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Wednesday, December 30, 2009

2009年

もそろそろ終わりである。今日は12月30日。
いつものように、今年をざっと振り返ってみると
本は約60冊読んでいた。
いつもより少し多かったかな。
印象に残っているのは、『キングの死』(ジョン・ハート)前半のやや退屈なシーンをがまんして越えれば、あとは一気に最後まで突っ走る。物語と構成がすばらしいミステリー。
あとは、一連の豊島ミホ作品と山本幸久作品。豊島作品は5冊も読んでいる。一方の山本作品は2作品。あれ?2冊だけか。
『ある日アヒルバス』は去年の年末に読んでいたから今年のカウントに入っていなかった。
痛みを描く豊島、ほのぼのした山本、どちらも最後でぐっとくる。
小説以外では、久しぶりの鈴木孝夫2冊と水村美苗『日本語が亡びるとき』、月本洋『日本語は論理的である』など日本語に関わる評論が偶然?にも多かった。そうそう、これも読んでいた「変わる方言動く標準語』井上史雄
ひと言でいうと「アイデンティティは言語から」(←まとめすぎ?)

CDは45枚ほど購入。
これは東京出張で安い中古品を大量に買ったのが大きい。新譜は数える程しかないはず。
新譜では、あいかわらずクオリティの高い空気公団、カーネーション、老いて益々盛んなムーンライダーズが良かった。
海外ではキャロル・キングの再来と言われる、ダイアン・バーチが瑞々しくて爽やか。
旧譜では、相変わらずカンタベリー系をたくさん購入。70年代のジャズロックとポップの狭間での揺れ具合が聞いていて楽しい。
ジャズではベイシー、エリントンをたくさん聞いた。アンサンブルとソロ両方が楽しめるのでビッグバンドは楽しい。

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