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Sunday, July 29, 2012
ピサロと印象派展
会社が夏休みに入って、久しぶりに神戸の実家へ帰った。
近くの兵庫県立美術館で表題の展示会をやっていたので行ってみた。
2時過ぎに阪神岩屋駅に到着。
一番暑い時間帯である。
駅から美術館までほぼ日陰がない。
汗だくで到着すると、館内の冷房が気持ちいい。
すっと汗がひく。
約1時間、
結構見応えがある。
ピサロも時代でいろいろ変遷があったのですね。
点描時代があったのは知らなかった。
どうも点描法はコクがない感じであまり好きではない。考え方は画期的なのだけど。
ピサロは全体的に明るい画風で、安心してみていられる。
かなりざっくりしたタッチの「ダリッジ・カレッジ」と正面から明るい日差しが差し込み、登り道を歩く人物がシルエットになってる「オニーのラヴィニエールの小道」(たぶんこのタイトル)
などが好き。
ちょうど見終わった頃、
この展示会の解説会があるという。
せっかくなので聞いてみた。
これが良かった。
とてもわかりやすく、学芸員の方が話をしてくれたので、なるほどと思うこともしばしば。
古典絵画と印象派って、それまでの絵画と何が違うのの違いとか、大切なのは影の描き方であるとか。
この解説会のあと再入場できたので、本物のあと絵で再確認できる。
最後の方にモネの「霧の中の太陽」が展示されている。水面に映る紅い太陽の描き方は素晴らしい。でもそれ以外はあまりにボヤけて何が描かれているのかわからない。これってジグソーパズルになったら嫌だよな、とフト思う。
Monday, July 23, 2012
裁判傍聴へ行く
このところU先輩と飲みに行く事が多いのだが、仕事の話はほとんどなくて大抵はくだらない話ばかりしている。
「節電シフトで平日が休みになったらどうするか」
「月曜日ばかりが休みになっても美術館はほとんどが休館なので困る(←ボク)」
「では、裁判傍聴ってのはどう。平日でないと行けんぞ(←U先輩)」
「傍聴?そういや一時ちょっとしたブームみたいなのがあったよね」
という流れで裁判傍聴に行こう、ということになった。
裁判所に行くのは初めてである。
ホームページで傍聴方法を確認してから朝の9:30頃行ってみると、確かに説明のとおり受付に「本日の裁判」一覧が置いてある。
本日は3件ばかり書いてあるが、人がなくなっているのはちょっと初心者には行きづらい。
行けそうなのが詐欺窃盗事件。
しかし、開廷時間を見ると
13:10〜13:15
えっ?たったの5分ですか。
判決を読み上げるだけなのだなあ、どうしよう?
ここで家待機しているU先輩にメール。
「見られそうなのがあるけど、5分で終わりますが。どうします?」
U先輩は来るのに1.5時間はかかる、往復だと3時間
「今日は中止」との返信がはいる。
ということで中止にはなったが、ボクはもう現地へ来ているし、判決読み上げるだけかもしれないけど聞いていこうということで、3時間半時間を潰してから再度裁判所へ。
傍聴席は入るのも簡単、なんのチェックもなしで時間がくれば入廷可能。
今日は傍聴席には20名ほど(意外と多い)、自由研究か法学部志望なのか高校生グループ8名ほどその中に含まれる。
裁判の詳細は省くが、刑事ドラマで見ている通りである。
5分ではなかったが、ほぼそれに近い時間であっさり終わった。
節電シフト
昨年に引き続き、今年もボクの会社は節電のために土曜日操業、その代わりに月曜日休日を実施中なのだ。
先週も土曜日出勤して今日月曜日が休み。
今日の話の前に、昨日日曜日に、会社の同僚が出演する金管楽器中心の演奏会を聞きに行った。
とても面白かった。
聞く前は金管中心ってどうかな、と思っていたが、見事に心配を裏切って奥深いしかし楽しい演奏だったのだ。
特に低音を支えるチューバとトロンボーンの厚みのある音が心地いい。
華やかなのはもちろんトランペットなのだが、全体を支える低音楽器が安定しているとバンドとしてのアンサンブルが気持ちよく聞こえるのだ。それがすごくわかった。
馴染みのない作曲家の作品が多かったが、初めて聞く曲でも十分楽しめた。
節電シフトで休みになった月曜日に話は次へ
先週も土曜日出勤して今日月曜日が休み。
今日の話の前に、昨日日曜日に、会社の同僚が出演する金管楽器中心の演奏会を聞きに行った。
とても面白かった。
聞く前は金管中心ってどうかな、と思っていたが、見事に心配を裏切って奥深いしかし楽しい演奏だったのだ。
