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Thursday, May 01, 2008

『さよなら。いつかわかること』

5月1日は映画の日で1000円。
梅田ガーデンシネマで表題のものを見る。
なかなかいい映画だったですね。
もっと感動→号泣な作品かと予想してたのだけど、涙を絞り出すような演出ではなく、クライマックスシーンは割とあっさり。そこが逆に良かった。
ストーリーは、イラク戦争で亡くなった母親の死をどう娘達に伝えるか、っていう映画。
ほんとにそれだけ。
12歳で思春期の悩みも持ち始めた長女、天真爛漫な8歳の次女(だけど実は大きな悩みもかかえている)
その子供たちとうまく向き合えない父親。
大事なことを言い出せないまま、3人は車で遠くの(何日もかけて)テーマパークへ行くことになる。この小旅行の中で、お互いの心の中を知ることに(もちろん観客も)なって、最後には事実を娘達に告げる。
旅のなかでぎくしゃくしている関係や、抱えている悩みがわかってくる過程がいいですね。
父親役はジョン・キューザック、娘二人は映画初出演ということだ。この娘役(特に長女)がいいですね。
不在の母親がわりを努めようとするしっかりさ勝ち気さと、とはいってもまだ子供であることのもろさみたいなものが伝わってくる。

50歳になったので、夫婦二人で映画を見るといつでも2000円なのだ。
年取るといいこともある。

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