
で、9:30頃に現地へ到着。
10番目ぐらいで、2列目のセンター席を確保!(にわかファンなのにいい席とってすんません)
上映が13:30〜なので、梅田にでて茶屋町のジュンク丸善書店 〜 Loft をうろうろして時間をつぶす。
映画館に戻ってみると、立ち見席もでている。
ああ、やっぱり好きな人は多いのだなあ、よかった早めに動いて。
映画を見ると、本で読むよりもわかりやすい。
古と今をつなぐアート。
常に新しいことを探し、それを極めて昇華していく。
はっきり言って、いいのかどうかわからないところもあるのだが、以前よりは関心はかなり高まっている。
現代アートについては関心をもつことがまず第一歩だと思う。
高電圧のスパークをそのままフィルムに焼き付ける作品は面白い。
毛細血管か植物の根っこのような有機物にしか見えない。
上映後に行われた杉本さんと中村監督の対談も面白かった。
欧米と日本のドキュメンタリーの作り方の違い、日本のアートは平安時代で終わっている?、これからの活動計画(めちゃくちゃ精力的である)などなど、とても興味深い話だった。時間は短かったけど印象はとても大きい。
いろいろなところに刺激を受けた一日だった。
Wednesday, August 01, 2012
神戸二日目・草むしり
神戸に実家には小さいが庭がある。
そこの草木が伸びてきたので、ちょっとすっきりさせたい。
連日の猛暑なので、やるなら早朝しかない。
朝は5時半に起床(最近は自然に目が覚める)して、オリンピックの結果を確認して朝飯食べて6時から作業開始。
ここで大敵は野バラである。
枝に超鋭い棘があるのだ。
下手に枝を握ると、叫びたいほど痛い。
枝切り鋏で、ちょんちょん枝を切って、その枝を草でくるんでビニール袋へ投入。
細心の注意を払っての作業である。
それでも、あとで見たら、2箇所に棘が刺さったままだった。
(消毒のため)焼いたまち針でほじくりだしたよ。
2時間の作業で、大きいビニール袋6袋分。
朝でも大汗をかいたので即効でシャワーをあびたら、どっと疲れがでてうとうと眠くなった。
草木ってこれだけ手間かけて刈っても、すぐに伸びてくるんだよな。
生命ってすごいね。
そこの草木が伸びてきたので、ちょっとすっきりさせたい。
連日の猛暑なので、やるなら早朝しかない。
朝は5時半に起床(最近は自然に目が覚める)して、オリンピックの結果を確認して朝飯食べて6時から作業開始。
ここで大敵は野バラである。
枝に超鋭い棘があるのだ。
下手に枝を握ると、叫びたいほど痛い。
枝切り鋏で、ちょんちょん枝を切って、その枝を草でくるんでビニール袋へ投入。
細心の注意を払っての作業である。
それでも、あとで見たら、2箇所に棘が刺さったままだった。
(消毒のため)焼いたまち針でほじくりだしたよ。
2時間の作業で、大きいビニール袋6袋分。
朝でも大汗をかいたので即効でシャワーをあびたら、どっと疲れがでてうとうと眠くなった。
草木ってこれだけ手間かけて刈っても、すぐに伸びてくるんだよな。
生命ってすごいね。
神戸続き
初日に兵庫県立美術館へ行ったあと、すごく久しぶりに神戸元町あたりを散歩した。
元町通にある海文堂書店は、海事関係の書籍や海図などを扱っている書店で、海の仕事をしていた父もよくお世話になった書店である。
ここはサブカル系の本も割りと置いてあって、ボクも好きな本屋である。
二階には古書店もあるのだ。
ブックカバーも、全然昔から変わってないけど好きだなあ。
メガ書店もいいけど、こういう個性ある本屋さんいいですね。
ところが、着いて15分ぐらいしたら「まもなく営業は終わり」との館内放送が聞こえてきた。
7時で閉店なのですね。
知らなかった。
もうちょっと見たかったなあ(結局2日後にもう一度来ました)
購入したのは
『詭弁論理学』(中公新書)
『季刊メタポゾン』(寿郎社発行の文芸誌。札幌の出版社ですね)
元町通にある海文堂書店は、海事関係の書籍や海図などを扱っている書店で、海の仕事をしていた父もよくお世話になった書店である。
ここはサブカル系の本も割りと置いてあって、ボクも好きな本屋である。
二階には古書店もあるのだ。
ブックカバーも、全然昔から変わってないけど好きだなあ。
メガ書店もいいけど、こういう個性ある本屋さんいいですね。
ところが、着いて15分ぐらいしたら「まもなく営業は終わり」との館内放送が聞こえてきた。
7時で閉店なのですね。
知らなかった。
もうちょっと見たかったなあ(結局2日後にもう一度来ました)
購入したのは
『詭弁論理学』(中公新書)
『季刊メタポゾン』(寿郎社発行の文芸誌。札幌の出版社ですね)