特に低音を支えるチューバとトロンボーンの厚みのある音が心地いい。
華やかなのはもちろんトランペットなのだが、全体を支える低音楽器が安定しているとバンドとしてのアンサンブルが気持ちよく聞こえるのだ。それがすごくわかった。
馴染みのない作曲家の作品が多かったが、初めて聞く曲でも十分楽しめた。
節電シフトで休みになった月曜日に話は次へ
Monday, July 16, 2012
祇園祭宵山再び
昨日に続いて今日も宵山へ出かけた。
とうのも、菊水鉾へ登ることができる切符をもらったからである。
すんません、ちゃっかりした話で。
カミさんが2枚もらってきたのでそれに便乗したんです。
すんません、調子のいい話で。
夜は1時間は待たないと登れないようなので、真っ昼間猛暑の1時ころに到着。
するすると入ることができる。
で、そのままするするっと歩いて登って、鉾にのりこみするするっと降りてきた。
あれっ?もう終わりですか。
右側が建物で、橋を渡って鉾へ乗り込む。
ちょっと失敗した、鉾の上にもっと滞在すべきであった。
このあと、吹田で大阪大学交響楽団演奏会。
シベリウスばかり3曲。
あまり馴染みがないというのもあり、途中で爆睡。
すんません
最後の曲(交響曲第2番)は第一楽章がとても綺麗でした。
オーボエとファゴットが大活躍、良かったです。
とうのも、菊水鉾へ登ることができる切符をもらったからである。
すんません、ちゃっかりした話で。
カミさんが2枚もらってきたのでそれに便乗したんです。
すんません、調子のいい話で。
夜は1時間は待たないと登れないようなので、真っ昼間猛暑の1時ころに到着。
するすると入ることができる。
で、そのままするするっと歩いて登って、鉾にのりこみするするっと降りてきた。
あれっ?もう終わりですか。
右側が建物で、橋を渡って鉾へ乗り込む。
ちょっと失敗した、鉾の上にもっと滞在すべきであった。
このあと、吹田で大阪大学交響楽団演奏会。
シベリウスばかり3曲。
あまり馴染みがないというのもあり、途中で爆睡。
すんません
最後の曲(交響曲第2番)は第一楽章がとても綺麗でした。
オーボエとファゴットが大活躍、良かったです。
祇園祭宵山
久々、本当に久々に祇園祭の宵山へ行ってきた。
7/15なので、宵々山ですね。
阪急烏丸駅に着いたのが6時15分前、通りがホコ天になるのが6時からだけど、もう車の乗り入れが止められているのか車道を歩いている人もちらほら。
それでもその時間帯はまだ普通に歩道を歩けた。
烏丸通りを北へ歩き新風館へ。
京都を拠点とするFMラジオ局アルファステーションのイベントで、キヨピー(谷口キヨコ)がMCをやっていた。
いや、別にそれが目的で行ったのではないのだけど。
新風館の店を30分ほどぶらぶら覗いてから、再び烏丸通りへでると
ええーっっ!
完全にホコ天になっているのだが、さっきと人の数が全然違う!
どこから現れたのか?って思うぐらい、さっきまでそこにはいなかった人が大勢歩いてるよ。
いざ歩き出すと、ホコ天でヒトナミが渋滞を起こしている。
四条通まで行きたいのだけど、なかなか進まない。
こりゃあかんわと路地(東西)へ入って一息ついたがどこかで南へ行かねばならぬ。
適当な路地道を南へはいると
わーお
道幅が狭い分、烏丸通りより混んでる。
進まねー
仕方なく再び烏丸通りを南下。がまんしてゆっくり歩けば、いつかは到着する。
地下鉄四条駅から京都駅へ行き、晩飯を食べて帰りました。
全行程約2.5時間でした。
いままで宵山と言えば、四条通のぶらぶら歩きがメインだと思い込んでたけど、烏丸通りはびっしりと屋台が立ち並んでいて、四条通の雰囲気とは明らかに違うね。
山(鉾の小さいやつ)も結構見たし歩くだけでも楽しい。
車に乗ってきたので、あらゆる場所で遭遇したビールが飲めなかったのが悔しかったよ。
それとひとりで行くより、誰でもいいが(理想はやはり恋人)誰かといっしょに行って、くだらないことでも話しながらそぞろ歩くのがいいですよね。
7/15なので、宵々山ですね。
阪急烏丸駅に着いたのが6時15分前、通りがホコ天になるのが6時からだけど、もう車の乗り入れが止められているのか車道を歩いている人もちらほら。
それでもその時間帯はまだ普通に歩道を歩けた。
烏丸通りを北へ歩き新風館へ。
京都を拠点とするFMラジオ局アルファステーションのイベントで、キヨピー(谷口キヨコ)がMCをやっていた。
いや、別にそれが目的で行ったのではないのだけど。
新風館の店を30分ほどぶらぶら覗いてから、再び烏丸通りへでると
ええーっっ!
