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Wednesday, September 29, 2010

『本日は、お日柄もよく』 原田マハ

この人の作品は初読み。

普通のOLをやっている「こと葉」が幼なじみの結婚式で素晴らしいスピーチと出会う。伝説のスピーチライターと呼ばれる久遠久美。
言葉の持つ強さに感動して、彼女の元へ弟子入りする。
そして、自分が選挙演説のスピーチライターとして仕事をすることになるの。
こと葉の成長小説でもあり、ライバルも出現しての戦い小説でもあり、ロマンスも笑いもあり。
根底に流れるのは「言葉」の力である。
ボクの好きな要素が丸ごと入っているにもかかわらず、どうも入り込めない。
その一番の原因は、登場する政治家(目指す人も含めて)の言葉が、まっとうで感動にあふれていればいるほど、気持ちが離れてしまうのだ。
現実の世界では、政治家がかかげる当初の理想(言葉)とその後の現実があまりにも乖離しすぎて、どんな美辞麗句も結果的に(嘘をつくつもりはなくても)実現できないことをたくさん目の当たりにしているから。
あれだけ期待した民○党も、政権交代して与党になったとたん、あのていたらく。
「国民目線」、「みなさまのため」、選挙期間中はいやというほど聞かされたよなあ。
で、この小説に出てくる民衆党(こと葉が協力する政党)も同じように、政権交代を目指して「国民目線」「まっすぐ」をスピーチに盛り込むんだけど、どうしても現実で結果を知っている身では感動できないよ。
作家の責任ではないかもしれないが、この題材はあまりに現実(選挙運動中のオバマも触れている)が近すぎて、ボクの中では言葉も上滑り気味なのだ。

Sunday, September 26, 2010

映画『瞳の奥の秘密』

本年度アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。
まず最初に、面白いです。見て損はないです。

25年前に起きた殺人事件を小説にしようとする男が、当時の上司だった女性の元を尋ねてくる。
彼と彼女は、判事として当時その事件を担当していたのだが、物語が進むにつれて、事件が解決していなかったことが観客にもわかってくる。
現在の彼らのやりとりと、25年前の事件当時の物語が交互に進行して行く。
二人とも若い時と年老いた時の姿が自然で違和感がない、演技も達者だね。
特に彼女(ソレダ・ビジャメル)は倍賞美津子似の綺麗な女優。
若い時の溌剌とした感じも、現在の落ち着いた感じもとてもうまいなあ。

あちこちに伏線が張られ、それらが次第につながっていくのだが、ちゃんと観客にも途中で違和感を覚えるような描き方をしている。
なにしろ構成が巧みなのだ。
主要な登場人物は多くないので、ストーリーもわかりやすい。
それぞれが瞳の奥でなにを思っているのか、というのがポイントですね。
タイトル通り。
アルゼンチン映画、なかなかやるな。

1年ぶりに手をつけました

本家のボクのサイトの扉絵をちょい修正。
まあぼちぼちとね。

Saturday, September 25, 2010

『あんじゅう』宮部みゆき

『おそろし』から待ちに待った第2作の登場である。
『三島屋変調百物語』と副題がつけられたこのシリーズ、宮部みゆきは本当に百の物語を書くつもりらしい。
ボクは最近の宮部作品の中では『おそろし』が一番好きなので、自作を楽しみにしていた。
そして、本作品が第2作である。
いや、前作に劣らず、面白い。
過去に恐ろしい経験をしたおちかが、人の心(人だけではないが)の不思議を聞くことによって、それを背負う重荷を下ろしてあげようと始めた、不思議話の聞き集め。今回も四つの不思議が語られる。
巧みな人物造形によって、主人公のおちかの魅力は少しも損なわれることなく、魅力溢れる登場人物が増えてくる。今後も活躍を期待しちゃうお勝さん(ロマンスもあるかも)、浪人侍の青野利一郎(おちかとのロマンスはあるのか?)、偽坊主、いたずら小僧三人組など
単なる短編集ではなく、全体の構成の中でうまくその不思議語りが生きてくる構成、新たな登場人物の入らせ方など、もう感動シーンが満載なのだ。
はやくも次が楽しみだぞ。これで九つの物語が済んだので、残り91話か、ずっと続いて欲しいなあ。

