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Friday, December 30, 2016

2016年を振り返る(映画、TV)

映画は昨年のようなずば抜けて感動した映画(『はじまりのうた』『ラブ&マーシー』)はなかったが、いい映画はありました。
全編緊迫した展開がとてもスリリングだった『ブリッジ・オブ・スパイ』
皮肉なストーリーがとてもおもしろい2本、老いてますます元気で多作なウッディ・アレンの『教授のおかしな妄想殺人』とナオミ・ワッツ出演の『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

そして今年社会現象にもなった『君の名は。』と、のんが主人公の声優を務めた『この世界の片隅に』の2本のアニメーションも楽しめました。
『この世界の片隅に』は漫画全3巻も買ったので、マルチに楽しんだ。

TVに目を向けると、ドラマでは『逃げるは恥だが役に立つ』がずば抜けて面白かった。火曜日がくるのが楽しみ、という気持ちを久々に思い出した。
『真田丸』も毎回楽しみだった。三谷幸喜脚本のセリフが、あまりに現代的すぎるとの意見も多かったけど、すぐに慣れました。むしろ面白かった。ストーリーもすごく整理されていて、どのように歴史が動いたのかがよくわかった。
NHKの『72時間』も毎回楽しんだ。日本のある場所にカメラを72時間設置して人間模様を映し出すというドキュメント。こういう番組はNHKは魅力ある作品を作りますねえ。

Dlifeの海外ドラマ『クリミナル・マインド』、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン インNY』、『メンタリスト』などが面白い。海外ドラマの難点は、いつまで続くのか先が見えない事。だから1回で完結するものが安心して見ることができる。

Sunday, December 27, 2015

2015年を振り返る(映画)

2015年は邦画2本、洋画8本を観覧。
その中で圧倒的に良かったのが、音楽映画の次の2本。

『はじまりのうた』
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

『はじまりのうた』タイトルはぱっとしないけど、中身はとても感動的。
旬を過ぎてヒットする新人ミュージシャンを見つけられなくなったプロデューサーが、ライブハウスで歌う女性シンガーに惹きつけられる。
金無し、後ろ盾なし(直前に会社をクビになってる)で、どうやって彼女をデビューさせるか?
新しい音楽が生まれていく過程が感動的(ある意味ファンタージー的)に描かれる。
映画中で歌われる曲もレベルが高くて良かったし、主演女優キーラ・ナイトレイの歌声も素敵だ。

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は、ブライアン・ウィルソンが、名作『ペット・サウンズ』をビーチ・ボーイズメンバー不在のあいだに一人でつくり上げる過程が描かれる。レコーディング風景も役者を使って再現している。
このシーンで涙があふれてくる。
なんて美しい曲、斬新なアイデア...
当時誰も聞いたことがない新しすぎる音楽を創ってしまった天才故の苦悩。
メンバーからも拒絶され、心の闇に飲み込まれていく。
いやー、泣いた、泣けた

更新し忘れて会員権利を失っていた京都シネマ、会員復活したので、また楽しい映画と数多く出会いたい。

Tuesday, December 31, 2013

2013年を振り返る(映画)

今年はとにかくたくさん見に行った。
劇場へ足を運んで見たのは18本!
16本が洋画である。
しかも、結構いい映画が多かった。

大作「レ・ミゼラブル」はセリフも全て歌なのだが、そのせいか印象に残るメロディーがなかったのが残念。
「ル・コルビュジエの家」はその名の通り、本物のル・コルビュジエ設計の家に住む住人が、押しの強い隣人に悩まされる物語。衝撃のラストだった(とても意外!)
「エンド・オブ・ザ・ワールド」地球滅亡の日が刻々と近づいているのに、わりと平穏に日常を過ごす人々
「ゼロ・ダーク・サーティ」ビンラディン容疑者の潜伏先に絞り込んで迫っていくスリリングさ
「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」もう愛おしい映画と言っていいでしょう
「ヒッチコック」ヒッチコック監督の名作「サイコ」撮影秘話(おそらく創作)が興味深い、ほんとにありそう
「ビル・カニンガム&ニューヨーク」80歳を超えても、自転車で走り回ってニューヨーカーのファッション写真を撮りまくるおじいさんカメラマン。さすがニューヨークと思わせる
「タイピスト!」1950年台、フランスの田舎町から秘書になる夢を持ってでてきた少女が、唯一の特技「タイプの早打ち」を見込まれてタイピング世界大会の優勝を目指して奮闘する。スポ根ロマンチック・コメディという新しいジャンルを作った。
「パッション」ヒッチコックの後継者と言われていた頃の作風に戻ったブライアン・デ・パルマ監督の演出が冴える。
「サイド・エフェクト」精神安定剤の副作用で殺人を犯してしまった女性。果たしてそれだけなのか?