完全にホコ天になっているのだが、さっきと人の数が全然違う!
どこから現れたのか?って思うぐらい、さっきまでそこにはいなかった人が大勢歩いてるよ。
いざ歩き出すと、ホコ天でヒトナミが渋滞を起こしている。
四条通まで行きたいのだけど、なかなか進まない。
こりゃあかんわと路地(東西)へ入って一息ついたがどこかで南へ行かねばならぬ。
適当な路地道を南へはいると
わーお
道幅が狭い分、烏丸通りより混んでる。
進まねー
仕方なく再び烏丸通りを南下。がまんしてゆっくり歩けば、いつかは到着する。
地下鉄四条駅から京都駅へ行き、晩飯を食べて帰りました。
全行程約2.5時間でした。
いままで宵山と言えば、四条通のぶらぶら歩きがメインだと思い込んでたけど、烏丸通りはびっしりと屋台が立ち並んでいて、四条通の雰囲気とは明らかに違うね。
山(鉾の小さいやつ)も結構見たし歩くだけでも楽しい。
車に乗ってきたので、あらゆる場所で遭遇したビールが飲めなかったのが悔しかったよ。
それとひとりで行くより、誰でもいいが(理想はやはり恋人)誰かといっしょに行って、くだらないことでも話しながらそぞろ歩くのがいいですよね。
Monday, July 09, 2012
青山陽一 the BM's at 難波ベアーズ
前から一度見たかった。
かなり切望していたのだけど、なかなかタイミングが合わなかった。
彼の弾くギターはシャープでとにかくかっこいいのだ。
それに憧れていた。
今回ちょうどいいタイミングで彼のライブを見つけた。
ということで、やってきました難波。
ここへ来る前に梅田で、映画『少年は残酷な弓を射る』を見た。
重たい映画だった。
それを胸に残しつつやってきた。
難波ベアーズは、Nanba PARKSの近くにあるので、それを頼りに歩いていると、目の前にクボタのビルが見えた。
最近、仕事でよくお会いするクボタの本社ビルってここにあったのか。
ここからボクの会社の彦根事業所は遠いなあ、いつもご苦労さまです!
って、本編とは無関係な話でしたね。
難波ベアーズはそのすぐ近くにあるのだ。
開場15分前に着いたら、ホールの人が交通整理をしていた。
道が狭くて会場前にたむろされると近所迷惑になるので、人が広がらないように整理しているのだ。
観客にとっては初めてでも、スタッフには毎回のことなのでうんざりな仕事だとは思うが、とても感じがいい。
ご苦労さまです、広がらないように気をつけます、って気になる。
やっぱ仕事は笑顔と思いやりだよね。
開場を待っているときに、出演者4人がコンビニ袋を下げて会場へ戻ってきた。
開場待ちをしているボクらのすぐ脇をすみません、って感じで階段下へ降りていく。
とってもナチュラル、普通すぎて見過ごしそう。
会場へ入って初めて知ったが、これってオールスタンディングじゃない!
