Ry Cooderの新作『My Name is Buddy』2007年

これは何かのストーリーをもったコンセプトアルバムのようだ。ジャケットからして猫の話?
まず真っ先に浮かぶのは、クーダーが初期の頃に戻った、という印象。
カントリーテイストが全編をつらぬいている。そしてテックスメックスのアコーディオン、Okinawa旋律など、よく聞くといろんな要素がつまっていて、そのあたりは彼の幅広い音楽経験が十二分に生かされた佳作である。もうひとつの要素としてVan Dyke Parksの参加も見逃せない。彼の参加でさらに深くアメリカンルーツミュージックを展開している。
もう一枚は、The Outlawsの1976年発表のセカンドアルバム『Lady in Waiting』
ギターを中心にしたアメリカ南部ロックであるが、レーナード・スキナードほど泥臭くなく、複数のエレキギターのアンサンブルとイーグルスばりの爽やかなコーラスを聞かせる、なかなかのもの。ただ印象的な曲が少なくややものたりなさも感じる。70年代~80年代にかけて活動。
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