など、かなりバラエティに富んだ作品群であった。
また邦画の2本は「箱入り息子の恋」と「立候補」である。
「立候補」は知事選挙のたびに立候補する泡沫候補と呼ばれるひとたち(メインはマック赤坂)を追ったドキュメント。

さてこの中で1本を選ぶとすると、迷わずに

「タイピスト!」

ノスタルジックなビジュアルもとても綺麗で、主演の女性がそこそこ美人というところもいいし、音楽も50年代なところがすごく心惹かれた。タイトルがでてくるところからわくわくして、最後まで楽しさが続く。

Sunday, June 02, 2013

今年は映画が面白い!

映画『ビル・カニンガム & ニューヨーク』を京都で見た。
これが面白くって、しかも感動的。
ニューヨークの街角でファッションスナップ写真を撮影している高齢のカメラマン。
カーネギーホールの上にある事務所?に長年住んでいる。トイレもシャワーも共同。
「いらないよ、部屋にあったら掃除しないといけないじゃない?」

部屋の横の倉庫から自転車を下ろして、それに乗って街を駆けまわる。
気に入ったファッションを見つけると、カシャ、
その人の前に駆けて回りこんで、正面からカシャ
そのエネルギッシュさには恐れ入る。おそらく撮影当時80歳ぐらい。
自分の服装には無頓着、いつもきまった青い作業着(本当に清掃作業員用として売られている上着)、雨の日は安物のカッパをガムテープで補修しながら着ている。
いろんなパーティにも撮影に行く。さすがにそのときはスーツを着ているのだが、いっさい食事も飲み物もそこではとらない。人を撮るだけ、という徹底ぶり。
パーティに行く前にコンビニ弁当みたいなのを食べている。
食事にも関心なし。

現代アートのコレクターであるハーブ & ドロシー と似ている。
自分の好きな事だけをしている、お金も名声も興味なし、質素な生活をしている。
でも、そのセンスや審美眼は素晴らしいものがある。
著名人には名を知られていて、ものすごく顔が広い。
どちらもニューヨークである。

なんだか、またまたニューヨークってすごい街だな、と思うのだ。

さて、この映画が今年みた映画の10本目である。
ちょっと列挙してみよう。

ル・コルビュジエの家
レ・ミゼラブル
ソハの地下水道
エンド・オブ・ザ・ワールド
ゼロ・ダーク・サーティ
シュガーマン
ハーブ & ドロシー ふたりからの贈りもの
ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
ヒッチコック
ビル・カニンガム & ニューヨーク

全部洋画である。大きな劇場で上映していたのは『レ・ミゼラブル』(いわずとしれたミュージカル大作。セリフが全て「歌」なので、全く印象に残るメロディーがないのが残念すぎる)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(ビンラディンを発見するまでの緊迫した追跡劇。実話の映画化)、『ヒッチコック』(大好きなヒッチコック監督が『サイコ』撮影の時の話。すべて実話でもないらしいがとても面白いし興味深い)
そのほかは比較的小さな上映だった。
『エンド・オブ・ザ・ワールド』は、地球滅亡が決定的になるのだが、みんなが比較的淡々と暮らしている。意外とそうかも、と思った。
『シュガーマン』は、アメリカでは全く売れず、2枚のアルバムを世に出してから引退したシンガーソングライター、ところが本人のまったく知らないところ、南アフリカでは空前のヒットとなっていた!これを追跡したドキュメンタリー映画、後半はほんとに感動的。その歌手ロドリゲス本人もいい人なのだが、その娘さんたちとの家族の関係がよくって泣けた。
『ハーブ & ドロシー ふたりからの贈りもの』はシリーズ2作目。
膨大な現代アートのコレクションを、全米50州の美術館へ50作品ずつを寄贈する計画を追ったドキュメンタリー。
前作に続いて感動的。なんたってハーブ & ドロシーがチャーミングです。
佐々木監督とドロシーさんの舞台挨拶もみてきた。
『ダイアナ・ヴリーランド』 ファッション雑誌「ヴォーグ」の編集長だったダイアナのドキュメンタリー映画。
そして『ビル・カニンガム』これもファッション界に関わりのある映画である。

さらに、関西はこれから上映予定で、もう1本面白そうなのがこれ
ふたりのイームズ  建築家チャールズと画家レイ
(シネ・リーブル梅田は6/8〜、京都みなみ会館は6/15〜、神戸アートビレッジセンターは6/22〜)
とっても楽しいのだけど、金欠...
まあそんなに高いものではないけどね。

Sunday, May 26, 2013

更新が停滞しておりました、あれこれ

ながらく更新していなかったが、まずはニューヨーク紀行を完結した。
下書きは帰国直後に書いていたので、書き写してすこし修正しただけなのだけどようやく完結。
あれから3ヶ月たったのだが、なんだかもっと昔のような気がする。
たった3ヶ月前だっけ?
日本は春が寒かったので、いきなり夏がやってきた感じ。
季節が移っている。

帰国してからもいろいろと近場ではあるけど行ってます、相変わらず。
そうそう、行きたいと思いながらまだ行ってないのが、グランフロント大阪ね。
GW期間中も時間はあったけど混んでるのを気にして避けていた。
ぼちぼち空いてきたかな?

