ますます読む本の量が減っている「危機的状況」なのだ
理由は、通勤が車になったことが大きいが、それだけではない。
読み出すとすぐに眠くなってしまう。
なんと今年は17冊!
完全な右肩下がり
デビュー以来のファンである宮下奈都『羊と鋼の森』は本屋大賞受賞作品でもあり、わたしも感動した。いつもの宮下調で、丁寧な筆致で自問自答を繰り返して心情の奥深くを描いていく手法が堪能できる。本作の主人公はピアノの調律師という、あまり馴染みのない仕事であるが、読んでいて音や音楽が聞こえてくることに感動する。
本屋大賞を受賞したことで、一気に全国区になり、メディアへの露出も激増した。それでも作品や製作のスタンスは変わることはないと信じている。
海外ミステリー『ミレニアム4 上下巻』も最高のエンタテイメント。
第3部までを執筆したスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンが急死したため、別の作家がこのシリーズを引き継いで書き上げた珍し作品。このあと第6部までは決まっているらしい。
世界観は前作と全く違和感なくつながっていて、主人公も相変わらず魅力的だしストーリーも抜群に面白かった。
気軽に読めて、しかもとても楽しい宮木あや子『校閲ガール』、山本幸久『誰がために鐘を鳴らす』もお勧め
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