結構キツイな、ダイジョウブカナ、という思いが頭をかすめたが仕方がない、せいぜい倒れないよう控えめに盛り上がろう。
定刻5分過ぎぐらいに、バンドメンバーが登場。
演奏開始。
おお、演奏も想像通りにナチュラル。
会場自体に仕掛けはない、無色のスポットライトだけ。
演奏や歌もギミック皆無の直球勝負。こういうのすごくいい。
青山陽一のギターは予想以上にかっこいい。
途中で2曲弾いたボトルネックを使ったスライドギターが、特にいいなあ。
中原由貴のドラムは、安定していてリズムをがっちり支えている。
彼女歌もうまいですね。
惚れました。
彼女の本家バンド、タマコウォルズの公演があればぜひ行きたい(ただいま活動休止中らしい)
青山さんのMCもナチュラルだし、手拍子や観客の揃いの振り付けも強要されない。(←ここ重要ね)
みんなでそろって拳を振り上げるのは気恥ずかしいよね。
青山陽一これからも注目しているよ。
かなり切望していたのだけど、なかなかタイミングが合わなかった。
彼の弾くギターはシャープでとにかくかっこいいのだ。
それに憧れていた。
今回ちょうどいいタイミングで彼のライブを見つけた。
ということで、やってきました難波。
ここへ来る前に梅田で、映画『少年は残酷な弓を射る』を見た。
重たい映画だった。
それを胸に残しつつやってきた。
難波ベアーズは、Nanba PARKSの近くにあるので、それを頼りに歩いていると、目の前にクボタのビルが見えた。
最近、仕事でよくお会いするクボタの本社ビルってここにあったのか。
ここからボクの会社の彦根事業所は遠いなあ、いつもご苦労さまです!
って、本編とは無関係な話でしたね。
難波ベアーズはそのすぐ近くにあるのだ。
開場15分前に着いたら、ホールの人が交通整理をしていた。
道が狭くて会場前にたむろされると近所迷惑になるので、人が広がらないように整理しているのだ。
観客にとっては初めてでも、スタッフには毎回のことなのでうんざりな仕事だとは思うが、とても感じがいい。
ご苦労さまです、広がらないように気をつけます、って気になる。
やっぱ仕事は笑顔と思いやりだよね。
開場を待っているときに、出演者4人がコンビニ袋を下げて会場へ戻ってきた。
開場待ちをしているボクらのすぐ脇をすみません、って感じで階段下へ降りていく。
とってもナチュラル、普通すぎて見過ごしそう。
会場へ入って初めて知ったが、これってオールスタンディングじゃない!
結構キツイな、ダイジョウブカナ、という思いが頭をかすめたが仕方がない、せいぜい倒れないよう控えめに盛り上がろう。
定刻5分過ぎぐらいに、バンドメンバーが登場。
演奏開始。
おお、演奏も想像通りにナチュラル。
会場自体に仕掛けはない、無色のスポットライトだけ。
演奏や歌もギミック皆無の直球勝負。こういうのすごくいい。
青山陽一のギターは予想以上にかっこいい。
途中で2曲弾いたボトルネックを使ったスライドギターが、特にいいなあ。
中原由貴のドラムは、安定していてリズムをがっちり支えている。
彼女歌もうまいですね。
惚れました。
彼女の本家バンド、タマコウォルズの公演があればぜひ行きたい(ただいま活動休止中らしい)
青山さんのMCもナチュラルだし、手拍子や観客の揃いの振り付けも強要されない。(←ここ重要ね)
みんなでそろって拳を振り上げるのは気恥ずかしいよね。
青山陽一これからも注目しているよ。
映画2本
見た順番に書いている映画の感想だが、この3本は1ヶ月の間にみている。
実はこのあとも見たいのがあるので、しばらくは映画の日が続く。
関西は8月公開予定の『はじまりの記憶 杉本博司』公開が1週間しかないので忘れずに行かなければ。
『ミッドナイト・イン・パリ』
ウディ・アレン監督の日本での最新作。
ずっとご当地観光映画のような作品を取り続けている監督が
バルセロナ(『恋するバルセロナ』)、ニューヨーク(『人生万歳』)ときて、今回はパリ。
最初は本当に観光地紹介ビデオのように、主人公たちがいろいろな場所を訪れる。
主人公の男(シナリオ作家から小説作家へ転向を模索中)が婚約者と、その両親がパリへやってくる。
婚約者の父親のパリ出張に便乗してついてきていることが、彼らの力関係を物語る。
ある場所で、彼女の大学時代の恩師夫婦と偶然でくわす。
そこから、彼女は急速に先生と行動を共にしたがるのだが、男は知識をひけらかす先生が気に食わないし、彼女が親しすぎるのも面白く無い。
ある晩、男は婚約者が先生たちとダンスパーティへでかけるのとは別行動をとる。
深夜0時の鐘の音がすると、えらく旧式なクラシックカーがすーっと男の前に現れて、ついそれに乗り込んでしまう。
しばらく走って車が止まると、なんとそこは1920年台のパリだった。
観光地を次々まわる彼らの会話も面白いが、いきなりタイムスリップ。
そこではコール・ポーター、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリなどいろんな人がでてきて(知らない人もいる)彼らとのやりとりがまた面白い。
主人公の男は、朝になるとまた現代に戻ってくるのだが、誰にも言わずに、また次の晩にもタイムスリップするのだ。
密かな楽しみになる、向こうには恋に落ちた女性(マリオン・コティヤール)もいるし、どんどんのめり込んでいくのだが...
