今日は晴天でしかも暖かないちにち。
次女は学校、のこり3名で四条へぶらり。
いっしょに昼食してから資格の大原学園へ。簿記検定を長女が受験予定なので講習会のガイダンスを聞きに寄った。
なかなか大変だ。
そのあと僕だけ別行動、本屋へ向かう。
少し前にオープンした四条河原町交差点のブックファースト。
最近はここが「僕の好きな本屋」第2位に浮上している。ちなみに1位は京都駅三省堂書店。
ブックファーストはビルの4つの階を占めているのだが、面白いのは階ごとに配置がすべて変えてあること。会計の場所が階でバラバラだし、本棚の配置や見せ方もそれぞれ特徴をだしている。お勧めは6階で、奥に喫茶店がある。
この喫茶店がイイ。
明るい。
コーヒーが300円、しかもおいしい。
お姉さんがきれい。
雑誌を買って、ここで小一時間過ごした。快適です。
同じ階は、アート、音楽、映画、技術系のフロアで、喫茶をでてから、さらに2時間をすごす。
まさに時間を忘れる至福の時。
ここで立ち読みしたもの
山口隆『叱り叱られ』
サンボマスターというバンドの山口が、彼の敬愛する日本を代表する音楽家との対談をする。山下達郎、大瀧詠一、ムッシュかまやつなど。
大瀧詠一との対談をしばし立ち読み。
つっかかる山口に対して、のらりくらりとかわしつつ、するどくパンチを繰り出す大瀧さん。これがなかなか面白い。
「君たちのCDも3秒づつ聞いてきたけど、うるさいね」ここで山口むっとする。
もう1冊は、ジャズ評論家の後藤雅洋の評論集(タイトル失念)。この中で後藤氏は
「CDというものは(収録時間が)長すぎる。60分も同じアーチストのアルバムを聞いていると飽きる」と書いている。
(ウンウンと大きくウナづく)
「LPレコードの場合片面で20分程度。これが集中して聞くのにちょうどよい長さである」
(さらに大きくウナづく)
「だから僕が勧めるのは、LP片面づつを4枚1組で聞く聴き方である」
(ほほ〜、と感心する)
という前置きをして、この4つの組み合わせの妙を楽しむという本題に入っていくのだ。
僕もレコード時代は全くそのとおりの聴き方をしていた。レコードの片面づつをじゃんじゃんとっかえながら聞いていく聞き方。思いっきりジャンルを変えても、僕の場合はOKだし。たしかに、CDになってから、やたらと1枚が長い。ひっくり返さない分さらに長い。時間分目一杯入れようとするのも多いし。どうしても冗長になったり、ボーナストラックだらけになって、結局そういうレア音源は、1回聞いたらしばらく聞かなくてもいいものも多いものだ。前半部分と後半部分で、聞いている密度も差ができているように思う。後半はどうしても聞き流してしまう。便利さを追求しすぎた弊害だな。
結局本屋に約3時間、そのあとJoe's Garageという中古レコード屋に場所を移して2時間。
別行動にしてから、なんの音沙汰もなく帰ってこない父親に、あきれ返った家族であった。
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