本当に今年は映画の当たり年で
1月から5月のあいだに9本見に行っている。しかも全てが洋画。
逆にCDはとても低調で、5枚ぐらいしか買っていない。

ライブは先週空気公団の公演が京都捨得であった。
初めて訪れた捨得だが、すごく雰囲気がよかった。
食事もテーブルでとれるし。
ただこの日はPAの調子が悪くって、ずーっと雑音が入っていたのが残念。
歌と演奏はとても良かった、MCもいつもよりたくさん話していた。

Sunday, January 27, 2013

映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』

今日の京都は朝から冷え込んでいて、時々雪らしきものが(って雪です)ちらちら舞う天候。
午前中に家をでて、いろいろと用事をしてから、京都みなみ会館でこの映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』を鑑賞。

3週間後に小惑星群が地球と衝突!ついに最後の作戦も失敗し地球滅亡へのカウントダウン。
この危機に自分の身を捧げて地球を救う!その奇想天外な作戦とは?
なんていうスペクタクルヒーローものではなくって、もうあっさりと地球滅亡決定。
これ前提で物語は進んでいく。
各地で暴動が起きたり、自殺請負人に自分を殺すように頼んだり、快楽に溺れたりと、過ごし方はひとそれぞれ。
滅亡決定と同時に妻に逃げられてひとりぼっちになったドッジ(40代)、両親兄弟が住むイギリスへ帰る飛行機に乗り遅れて悲嘆にくれるアラサー女子ペニー(キーラ・ナイトレイ)
二人は同じアパートに住みながら話したこともなかったが、この出会いをきっかけに、それぞれがやり残したことを実現するために旅に出る。
さて、こういうシチュエーションになったときどう過ごすか?
この二人の落ち着きっぷりはすごい。このぐらいの「普段」の気持ちですごせたらいいよな、と思う。
全く自信ない。けどじたばたしてもしょうがないしなあ、なんとかなるもんではないし。
地球滅亡だしね。
実はもっと普段と変わらぬ過ごし方をする掃除のおばちゃんも登場するのだが、もうすごい、笑える。
キーラ・ナイトレイってこれまで特に好きではなかったが、この役はいいですね。
チャーミングで生き生きしている。
二人が旅にレコードをひとかかえ持っていくこととか、もちろんラストシーンとか、いい映画だった。

しかし、観客30人ぐらい?もうちょっと多くの人に見てもらいたい映画。

Sunday, January 06, 2013

2013年 本年もよろしくお願いします

いろいろとばたついている間に年が明けてしまい、さらにはもうすでに1週間がたとうとしている。
おそくなりましたが

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

ということなのだけど、すでに年が明けて2本も映画を見に行ってしまったので、まずはそのあたりから。
(2012年のまとめも「本」だけ書いて、中途半端に終わっているのを気にしつつ)

ル・コルビュジエの家
全体的にアートな雰囲気ただよう作品。
タイトルからしてそうなのだが、椅子のデザインで脚光を浴びたデザイナーが、妻と年頃の娘と住む家が、ル・コルビュジエ設計の家である(クルチェット邸という有名な家だそう)ここが全ての舞台となる。
確かにすごくモダンな造りの家で、それを見ても楽しめる。

その家の隣人の男(いかにも粗野な雰囲気がありあり)が、突然壁をぶち抜きだして、デザイナーの家族の部屋が丸見えになる位置に窓を作り始める。
当然、デザイナーの男は猛抗議をして、工事を阻止しようとする。
猛抗議と言っても、阻止する理由に「妻が絶対許さない」とか、「(ル・コルビュジエの家の)オーナーである義父が認めない」とか、ちょっと「自分はいいんだけど...」、みたいな逃げ腰な抗議の仕方なのである。
そこを隣人にも見透かされ、次第に窮地へと追い込まれていく。
このあたり、外国(アルゼンチン)とはいえ、すんごくリアル。
こんな隣人いたら、めっちゃイヤ。
すごいストレスになりそう。
このふた家族のやりとりがとにかく面白いのだ。

もうひとつ気にいったのが、映画終了時のクレジット画面。
キャストとスタッフが、ペン画のイラストで名前と一緒にロールアップ?してくる。
このあたりにもアート感があふれていて楽しい。

レ・ミゼラブル
ミュージカルの大作である。
『ル・コルビュジエの家』とはいろんな意味で対照的な作品。
まず、スターがたくさん出てるし、セット・CGなどかなりの費用をつぎ込んでいるのがよくわかる。
ビクトル・ユゴーの名作(設定は19世紀フランス)を下敷きに、しかもミュージカル仕立てなので、現実感はほとんどない。
それでも楽しめちゃうから、映画は楽しい。
セリフがほぼ全て「歌」なのである。
だから全編に渡って音楽が流れている。しかも2時間40分!
ただ、ストーリーは波瀾万丈で変化に富んでいるので、飽きることもなく長さも感じなかった。
(しかし記憶に残るメロディーはほぼなかった)