婚約者を演じているレイチェル・マクアダムスが、ちょっとやな役だけど可愛いらしい。
魅力的な映画でこういうの大好き、ラストシーンもいい。
『少年は残酷な弓を射る』
七夕の日に梅田ガーデンシネマにて。
もうやりきれない、どーんと胸にたまる映画。
『ミッドナイト〜』とえらい違い。
だから映画は面白いのだが。
望んで生まれてきたのではない息子を心から愛せない母と、それを敏感に感じて母親とまったくなじまず甘えることもできない息子。
この映画は時系列が頻繁に行き来するのだが、わりとわかりやすくまとめられているので混乱はない。
たがあちこちに謎めいたエピソードみたいのがばらまかれているし、見逃すまいという気持ちと、何が起きるのかわからない恐怖で、常に緊張を強いられる。
年の離れた妹が5歳ぐらいになってて、なぜか左目に眼帯をして現れる。原因は兄らしいのだけど、何があったかははっきりとは言わない。でも少し前からアーチェリーの練習を自宅の庭でやっているエピソードは知らされている。
それが原因らしいことはわかる。だけど明確にしないので、こちらはどんどん不安が膨らんでいく。
うまいなあ、怖いよ本当に。
現在の映像も頻繁にでてくるのだけど、母親が小さな家で一人暮らししていることもわかっている。
なぜ、ひとり?
しかも街の人から白い目で見られてて、嫌がらせも受けている。
なぜ?何があったのか。
そして、あまりにも救いようのない悲劇的事件が起きる。
いやはや、あまりにも重たく胸にモヤモヤが残る。
泣けてきた。
この映画を見たあと、難波ベアーズへ移動する。
それはまた、後ほど。
実はこのあとも見たいのがあるので、しばらくは映画の日が続く。
関西は8月公開予定の『はじまりの記憶 杉本博司』公開が1週間しかないので忘れずに行かなければ。
『ミッドナイト・イン・パリ』
ウディ・アレン監督の日本での最新作。
ずっとご当地観光映画のような作品を取り続けている監督が
バルセロナ(『恋するバルセロナ』)、ニューヨーク(『人生万歳』)ときて、今回はパリ。
最初は本当に観光地紹介ビデオのように、主人公たちがいろいろな場所を訪れる。
主人公の男(シナリオ作家から小説作家へ転向を模索中)が婚約者と、その両親がパリへやってくる。
婚約者の父親のパリ出張に便乗してついてきていることが、彼らの力関係を物語る。
ある場所で、彼女の大学時代の恩師夫婦と偶然でくわす。
そこから、彼女は急速に先生と行動を共にしたがるのだが、男は知識をひけらかす先生が気に食わないし、彼女が親しすぎるのも面白く無い。
ある晩、男は婚約者が先生たちとダンスパーティへでかけるのとは別行動をとる。
深夜0時の鐘の音がすると、えらく旧式なクラシックカーがすーっと男の前に現れて、ついそれに乗り込んでしまう。
しばらく走って車が止まると、なんとそこは1920年台のパリだった。
観光地を次々まわる彼らの会話も面白いが、いきなりタイムスリップ。
そこではコール・ポーター、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリなどいろんな人がでてきて(知らない人もいる)彼らとのやりとりがまた面白い。
主人公の男は、朝になるとまた現代に戻ってくるのだが、誰にも言わずに、また次の晩にもタイムスリップするのだ。
密かな楽しみになる、向こうには恋に落ちた女性(マリオン・コティヤール)もいるし、どんどんのめり込んでいくのだが...
