今日は一気に冷え込んだ一日だった。
選挙も終わって、日本の行く末にとても不安を抱く結果になったが、いつものように仕事には行かねばならぬ。
韓国の大統領選挙は投票率70%超って、すごいね。日本が低すぎ?
それはさておき、先日の日曜日。
好天で気温も高めだったこの日は神戸へ出かけた。
神戸の実家へ寄って、父と母の仏壇に手を合わせ、そのあと三宮へ。
神戸市立博物館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」が目当て。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が展示されている。
とても混んでいると聞いていたのだけど、ボクが行った1時頃はちょうど空いていて、チケット購入は数分だったし、入場も5分待ちぐらいだった。
場内は混んでいたけど、肩越しに見るのでよければ、わりと自分のペースで鑑賞可能。
この少女の絵を見るのは二度目である。
最初は2000年だったか、天王寺の大阪市立美術館が1回目だった。
このときはものすごく混んでいて、美術館の周囲を入場待ちの行列が取り囲んでいた。
実物の絵は小さいので、初めて見る人は「えっ?」と驚くようだ。フェルメールの絵って大抵イメージよりもはるかに小さい。そんな小さい絵に、あれだけの人が目を凝らしてみつめるわけで、絵が感じる人の視線はすごいエネルギーだろうね。あのエネルギーを集めることができたら、かなりの仕事をしそう。
展示会全体としては、若干ボリューム不足に感じた。
天気が良かったので、そのまま神戸港側に歩いて、海に沿って徒歩でハーバーランド方向へ移動。
そのまま、神戸駅の横を抜け、新開地の神戸アートビレッジセンターへ。
とくに何か見たい催しがあったわけではないが、以前から興味があって行ってみた。
現代アートのスペースなんですね。選挙の臨時投票所にもなっていた。
この時点でかなり歩いて疲れたので、三宮方向へ戻るのに地下鉄に乗る。
結果的にはハーバーランド駅から元町まで一駅乗っただけ。
元町のマイフェバリット書店、海文堂へ。
文庫本、吉村昭著『羆嵐』購入。
大正時代に開拓中の北海道で起きた、羆が村を襲った事件の実話の小説化。
まだ読んでいないが、実際の事件のあらましをWikiで読むと、もうそれは戦慄する恐怖。
近くに羆いなくてよかった。
そうこうするうちに、4時になった。
せっかくなので神戸ルミナリエを見て帰ろう。
大行列に並んで、点灯を待つ。寒さがマシな日でよかった。
じわりじわりと列は行進して、5時前に会場へたどり着く。
おお、やっぱり感動するな。夢の様な美しさ。
来年も開催できるように願いを込めて募金に協力して、京都へ帰宅。

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