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Saturday, December 29, 2007

2007年面白かったこと

さて、いつものように2007年の本・音楽・映画について。

読んだ本は47冊。ああ、なんと少ない...
秋以降は電車に乗ったら眠くて全然読めない。
そのなかで一番感動したのはやはりこれ
『 一瞬の風になれ1・2・3 』 佐藤多佳子、次点が『チョコレート・コスモス 』恩田陸
短距離走を臨場感あふれる筆致で描いたスポーツ小説、3冊を一気に読んだ。
後者は、演劇小説という僕にとって初めてのジャンルだけど、めちゃくちゃ面白かった。

一方音楽CDは約60枚、例年になく多かった。
12月近くにどっと、名作に出会った。収穫の多い年で、なかなか絞れない。
それと、長い年数をあけて発表した作品が多い年でもあった。
そのなかでもなんと言っても一番驚いたのがこれ
『 Full Circle 』Roger Nichols & The Small Circle of Friends
40年の時を経て、全く変わらないクオリティで名曲を蘇らせた。
日本でも結成25年で初アルバムをリリースした 『 政風会 』
いつもハイクオリティなアルバムリリース、イノセントな姿勢が素晴らしい『 空気公団作品集 』
愛聴盤になりそうなビヴァリー・ケニー1954年のレア音源 『二人でお茶を 』

映画は機内上映を含めると17本を劇場で観覧。邦画が6本、洋画が8本。
日本映画は日常をさりげなく描いた作品がとてもよいことを再確認した。逆に大がかりな特撮ものはアメリカに任せた方がよい。
その中『天然コケッコー 』『 幸福な食卓 』は秀逸。
天然~ は音楽のレイ・ハラカミの効果的な「音」も素晴らしい。
一番泣けたのは機内で見た『 再会の街で 』(2008年1月公開予定)
名前を知らない俳優ばかりの出演ながら、胸が締め付けられるような家族の物語で、ラストで泣けた。暗くて良かった。

来年も面白いものに出会いたい。

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