婚約者を演じているレイチェル・マクアダムスが、ちょっとやな役だけど可愛いらしい。
魅力的な映画でこういうの大好き、ラストシーンもいい。
『少年は残酷な弓を射る』
七夕の日に梅田ガーデンシネマにて。
もうやりきれない、どーんと胸にたまる映画。
『ミッドナイト〜』とえらい違い。
だから映画は面白いのだが。
望んで生まれてきたのではない息子を心から愛せない母と、それを敏感に感じて母親とまったくなじまず甘えることもできない息子。
この映画は時系列が頻繁に行き来するのだが、わりとわかりやすくまとめられているので混乱はない。
たがあちこちに謎めいたエピソードみたいのがばらまかれているし、見逃すまいという気持ちと、何が起きるのかわからない恐怖で、常に緊張を強いられる。
年の離れた妹が5歳ぐらいになってて、なぜか左目に眼帯をして現れる。原因は兄らしいのだけど、何があったかははっきりとは言わない。でも少し前からアーチェリーの練習を自宅の庭でやっているエピソードは知らされている。
それが原因らしいことはわかる。だけど明確にしないので、こちらはどんどん不安が膨らんでいく。
うまいなあ、怖いよ本当に。
現在の映像も頻繁にでてくるのだけど、母親が小さな家で一人暮らししていることもわかっている。
なぜ、ひとり?
しかも街の人から白い目で見られてて、嫌がらせも受けている。
なぜ?何があったのか。
そして、あまりにも救いようのない悲劇的事件が起きる。
いやはや、あまりにも重たく胸にモヤモヤが残る。
泣けてきた。
この映画を見たあと、難波ベアーズへ移動する。
それはまた、後ほど。
まもなく祇園祭を迎える京都
まだ梅雨はあけていないが、今日の天気は夏ですね。
京都は祇園祭まっただ中、次の週末は宵々山、宵山を迎える。
それが終われば、本当に夏がやってくる。
京都特有の湿度の高い夏が。
さて、このところ映画をよく見に行っている。
それぞれになかなか面白い映画を見た。
『私が、生きる肌』
アルモドバル監督作品。
彼の作品を見るのは初めてなのだが、聞いていたように色彩は鮮やかで美しい。
ところが、内容はもうほんとに身の毛がよだつ恐ろしいものだ。
時系列がかなり入り組んでいるので、よく考えながら見ていないとわからなくなる。
登場人物も覚えにくいし。
主人公の外科医が、若い女性を監禁しているらしい、ということはかなり最初からわかる。
しかし、監禁はされているが美しい部屋にすんでいるし、悲壮感もないので、関係がよくわからない。
ただ、彼女は体にピッチリとフィットした肌色のボディスーツだけを着ているのが、なんとも不穏な感じを抱く。
この外科医は、画期的な人工皮膚を開発したこともわかってくる。
過去のフラッシュバックやエピソードも挟まれて、次第に彼女が何者かがわかってくる。
ギャー
外科医のマッドサイエンティストぶりも顕になって...
結構カップルでも見に来ていたけど、過激すぎてデート向きではない、と思った。
余計なお世話だけどね。
あと2本は次回
京都は祇園祭まっただ中、次の週末は宵々山、宵山を迎える。
それが終われば、本当に夏がやってくる。
京都特有の湿度の高い夏が。
さて、このところ映画をよく見に行っている。
それぞれになかなか面白い映画を見た。
『私が、生きる肌』
アルモドバル監督作品。
彼の作品を見るのは初めてなのだが、聞いていたように色彩は鮮やかで美しい。
ところが、内容はもうほんとに身の毛がよだつ恐ろしいものだ。
時系列がかなり入り組んでいるので、よく考えながら見ていないとわからなくなる。
登場人物も覚えにくいし。
主人公の外科医が、若い女性を監禁しているらしい、ということはかなり最初からわかる。
しかし、監禁はされているが美しい部屋にすんでいるし、悲壮感もないので、関係がよくわからない。
ただ、彼女は体にピッチリとフィットした肌色のボディスーツだけを着ているのが、なんとも不穏な感じを抱く。
この外科医は、画期的な人工皮膚を開発したこともわかってくる。
過去のフラッシュバックやエピソードも挟まれて、次第に彼女が何者かがわかってくる。
ギャー
外科医のマッドサイエンティストぶりも顕になって...
結構カップルでも見に来ていたけど、過激すぎてデート向きではない、と思った。
余計なお世話だけどね。
あと2本は次回
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