Pages

Tuesday, December 31, 2013

おことわり

最近プロバイダーを変更したために、元々のボクのホームページがリンク切れしました。
そのためにリンク一覧から削除しました。
別の形で復活するかどうかは未定です。

2013年を振り返る(その他)

2013年始まってすぐ(2月)に行ったニューヨーク
いまでも夢のように思う。

なんて楽しくって濃い6日間
たった6日だけど、されど6日
毎朝わくわくして目が覚める経験などなかなかできるものではない。

わたしたちが観光客だからといって、特に暖かくされるわけでもなく、冷たく扱われるわけでもない。
たぶんいつも通りなんだと思う。
いいところばかりじゃないけど、ボクにとってはとても魅力的な街であることは変わらない。
そしてニューヨークに住んでいないアメリカ人にとっても憧れの街であり続ける。

もう一度(と言わずに時間とマネーがあれば何度でも)ぜひとも行きたい

2013年を振り返る(映画)

今年はとにかくたくさん見に行った。
劇場へ足を運んで見たのは18本!
16本が洋画である。
しかも、結構いい映画が多かった。

大作「レ・ミゼラブル」はセリフも全て歌なのだが、そのせいか印象に残るメロディーがなかったのが残念。
「ル・コルビュジエの家」はその名の通り、本物のル・コルビュジエ設計の家に住む住人が、押しの強い隣人に悩まされる物語。衝撃のラストだった(とても意外!)
「エンド・オブ・ザ・ワールド」地球滅亡の日が刻々と近づいているのに、わりと平穏に日常を過ごす人々
「ゼロ・ダーク・サーティ」ビンラディン容疑者の潜伏先に絞り込んで迫っていくスリリングさ
「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」もう愛おしい映画と言っていいでしょう
「ヒッチコック」ヒッチコック監督の名作「サイコ」撮影秘話(おそらく創作)が興味深い、ほんとにありそう
「ビル・カニンガム&ニューヨーク」80歳を超えても、自転車で走り回ってニューヨーカーのファッション写真を撮りまくるおじいさんカメラマン。さすがニューヨークと思わせる
「タイピスト!」1950年台、フランスの田舎町から秘書になる夢を持ってでてきた少女が、唯一の特技「タイプの早打ち」を見込まれてタイピング世界大会の優勝を目指して奮闘する。スポ根ロマンチック・コメディという新しいジャンルを作った。
「パッション」ヒッチコックの後継者と言われていた頃の作風に戻ったブライアン・デ・パルマ監督の演出が冴える。
「サイド・エフェクト」精神安定剤の副作用で殺人を犯してしまった女性。果たしてそれだけなのか?

など、かなりバラエティに富んだ作品群であった。
また邦画の2本は「箱入り息子の恋」と「立候補」である。
「立候補」は知事選挙のたびに立候補する泡沫候補と呼ばれるひとたち(メインはマック赤坂)を追ったドキュメント。

さてこの中で1本を選ぶとすると、迷わずに

「タイピスト!」

ノスタルジックなビジュアルもとても綺麗で、主演の女性がそこそこ美人というところもいいし、音楽も50年代なところがすごく心惹かれた。タイトルがでてくるところからわくわくして、最後まで楽しさが続く。

2013年を振り返る(本)

まだ、大滝詠一さんの訃報の衝撃が大きくて、なかなか心の整理がつきません。

2013年元旦に北大路公子の『ぐうたら旅日記』からスタートしましたが、今年読んだのは44冊。
ちょっと少なめだったのは、後半に失速したからなんですが、ボクの主なる読書時間である通勤時に、ほとんど眠ってしまったのが原因ですね。
最初に名前をだしたので、北大路公子さんですが、ツイッターも絶好調に面白すぎます。
もちろんエッセイも抱腹絶倒であります。

初めて読んだ作家も当然いくらかあるのだが、大ベストセラー作家である江國香織は初めて読んだ。
面白くって、読みやすかったしなんと6冊も読んだ。
なかでも最新作の『はだかんぼうたち』はとても良かった。元々文章は言うまでもなく上手な上に、多角的視点で多面的に描き出すのがすごくいい。
亀和田武著『夢でまた逢えたら』も面白かった。著者が出版社やTV関係で仕事をしていたときの話が中心なのだけど、人間模様がえーっと思うようなのもあって興味津々である。
ミステリーではジョン・ハート著『ラスト・チャイルド』は安定の面白さ。
トム・フランクリン『ねじれた文字、ねじれた路』、アン・クリーヴス『大鴉の啼く冬』も面白かった。
宮下奈都さんの初エッセイ集『はじめからその話をすればよかった』もいつも通り感動的で元気が出る。

来年もいい本と出会いたい。
そしてもっとたくさん読みたい。

2013年を振り返る(緊急!音楽追加)

