ってことでもないのだけど、最近見た映画3本。
『 インスタント沼』
麻生久美子主演のナンセンスおばかムービー。
監督・三木聡と麻生久美子はボクが好きなテレビドラマ『時効警察』のコンビでもある。それが見に行くきっかけ。
麻生久美子はきれいなんだけど結構へんな役も多くて、そこが好き。
映画は、時が経つとストーリーもなんだったか忘れてしまうぐらい、とくにどうってことはないもので、それよりも会話やシーンごとにクスクス笑えればいいかな、という映画。
一生ヒットしない(製作者も望んでいない)タイプの映画。出番は少なくて、とってつけたようなエピソードだけど温水洋一のシーンが面白かった。
『 それでも恋するバルセロナ 』
老いてますます盛んなウディ・アレン監督の最新作。
バルセロナにロングホリデーで滞在する年ごろの二人の女性(ひとりはスカーレット・ヨハンソン!)そこでであう自由奔放な画家がハビエル・バルデム(ノー・カントリーの不死身の殺し屋)その3人にさらに、男の元妻が自殺未遂を起こして、男の家に戻ってくる。ややこしい三角?四角関係? 全体の時間も短い上に、全編ナレーションで状況を説明しながらストーリーは進展するので、わかりやすくてテンポがとても速い。アレンがなぜ今こんな作品を撮影したのかは?だけど、やっぱり愛人と噂だったスカーレット・ヨハンソンをとりたかったのか?それにしては本作ではいまひとつスカーレットは輝いていない。圧巻は、アカデミー賞助演女優賞にこれでノミネートされた元妻役のペネロペ・クルス。ちょっと顔が濃厚で、ボクはそれほど好きじゃないけどね。終盤に驚きの展開。
『 サンシャイン・クリーニング 』
主演は『魔法にかけられて 』でディスニー映画のお姫さま役をやっていたエイミー・アダムス。最初にこのお姫さまで彼女を見たときに、めちゃくちゃ美人ってわけでもないしどうかな、と思っていたけど『魔法に〜』最後まで見終わったらかなり気に入りました。
声と英語の発音がきれい(ボクにそう聞こえる)でチャーミングな女優だね。
その次に『ダウト』にも出演していて、若くて経験はないが純真な修道女役が、またまた見事でした。
そして今回の役は、子持ちばついちで高校生時代のボーイフレンドといまだに不倫状態である結構ハードな役どころ。これがまたいいですね。幅広い役をしっかりこなしている。そんな彼女が、何をやっても失敗ばかりの妹といっしょに(高収入につられて)事件現場(殺人事件や自殺で凄惨な状態になっている)の後始末清掃員の仕事を始める。
この二人の会話が面白いし、いろいろありながら仕事が起動に乗りだす物語も面白い。そこに風変わりなお父さんや子供、協力してくれる片腕のショップ店員など周囲のからみもなかなか見せる。この映画も全米ほどはヒットしなかった。
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