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Sunday, November 30, 2008

旧グッゲンハイム邸

チャットモンチーのチケットをどこからか入手してきた後輩のH(最近ライブにはまっている)が、1ヶ月ほど前に
「神戸の洋館でシューゴトクマルのライブあります。チケット予約済みッスから」
と言ってきた。
最近注目しているシューゴトクマルのライブなら、行くにやぶさかではないが、あまりにも手回しが良いではないか。
神戸の塩屋(垂水区)にある、海の見える古い洋館・旧グッゲンハイム邸でのイベントであるという。
その他にも数バンドでるらしい。しかも、洋館の一室でやるのだが、窓は開け放してやるという。
海沿いのこの季節、こりゃ寒いわ。
普段ははかないパッチまではいて重装備で出発。
しかし割と穏やかな気温で、日中開け放していた窓も夕暮れには閉めて暖房もON。心配するほど寒くはなかったのだ。
築100年ほどの洋館はなかなかに趣のある建築で、しばしばイベントに使用されているようだ。

午後3時前に、最初のバンド「みにまむす」で幕を開ける。
フィドル、バンジョー、トランペット、パーカッション、というコミカルな4人組。
ジャグバンドっていうのか、軽いノリで観客を盛り上げる。
2番手は「ベレー帽」
これは困った。どう対処していいものやら。
あまりに自由というか勝手すぎるし、戦い方のルールがさっぱりわからない。戦に備えて練習しているようにもボクには思えない。
これはこれで成立しているかなあ?
いや〜音楽の世界も広い、イロイロあるね。
しばし休憩のあと、シューゴトクマル登場。
ボクらは割と早く会場についたのでかぶりつきの前から3番目に座っていたのだ。(床にじかに座って見ている)
シューゴは自分のギターやイフェクタ、マイクのセッティングも自分でやっている。しかも目の前で。
来て良かった。
今回は、彼の他にサポートメンバーがひとり、きれいなお姉さん(たぶんmeso meso)がアコーディオンとおもちゃ楽器を担当している。
曲が始まるとぐっと引きつけられた。超絶ギターを弾きながら軽やかに歌う姿に感動。
やはりただものではない。まいった。
最後は二階堂和美。
伸びやかないい声である。がしかーし、これにも困った。
普通に歌うときと、ハイテンションになるときとのギャップがすごいのよ。
「もしもピアノがひけたなら」をノー伴奏で歌ったかと思うと、その後の曲では飛び跳ねて奇声を発したり。
壊れたとしか(ボクには)見えないのである。
今回のお客さんは、どうも二階堂さんのファンが多そうである。だれも驚いてはいないみたいだ。
彼女にとってはこれが普通のライブなのかもしれないな。

ベレー帽と二階堂さんで、ボクの知っている音楽の幅がまた少し広がった。
次は大丈夫、対処できそう。
かかってこいヤー、ベレー帽。

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