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Monday, April 30, 2012

あがた森魚40周年記念ツアー

先週の4/25,大阪サンケイホールブリーゼであがた森魚ライブを見に行った。
デビュー40周年ということでのライブなのだが、40年前ということは1972年。
ボクは中学生だった。
同じ時期に彼は赤色エレジーをヒットさせ、ボクは大瀧詠一のファーストアルバムを買った。
あがた森魚は当時からはっぴいえんどとはちみつぱい(ムーンライダーズの前身バンド)とともに活動していて、実は今回のライブもバックを務めるのはそいう人たちなのだ。
はっぴいえんどとムーンライダーズは、ボクの好きな音楽の原点でもある。
これは行かないわけにはいかない。

ギターは鈴木茂(はっぴいえんど)
ムーンライダーズからは白井良明(ギター、今回の音楽プロデューサ)、武川雅寛(バイオリン、トランペット他)、鈴木博文(ベース)
ライダーズは昨年末に無期限活動停止宣言をした(ラストライブは大阪で見た)が、活動は相変わらず精力的。
元はちみつぱいからは駒沢裕城(スチールギター。歌謡曲からロックまで、スチールギターといえばこの人)
キーボードは矢野誠(別のムーンライダーズのメンバー。ちょっとこのあたりややこしい)、ドラムスは坂田学(サックスの坂田明のご子息)
ボクにとっては超豪華なメンバーである。

鈴木茂のギターはいいなあ。
軽やかなのにシャープ
生で見るのはたぶん初めて。
ドラムの坂田学もとてもよかった、うまいね。
ライブは2回のアンコールをいれて3時間。
60歳をこえるひとたち(坂田学以外は全員)にこれだけ熱いライブを見せられると、ボクもまだまだと思えて気力が湧いてくる。

Sunday, April 15, 2012

ようやく春爛漫

暖かくなったと思うと、冷え込んだり嵐が来たり、と波乱にとんだ4月の幕開きだったが早くも半ば。
いつが満開だったかもよくわからないうちに京都の桜もほぼ終盤。
休日出勤だった昨日は、天気も悪くて冷え込んだ。
今日は一転好天に恵まれ、ジャケットを着て出かけたが、全く必要なかった。

映画『ピナ・バウシュ夢の教室
京都シネマで鑑賞。
ピナ・バウシュはドイツ人の女性舞踏家(2009年に亡くなった)である。
この映画は、ダンス経験のない40名の10代の若者に、ダンスを教えていくドキュメンタリーである。
この子供たちがすごくいいのである。
シャイで、真面目で愛おしい。
最初は自信なさげに恐る恐る「踊り」や教えてくれる大人たちに触れていくのだが、しだいになにか突き抜けたように表情が生き生きといてくるのだ。
その過程が真剣で真面目なのだ。
いいなあ、若いって。
とも思う。
ラストで10ヶ月の練習を披露するステージのシーンなのだが、その楽屋でメイクをするシーン。
メイクのチーフ(おばあさん)のセリフ
「チークはいらないよ。少し動けば自然なチークがつくからね」
いいじゃないですか。

実を言うと、この映画間違えて見に行ったのだ。
本当に見たかったのはこちら
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
ヴィム・ヴェンダースが監督した作品なのだが、同じ時期に公開となったので間違えて見に行ってしまった。
関西地区の上映はすでに終わってましたね。
こちらもとても面白そうなので、DVDが出るのを待つとしよう。

最近もう一本見に行った。

映画『アーティスト』
こちらも面白かったですね。
アカデミー賞を席巻したこの作品、白黒サイレント映画なのだ。
ストーリー自体は、わりとありがち。
サイレント映画時代にスターだった俳優。
女優を夢見てオーディションを受ける女。二人は淡い恋に落ちるが、トーキー時代を迎えて男は売れなくなり、女はスターへの階段を登っていく。
主役の二人がすんごくいい。
女優の卵役のベレニス・ベジョがチャーミングで華があってすごくいいのだ。
サイレント映画なのだが、そこはすこし工夫があって、その工夫がとても効果的。
ラストシーンも感動的。
ただ、公開初日だったのに、観客がパラパラの入り。
日本での受けはいまいちか。