詳しくはリンク先を読んで下さい。
自分の場合、ほとんど再読すら珍しいのだが、さらに再々読ってあるだろうかと振り返ってみた。
まずは再読したものを思い出してみると
宮下奈都『よろこびの歌』
(再読時もおなじ箇所で感動して涙ぐんだ )
宮下奈都『遠くの声に耳を澄ませて』
(短篇集なので数編のみ再読したが、同じく感動した)
G.K.チェスタトン『ブラウン神父の童心』
(ビンテージミステリーの短篇集。ミステリーでもトリックがどうのっていうのではないので面白かった)
柚木麻子『終点のあの子』
(連作短編集。再読でも面白かった)
ほかにもあるだろうけど、いまぱっと思い出せたのはこれぐらい。
全部短篇集ではないか。
いつでもやめられる気楽さからだと思う。
そう思って読み始めたら、面白くって一冊再読了というパターンだと思う。
さて三回以上再読したものがあるか?
思い出してみよう。
.....
.....
あっ、思い出しました。
鈴木孝夫『ことばと文化』
確実に三回以上読んでるな。
高校時代に、大学受験の過去問として、一部を読んだのがきっかけだったと思う。
で、新書を買って読んだらこれがめちゃくちゃ面白かったので、すぐに再読。
そこから、鈴木孝夫氏の著作をがんがん読みだして、その途中でこの本を再々読しているはず。
やっぱり最初に読んだこれが一番面白い。
特に好きなのが
日本人は家族の中で、両親が自分を呼ぶ一人称が「おとうさん」「おかあさん」って一般的なことだけど、その他の言語ではないらしい。(同じように、祖母は孫に向かって「おばあちゃんが買ってあげるからね」と、自分が自分を「おばあちゃん」と呼ぶ)
英語だと、どういうシチュエーションであっても、通常「I」しかない。
それがどういう理屈で成り立っているか、ということを説明する箇所。
なんど読んでも目からウロコが落ちる(←バカ?内容を忘れているのか)
豊島ミホさんの定義では、漫画の場合は六回再読が小説の三回再読に相当する、ということなので
これに当てはまるのは、(思い出せる範囲では)
水木しげる『墓場の鬼太郎(家にあるだけ)』
手塚治虫『白いパイロット(全2巻)』
井上雄彦『スラムダンク(全31巻)』
ぐらいかな。
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