また、映像的には、顔のアップが結構多い。(歌っているから)
アン・ハサウェイが髪を切って(無理やりに切られて)ベリーショートになるのだが、その顔が舟越桂の彫刻そっくり、というのを事前にツイッターで読んでたので、それを思い出してしまった。
確かに似ている。
『マンマ・ミーア!』で主演をしたアマンダ・セイフライドがコゼット役で出演、とても可愛くて綺麗で歌も良い。

蛇足ながら、学生たちが圧政に不満をもって蜂起する場面があるのだが、このあたりからこちらの尿意もじんわり蜂起。
今朝から冷え込んでいるのと、この時点で2時間近く経過。
そっと時計を見ると、まだ結構残り時間あるよ。
途中でトイレへ行くどうか(暗い中歩いてけつまづくのも格好悪いしなあ、かと言って限界を迎えても困るし...)
かなりの戦いがこちらでも繰り広げられたのであるが、そのままついには勝利したことをご報告しておく。

Sunday, December 02, 2012

映画『女性上位時代』

この土日は体調が思わしくなく、ほとんど家にいた。
そこで、録りためたビデオをかなり見た。
そのなかのひとつが表題の映画である。

Wikiによると1968年のイタリア映画である。
キャスト、スタッフで知っているのは、主演女優のカトリーヌ・スパーク、とジャン・ルイ・トライティニアンぐらい。
知っているといっても、名前を聞いたことがある程度なのだが。
カトリーヌ・スパークの魅力を引き出すお色気シーンが満載。
未亡人になったカトリーヌ・スパークが、周囲の男たちを誘惑して振り回すのだが、そのめちゃくちゃっぷりが面白い。
でもいちばん興味深いのは、当時のファッションと音楽。
ファッションには疎いのだけど、カトリーヌ・スパークが着ている服は1960年台って感じがすごくするし、ボサノバ風の音楽も当時の雰囲気を伝えてくれる。
こういう映画、いいね。
ちょっと元気が出た。
でもまだが喉イテ〜

Monday, July 09, 2012

映画2本

見た順番に書いている映画の感想だが、この3本は1ヶ月の間にみている。
実はこのあとも見たいのがあるので、しばらくは映画の日が続く。
関西は8月公開予定の『はじまりの記憶 杉本博司』公開が1週間しかないので忘れずに行かなければ。

『ミッドナイト・イン・パリ』
ウディ・アレン監督の日本での最新作。
ずっとご当地観光映画のような作品を取り続けている監督が
バルセロナ(『恋するバルセロナ』)、ニューヨーク(『人生万歳』)ときて、今回はパリ。
最初は本当に観光地紹介ビデオのように、主人公たちがいろいろな場所を訪れる。
主人公の男(シナリオ作家から小説作家へ転向を模索中)が婚約者と、その両親がパリへやってくる。
婚約者の父親のパリ出張に便乗してついてきていることが、彼らの力関係を物語る。
ある場所で、彼女の大学時代の恩師夫婦と偶然でくわす。
そこから、彼女は急速に先生と行動を共にしたがるのだが、男は知識をひけらかす先生が気に食わないし、彼女が親しすぎるのも面白く無い。
ある晩、男は婚約者が先生たちとダンスパーティへでかけるのとは別行動をとる。
深夜0時の鐘の音がすると、えらく旧式なクラシックカーがすーっと男の前に現れて、ついそれに乗り込んでしまう。
しばらく走って車が止まると、なんとそこは1920年台のパリだった。

観光地を次々まわる彼らの会話も面白いが、いきなりタイムスリップ。
そこではコール・ポーター、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリなどいろんな人がでてきて(知らない人もいる)彼らとのやりとりがまた面白い。
主人公の男は、朝になるとまた現代に戻ってくるのだが、誰にも言わずに、また次の晩にもタイムスリップするのだ。
密かな楽しみになる、向こうには恋に落ちた女性(マリオン・コティヤール)もいるし、どんどんのめり込んでいくのだが...
婚約者を演じているレイチェル・マクアダムスが、ちょっとやな役だけど可愛いらしい。
魅力的な映画でこういうの大好き、ラストシーンもいい。

『少年は残酷な弓を射る』
七夕の日に梅田ガーデンシネマにて。
もうやりきれない、どーんと胸にたまる映画。
『ミッドナイト〜』とえらい違い。
だから映画は面白いのだが。

望んで生まれてきたのではない息子を心から愛せない母と、それを敏感に感じて母親とまったくなじまず甘えることもできない息子。
この映画は時系列が頻繁に行き来するのだが、わりとわかりやすくまとめられているので混乱はない。
たがあちこちに謎めいたエピソードみたいのがばらまかれているし、見逃すまいという気持ちと、何が起きるのかわからない恐怖で、常に緊張を強いられる。
年の離れた妹が5歳ぐらいになってて、なぜか左目に眼帯をして現れる。原因は兄らしいのだけど、何があったかははっきりとは言わない。でも少し前からアーチェリーの練習を自宅の庭でやっているエピソードは知らされている。
それが原因らしいことはわかる。だけど明確にしないので、こちらはどんどん不安が膨らんでいく。
うまいなあ、怖いよ本当に。
現在の映像も頻繁にでてくるのだけど、母親が小さな家で一人暮らししていることもわかっている。
なぜ、ひとり?
しかも街の人から白い目で見られてて、嫌がらせも受けている。
なぜ?何があったのか。
そして、あまりにも救いようのない悲劇的事件が起きる。
いやはや、あまりにも重たく胸にモヤモヤが残る。
泣けてきた。

