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Sunday, March 25, 2007

『今宵、フィッツジェラルド劇場で』

24日午前中は家族の旅行トラブルで自宅に待機していた。
それもなんとかなったようなので午後から外出。
京都シネマ(四条烏丸)でタイトルに書いた映画を鑑賞。

劇場でのコンサートの公開生放送ラジオ番組の最終回の模様を、楽屋や舞台を細かいカット割りで楽しく見せてくれる。
このあと劇場も取り壊されることが決まっており、出演者やスタッフともそんな感慨を胸に向かうのである。
このコンサートが面白くって、ライブ感(生放送もしているのでなおさら)がものすごく伝わってくる。
司会者が大活躍する。進行を仕切るのは当然だけど、途中で頻繁にはさまる地元の企業の広告で歌手と一緒にジングルを歌ったり、自らも舞台で歌ったりするのである。
この俳優がものすごくいい。
映画をしっかり真ん中で支えている。
このコンサートで演奏されるのがカントリー・ミュージックなのだが、日本ではなじみが薄い。
歌っているシーンもたっぷりあるので、隣のおばさんほとんど寝てたね。まあ仕方ないか。
アメリカでは非常に根強い人気があると聞く。最近僕もすこしだけ興味がわいている。
出演歌手役のメリル・ストリープの娘が、普段は楽屋で読書をしているのだけど、最後で番組時間合わせのために、急きょ舞台で歌うことになる。普段かけている眼鏡をはずして、ショールをぱっとかけて舞台へ上がるのだ。
このシーンがとてもいい。しかも歌が上手いし声がいい。(その女優が実際に歌っているのかどうかは知らないけど)
ひとつ気になったのは、天使がでてきて自由に歩き回るのだが、この役は本当に必要なのか?
そこだけやや疑問あり、だけど楽しい映画であることは間違いない。

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