今日(12/31)お昼のTVのニュースで大滝詠一さんの訃報を聞いた。
目を疑った、あまりに突然。
ツイッターのTLにも大滝さんの投稿が並ぶ

大滝詠一というミュージシャンを知ったのは、当時毎月買っていたミュージック・ライフの音楽評だったと思う。
どなたが書かれた記事かは忘れたのだが、ファーストアルバム『大瀧詠一』の内容を的確に表現されていた。
当時洋楽一辺倒だったボクが、初めて日本の音楽に対して激しく興味を持ったのがこのアルバムだった。
フォークソングに代表される素朴で暗い印象の音楽とは全然違う
なんて楽しい、面白い、いろいろな音楽の要素がいっぱい詰まっている。
日本の音楽を見なおした、というか全然見えていなかった!
目からうろこが落ちまくった瞬間

大滝詠一を皮切りに、はっぴいえんど(順番は大滝さんが先でした)、鈴木慶一とムーンライダーズがツリーの幹になって、そこからどんどん派生しながら聞きまくった学生時代。

そうなんです、ムーンライダーズのドラマーであるかしぶち哲郎さんも先日亡くなりました。
2013年は、ボクの音楽の太い幹が相次いで亡くなった年として記憶されることになりました。
ムーンライダーズは特に派生度合いがとても大きくて、ライダーズのメンバーがプロデュースしているバンドはどれも本当に好きで、シネマ、野宮真貴、カーネーション、青山陽一などなど、いまでも好きでよく聞く。
そこから、さらにその次の世代へとつながってきている(スカート、カメラ=万年筆などもいいですねえ)

日本のロック、新しいポピュラー音楽を切り開いてきたパイオニアたちが、世代的には60代を超えてきて亡くなってもおかしくない時期にはきているのでしょう。
世代的には少し後をついてきた自分としては寂しいですが、あたらしい人たちに引き継がれているし、それも期待しつつ謹んでご冥福を祈ります。

大晦日なので、掃除しながら大滝詠一さんの音楽をエンドレスで流しています。

Monday, December 30, 2013

2013年を振り返る(音楽)

みなさんご無沙汰しています!
やめてませんよ、来年はもう少し気合をいれて書きますよ。
と年末に来年の決意です。

たぶんですが(と最初から弱気)

まあともかく、今年はどうだったかというと
あんまり音楽は聞いていません。
CDはわずか21枚の購入。
特に年初はすごく低調。
それでもいろいろと収穫はありました。

Laura Mvulaのデビュー・アルバムはなんとも清新な印象で、購入した4月当時聞きまくりました。
イギリスはバーミンガム出身20代後半の女性です。
彼女が作る曲が、いわゆるシンガーソングライターのイメージとかなり違って、音楽家という感じ。
トータルなコンセプトまで醸成してる。
ミュージックビデオもとてもセンスいい。
来日コンサートを見に行く機会があったのだが、結局行かなかった。
悔やまれる。

7月にはSoggy Cheeriosのデビュー・アルバムが発売。
これもよく聞いた。
デビューと言っても、このバンドは新人ではなくてカーネーションの直江さんとワールドスタンダードの鈴木さんの二人が作ったバンド。
ふたりとも1959年生まれなので、どんぴしゃボクと同世代。
だからというわけでもないが、ふたりの作る世界に共感しきり。
ライブも見に行ったが、さすがベテランの味があってなごむわ。
第2作も構想中だそうで、あせらず待ちますよ。

その他に印象的だったのは、Van Dyke Parksがなんと新録の新譜を発表!
往年の世界観がそのままで、これってでも今の若者達にはどう聞こえるのだろうか。

Prefab Sproutも新婦をリリース、これも聞きまくった。
パディの曲は甘ったるいけど大好きなのだ。これからも活動してほしい。

空気公団が倉本美津留とコラボしてくうきにみつるとしてミニアルバムをリリース。
空気公団の良さを損なうことなく倉本さんとうまい具合にミクスチャされて、とてもいいアルバム。
一日何回も聞きまくった。
この文章を書いてたらまた聞きたくなった。

さてライブは空気公団(大阪、京都)、Soggy Cheerios、カーネーション、そしてなんといっても今年はこれでしょう!
大友良英あまちゃんビッグバンド
ライブはあまちゃんの放送終了直後の10/10に同志社大学寒梅館ホールで行われた。
あまちゃんファンの集いと言ってもいいでしょう、老若男女ほんとに幅広い観客があつまるなんとも楽しいひととき。
1曲演奏するたびに大友さんが曲の解説をしてくれるのもうれしい。
しかも全曲がシーンといっしょに蘇るってのも、前代未聞の素晴らしさ。
はっきり言って今年のベストライブですね。
テレビドラマも「あまちゃん」最高でした。

長くなったので、次へ続く