この映画を見たあと、難波ベアーズへ移動する。
それはまた、後ほど。

まもなく祇園祭を迎える京都

まだ梅雨はあけていないが、今日の天気は夏ですね。
京都は祇園祭まっただ中、次の週末は宵々山、宵山を迎える。
それが終われば、本当に夏がやってくる。
京都特有の湿度の高い夏が。

さて、このところ映画をよく見に行っている。
それぞれになかなか面白い映画を見た。

『私が、生きる肌』
アルモドバル監督作品。
彼の作品を見るのは初めてなのだが、聞いていたように色彩は鮮やかで美しい。
ところが、内容はもうほんとに身の毛がよだつ恐ろしいものだ。
時系列がかなり入り組んでいるので、よく考えながら見ていないとわからなくなる。
登場人物も覚えにくいし。
主人公の外科医が、若い女性を監禁しているらしい、ということはかなり最初からわかる。
しかし、監禁はされているが美しい部屋にすんでいるし、悲壮感もないので、関係がよくわからない。
ただ、彼女は体にピッチリとフィットした肌色のボディスーツだけを着ているのが、なんとも不穏な感じを抱く。
この外科医は、画期的な人工皮膚を開発したこともわかってくる。
過去のフラッシュバックやエピソードも挟まれて、次第に彼女が何者かがわかってくる。
ギャー
外科医のマッドサイエンティストぶりも顕になって...

結構カップルでも見に来ていたけど、過激すぎてデート向きではない、と思った。
余計なお世話だけどね。

あと2本は次回

Thursday, May 03, 2012

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

ちょっと前にこの映画見たのだけど、よくわからなかった。
あの鉄の意志をもつ女も普通の人間だったってこと?
タイトルの「涙」や、バリバリやってた過去と、認知症を患った現在を頻繁に切り替える手法などから、そのように思ったのだけど。
ご主人との関わりも描いてはいるけどあっさりめだし。
それはともかくメリル・ストリープの演技は圧巻だったね。
それとメーキャップ技術もすごいわ。
老人そのもの。

見たい映画はたくさんあるけど、ちょっと油断しているうちに終映してしまうこともしばしば。
今はウディ・アレンの新作『ミッドナイト・イン・パリ』が楽しみ。5/26〜

Sunday, April 15, 2012

ようやく春爛漫

暖かくなったと思うと、冷え込んだり嵐が来たり、と波乱にとんだ4月の幕開きだったが早くも半ば。
いつが満開だったかもよくわからないうちに京都の桜もほぼ終盤。
休日出勤だった昨日は、天気も悪くて冷え込んだ。
今日は一転好天に恵まれ、ジャケットを着て出かけたが、全く必要なかった。

映画『ピナ・バウシュ夢の教室
京都シネマで鑑賞。
ピナ・バウシュはドイツ人の女性舞踏家(2009年に亡くなった)である。
この映画は、ダンス経験のない40名の10代の若者に、ダンスを教えていくドキュメンタリーである。
この子供たちがすごくいいのである。
シャイで、真面目で愛おしい。
最初は自信なさげに恐る恐る「踊り」や教えてくれる大人たちに触れていくのだが、しだいになにか突き抜けたように表情が生き生きといてくるのだ。
その過程が真剣で真面目なのだ。
いいなあ、若いって。
とも思う。
ラストで10ヶ月の練習を披露するステージのシーンなのだが、その楽屋でメイクをするシーン。
メイクのチーフ(おばあさん)のセリフ
「チークはいらないよ。少し動けば自然なチークがつくからね」
いいじゃないですか。

実を言うと、この映画間違えて見に行ったのだ。
本当に見たかったのはこちら
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
ヴィム・ヴェンダースが監督した作品なのだが、同じ時期に公開となったので間違えて見に行ってしまった。
関西地区の上映はすでに終わってましたね。
こちらもとても面白そうなので、DVDが出るのを待つとしよう。

最近もう一本見に行った。

映画『アーティスト』
こちらも面白かったですね。
アカデミー賞を席巻したこの作品、白黒サイレント映画なのだ。
ストーリー自体は、わりとありがち。
サイレント映画時代にスターだった俳優。
女優を夢見てオーディションを受ける女。二人は淡い恋に落ちるが、トーキー時代を迎えて男は売れなくなり、女はスターへの階段を登っていく。
主役の二人がすんごくいい。
女優の卵役のベレニス・ベジョがチャーミングで華があってすごくいいのだ。
サイレント映画なのだが、そこはすこし工夫があって、その工夫がとても効果的。
ラストシーンも感動的。
ただ、公開初日だったのに、観客がパラパラの入り。
日本での受けはいまいちか。

Sunday, February 26, 2012

二月も終わり?!

ちょっとさぼっているうちに二月も終わりそう。
手軽に書けるtwitterがあるので、ついついそっちへ走ってしまう。
さぼってる間に、映画を2本、ライブ1本行った。

映画『しあわせのパン』
原田知世と大泉洋主演のパン屋の話。
と書いちゃうと身もふたもない感じだが、まずはでてくるパンがどれもおいしそう。
焼立てのパンにナイフを入れたときに、切れ目からもわっと湯気が立つシーン。
朝、コーヒーといっしょに食べるパンのシーンなど。
それに、北海道の自然の風景が重なるとさらにおいしく感じる。
実際にその場所にあるパン屋さんでロケをしたらしい。
ということは、作り物ではなく本当にあるんだね、こんなお店が。
3つのエピソードで構成されているのだが、真冬にやってきた夫婦の物語がよかった。
ちょっときれい事すぎる感もあるのだが、ファンタジー的な思いで作っているところもあるのではないかなと思う。心洗われる一品。
大泉洋もおちゃらけ封印してまじめです。
あがた森魚が喫茶店の常連客役で出演。

映画『Always 三丁目の夕日 '64』
もう心からAlwaysファンなので、この3作目も素晴らしかった。
CGとは思えない昭和30年代の街並み。
こういう使い方がいいですね、日本映画は。
細かいエピソードの重ね方がうまいし、そのことごとくがおじさんには感動的なのだ。
先はわかっているけど感動してしまう。
当時6歳だった頃の昭和の風物はなつかしいし、堀北真希はこのシリーズの六ちゃんがはまり役でかわいらしい。
3D上映もあったのだが、時間が合うのが2D版だったので、いまだ3D未体験のまま。

ライブ『直枝政広(カーネーション)Alone in kyoto Vol.2 / SOLE CAFE』
カーネーション(朝ドラとは関係なし)の直枝政広のソロライブ。
会場のSOLE CAFEは京都市の北、佛教大学の近くにある。
50人程度入ればいっぱいになる会場(普段は喫茶店)なのだが、座席の長イスが狭くてかなり腰が痛かった。
寝返りならぬ座り返え?もできず、同じ姿勢をしているのがつらかった。
ライブは、直枝さんのギターの小技が効いてて、ソロだけど飽きることなくとても楽しめた。
曲は半分ぐらい知ってる感じかな。

Saturday, December 31, 2011

2011年 映画とライブ

2011年に劇場で見た映画は、次の13本(機上で見たのも含む)
13本中邦画がわずかに3本だけ。
2010年は逆に、洋画が11本中4本だけだった。もちろん意図したわけではないが、ずいぶん偏るものだ。
アート系のドキュメンタリー作品『ハーブ & ドロシー』と『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』が印象的だった。あまりこういう映画は見ないということもあるけど。
『猿の惑星・創世記』の本物の猿は1匹もでてない、にも驚いた。最近の映画はCGもめちゃくちゃリアルだ。猿でもモンスターでも表情が細やか。
人間の役者もいらなくなるのでは?
先に原作を読んでいた『ウッドストックがやってくる!』は、原作の雰囲気そのままに、熱気溢れるあの時代(1968年頃)が映像化されていて楽しめた。
『恋の罪』は日活ロマンポルノの雰囲気あふれる作品、ただし見終わった後めちゃくちゃ疲れるしずしーんと重苦しくなる。楽しいだけが映画じゃないので、たまにはこういうのもいいかな。

遠距離恋愛 彼女の決断
ハナミズキ
人生万歳
ソーシャル・ネットワーク
キック・アス
ハーブ & ドロシー
英国王のスピーチ
ウッドストックがやってくる!
ダンシング・チャップリン
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
未来を生きる君たちへ
猿の惑星・創世記
恋の罪


今年はライブは非常に少ない。
空気公団2本とムーンライダーズのみ。
その他、学生オーケストラ・吹奏楽は6回見に行ったが。

空気公団はいつになく活発な活動を展開した年で、新譜と同時に全国を6ヶ所まわるライブの後、主に東京近郊で何本もライブ活動をしていた。初めてかもしれない野外や芸大の学園祭等にも出演。
近くにいたら、全部行ってたかも。
ムーンライダーズは、バンドとしては年内で「無期限活動停止」を宣言したので、これが最後のライブになるだろう。
1984年だったか、神戸チキンジョージで初めて生ライダーズを見た。
確か4時間以上に渡る、ものすごいライブだった。
それから関西でやるライブは何回か見に行ったが、今年はかなりいい席だった(前から5列目)
客席へ降りてきたメンバーと握手できてミーハー的にもうれしかったし記念になった。

Sunday, October 23, 2011

映画『猿の惑星:創世記』

カミさんと見てきた。
ボクはこういうのがかなり好きだけど、カミさんは特に興味がないのだが、夫婦50割引のためにつきあってもらった感じで、悪かったなあ。
ボクもSFっぽいもの全てに興味があるのではないが、「猿の惑星」と聞いたら反応しないわけにはいかない。
『猿の惑星』(チャールトン・ヘストンの主演の、シリーズ第一作ね)は、ボクが小学校の時に見に行って、いたく感動した思い出の映画なのだ(もちろん、あの超有名なラストシーンは映画見るまで知らなかった)
このときも、そんなものには全く興味がなかったであろう母親と行ったのだ。
ちなみに、その後第三作までは映画館へ見に行った。

この映画の見どころのひとつは、登場する猿が全てCGだというところ。
全然そうは見えない。
かつてジュラシックパークの恐竜がオールCGで、そのリアルさと俳優達との見事な共演(というか合成)にもぶっとんだ。こういう技術は日進月歩だね。
リアルな表情や、細やかな仕草など、とてもCGとは思えない。
(細かくはエモーションキャプチャーとかいうの?検索してみてください)

それで、映画の内容だけど、製薬会社の新薬の影響で実験動物の猿がその影響を受けて...
というところの展開は、今っぽい感じですね。
ストーリー展開上仕方ないけど、新薬の効きすぎじゃない?他の生物も影響受けて、生物界のバランスが総崩れになると思うんだけど。
まあそれはおいといて、人間からひどい仕打ちを受ける猿達のなかにいたシーザーが、最後に怒り爆発。
決戦前夜に、管理区域内にいる猿達が、シーザーの指令で決起集会をするシーンがあるんだけど、猿が整然と並んでいる。このシーンはある意味、ピカイチに不気味だね。
小学校の朝礼みたいな感じ。
人間もあんな不気味なことをしているんだなって思った。と同時に可笑しくなった。


ここまで映像がリアルになると、こういうのを見慣れていないカミさんは、気分が悪くなっていた。
3日ぐらいは悪夢にうなされるかも。
すまん

Tuesday, August 02, 2011

映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」

実を言うと今週、わが社は夏休み。
次の日曜日まで。
今日8月1日は「映画の日」なので、1000円均一である。しかも平日。
全開土曜日の「映画の日」に映画館へのこのこでかけてえらい目にあった(長蛇の列で戦意喪失して即退却)が、今日はだいじょうぶだろう。
で、何を見るか、なのだ。
行きつけの映画館「京都シネマ」のラインナップを見る。
もうひとつ興味がわかない。
そのとき、ふと閃いたのがこれ。
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
と言っても、内容は全く知らない。
監督は有名はストリートアーチスト(らしい)が全く知らない。
では、なんでこれが天から降りてきたかというと、甥がこれを見に行って、そのあとtwitterで「面白かった」
というつぶやいたのが頭にひっかかっていたのだ。
ここは甥の感性に(自分が合うことを)期待して、まあ合わなくても1000円だし。
関西で上映しているのは「テアトル梅田」である。梅田茶屋町のLoftと同じビルにあるらしい。
映画館なんてあったけ?と疑念を抱きつつ行ってみると
地階がテアトル梅田だった。
客の入りはほぼ満席。平日の17:25〜の回なので、働いている人はちょっと気にくい時間帯である。
1000円の効果なのか、映画が注目されているからかは定かでないが、がらがらよりは余程いい。
謎のストリートアーチスト、バンクシーの初監督作品ということで、先入観ゼロで見た。
ひとこと、「面白い!」である。
スポットが当たっているのは、ビデオ撮影マニア男、ティエリーがなぜストリートアーチストと関わるようになったかという、映像が、多くのアーチストの作業映像と共に紹介される。このあたりの映像がそもそも面白い。公共物にスプレー缶でグラフィックを描いたり作品を貼り付けるのは、基本的に犯罪であるので、警察の目をかいくぐりながら、彼らは創作を続ける。その過程をティエリーが膨大な映像に収めるのだ。次第にアーチストと交流を深めながら、ついに伝説の男、バンクシートもコンタクトに成功する。
ティエリーは最初、単なるアーチストの撮影者であり援助者だったのが、その後意外な展開をみせるのだ。
最初は小さな変化だったのが、それはどんどん大きなうねりとなり、そして...
なかなかいいテンポで、内容も映像も興味深く、音楽がまたなかなかいいね。
始まりと終わりは同じ曲だと思うのだが、とてもポップな曲というところがミソ。いかにもストリートアートっぽい音源じゃないところがいい。ポップ音楽で、滑稽さもくみとれるしね。途中の曲もラテンぽい曲があったり、重たくならないことに気を使っていることが伺われる。

アートって何だろう?という問題提起でもある。
ストリートアーチストも、彼らの「思想」があるはず。
ティエリーにはそれが欠如している。それでも売れてしまうアート業界の現実がある。
また一方で、アウトサイダーアーチストのように、アートの勉強はしていないが、強烈な「思想」を発するものもあったり。なかなか本物を見極めるのは難しいけど、逆にいうとアート業界もいろいろあって面白いのだ。

Sunday, February 20, 2011

映画『ハーブ&ドロシー』

京都シネマで19日から公開となった『ハーブ&ドロシー』を見に行く。
じんわりと感動した。
アートにかける純粋な執念がすごい。
それとすごい審美眼。
映画の中で言ってた「わからなくても理解しようとする」
そういうことなんだね。
会場がどっと笑いに包まれた「絵がさかさまだけど」のシーン。
ボクの審美眼もその程度だと思う(特に現代美術はわからない)でも理解するようにしてみよう。
単なる感性だけではなく有る程度の勉強も必要。
ドロシーもハービーから手ほどきを受けたって言ってたね。

もうひとつ印象的だったのが「アートは全て頭の中にある。毎日本を読まなくてもそこにあるだけで幸せでしょう?」
そうなのよ、程度の差は激しくあるけど、ボクもレコード(CD)を持っているだけで幸せ。
しかも自分の意志で一度手に入れたレコードは、何年間聞いてなくても手放したことはない。
レコードは製品なのでコピー品が大量にあるから、アート作品とは価値の差はかなり大きいけど、気持ちとしては似ているところがある。

Friday, February 11, 2011

映画『キック・アス』

京都シネマへ14:10の上映を見に行ったら、なんと満席。
仕方なく、もうひとつあとの回を購入。
2時間程度時間ができたので、高島屋の「ZARD展」へ。
特にファンというわけではないし、展示されていた坂井泉水が着ていた衣装にはさほど興味はないのだが、上映されていたヒットメドレーのムービーはちょっと感動した。
作家陣やプロデューサのコンセプトがぶれなかったのだろうが、デビュー時からテイストが全く変わらない。当時も特別熱心に聞いてた訳でもないが、しっかり耳に残っているのだ。
それだけ親しみやすくて覚えやすいメロディーなのだな。

さて映画だけど、ストーリー自体はシンプルでばかばかしく荒唐無稽なもの。
目だないしもてない高校生が、ある日ヒーローになろうと決意してそれらしい(けどかなりダサい)衣装を通販で購入。
悪さをする奴らと戦うのだが、もちろん強くない。それでも根性で(というか無謀にも)しつこく続けていたら、こんどこそ絶体絶命というそのとき、さっそうと現れて悪者を次々と皆殺しにしてしまう本物?のヒーローが登場する。
しかも11歳の少女なのだ。
この子がなかなかいいのだ。ナイフや銃を華麗にあやつり、空中を駆けまわって戦う。
そして字幕も伏せ字になるような言葉を使う。
日本だったらこんな役、絶対こどもにさせることはない。
そこのギャップが楽しい。

なんだか今年は見たい映画が続々と上映予定。
すでに公開された都市でかなり好評な『ハーブ&ドロシー』
原作を読んでる『ウッドストックがやってくる』、コーエン兄弟の『シリアスマン』、アカデミー賞最右翼の『英国王のスピーチ』などなど、楽しみ

Saturday, January 29, 2011

映画『ソーシャル・ネットワーク』

いま人気沸騰中?のフェイスブック創設者を描いた話題の映画である。
いや〜面白い。
創作部分もあるのだろうが、フェイスブックの裏側にこんなドラマがあったのか。
ハーバード大学内で始めたSNSが、どんどん会員を増やしていくすさまじさは恐ろしい。
中心人物のマーク・ザッカーバーグは商売には興味はなく、ひたすらクールでエキセントリックなサイトをめざす。もうひとりの創設者エドゥは、出資者を探してこれを商売として成立させようと奔走するが、二人の溝は深まるばかり。
そこへ現れた、ナップスターの創設者であるショーン・パーカにマークは魅せられて、彼の言動にひきづられていく。
そもそものアイデアを盗まれたと、訴訟を起こすウィンクルボス兄弟なども巻き込んでの人間模様が描かれる。
これを見ていると思うのは、言葉はほんとうに武器だなということ。
早口で次々と自分の主張を発信して、相手を打ち負かす英語の力。というかそういう文化。
日本人だったら、言いたいことを言わずにぐっと忍従か、なんとか和に持っていくか。
英語(とその文化)がいいとは言わないが、その特徴的なところが表されていてとても興味深い。

Sunday, September 26, 2010

映画『瞳の奥の秘密』

本年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。
まず最初に、面白いです。見て損はないです。

25年前に起きた殺人事件を小説にしようとする男が、当時の上司だった女性の元を尋ねてくる。
彼と彼女は、判事として当時その事件を担当していたのだが、物語が進むにつれて、事件が解決していなかったことが観客にもわかってくる。
現在の彼らのやりとりと、25年前の事件当時の物語が交互に進行して行く。
二人とも若い時と年老いた時の姿が自然で違和感がない、演技も達者だね。
特に彼女(ソレダ・ビジャメル)は倍賞美津子似の綺麗な女優。
若い時の溌剌とした感じも、現在の落ち着いた感じもとてもうまいなあ。

あちこちに伏線が張られ、それらが次第につながっていくのだが、ちゃんと観客にも途中で違和感を覚えるような描き方をしている。
なにしろ構成が巧みなのだ。
主要な登場人物は多くないので、ストーリーもわかりやすい。
それぞれが瞳の奥でなにを思っているのか、というのがポイントですね。
タイトル通り。
アルゼンチン映画、なかなかやるな。