Monday, September 20, 2010

音楽は楽しい

昨日は京都音楽博覧会だった。
20007年から始まったこのイベントに3年連続行っていたのだが、昨日は参加しなかった。
これまでいっしょに行ってた後輩のH君とチケット発売日前に、ことしどうするか話したのだが、お互い反応がやや薄かった。
出演ゲストの吸引力が二人にとってはやや弱かった。
遠藤賢司にはかなり引きつけられたが、チケット代金などと見比べると、ちょっとひるんでしまったのだ。
で、結局買わずに日がだんだん迫ってきたが、そうこうするうちに別の予定をいれてしまって、音博にはいかず。
その代わりに行ったのは、やはり音楽のコンサートだった。
次女の同級生で音校を今年卒業した近所の娘さんが、その卒業生同期生が集まって行うコンサートにお招きいただいたのだ。
音校生なのでクラシックばかりなのだが、3時間半全く飽きることなく、楽しい催しだった。
バッハ、モーツアルト、ベートーベン、ガーシュウィンなどの有名曲の他、ボクが知らない作曲家の作品まで。
編成もピアノ連弾、バイオリン、コントラバス、トランペットのアンサンブルや、弦楽、管楽器アンサンブル、歌唱までとにかく次から次へと若々しい輝く演奏を繰り広げるのだ。
バロック音楽なのにモダンなリズムを展開する曲、豊かなテノールを響かせる歌、コントラバスもバイオリンの仲間であることを今さらながら発見したソロ演奏(いや、ほんとバイオリンのように速く運指するのだ)
この年になっても発見に次ぐ発見で、いい一日だった。

The Like in I Love You

ブライアン・ウィルソンの新譜『リイマジンズ・ガーシュウィン』がもう素晴らしすぎてたまらないのだが、ひとつ気になった曲があった。
2曲目に収められた、タイトルの曲である。
このアルバムはガーシュウィンの曲をブライアンがカバーしているのだが、結構ガーシュウィンはよく聞いているボクもこの曲は全く聞いたことがない。
ネットで検索してもヒットしないし、おかしいなあと思ってライナーノーツ(英文)を拾い読みしてみると、この曲ともう1曲はガーシュウィンの未完成曲を、どうやらブライアンが完成させたもののようだ。(そんなことってあるの??)
そうだとすると、どうりで検索してもひっかからないはずである。
それにしてもこの曲、もうブライアンの曲そのものなのだ。
そして、これがまた泣けてくるようなせつないメロディーの曲である。(あまりガーシュウィンっぽくはない)
ガーシュウィンがどこまで作っていたのかはわからないのだが、このレコーディング企画のおかげでこの曲が世に出て、ボクらが聞くことができたわけである。
単純にうれしい。
二人の、アメリカが生んだ大作曲家にブラボー、なのだ。

Saturday, September 11, 2010

『文字をつくる 9人の書体デザイナー』雪 朱里

このところ書体デザイン関連の本を読んでいる。
たまたま朝日新聞で、ライノタイプ社(ドイツの世界的タイポグラフィデザイン会社)で欧文書体をデザインしている小林章さんの記事に目に留めたのがきっかけだった。
日本人からみたら外国語のアルファベットをデザインするっていうのもなんだか不思議な感じである。
そもそも、あらゆる場所で目にする「文字」は、普通は空気のような存在であって意識されることは少ない。
ボクは昔から書体やロゴに興味があったので人よりは意識していると思うけど、それでも普段はほとんどが素通りしてしまう。
人間社会に不可欠な「文字」を日々デザインしているひとたちにスポットをあてた本書は、彼らがどんな思いでまた、どういう作業をしているのか、その一端をのぞける。
日本語の場合、ひとつの書体をつくるのに数千文字をデザインしなければならない。
なので通常はチームで作業を分担して行うものらしいのだが、この本に登場する人の中には、ひとりで仕事とは別に地道にデザインしたケースもある。その場合数年〜10年ほどかかるのだ。
すきじゃないとできないだけではない、執念みたいなものも感じる。
どの文字も個性があって素敵である、ほれぼれする。
単なる明朝とゴシックだけではないのだ。

ボクが覚えているので、最初に文字のデザインを意識したのは、欧文書体のOptimaだった。
レコードの歌詞カードにこれが使われていたのだ。
構成する線の幅は均一でないし縦線も決してまっすぐでない、微妙なカーブと傾斜がついているのがなんとも優雅に見えた。
この書体をデザインしたのはヘルマン・ツァップである。書体デザイナでは巨匠である(最近知りましたが)
ツァップ氏と先述の小林さんのことは、『欧文書体2』小林章著 に詳しく書かれている。
興味があればそちらもどうぞ。

Sunday, September 05, 2010

電子書籍

先日Amazonの電子書籍kindleの新バージョンが発売された。
ついに待望の日本語に対応になったので、あとは日本語の電子書籍が出版されるのを待つばかりである。
ただ、出版についてはまだもう少し時間がかかるかもしれないが。

ボクも前バージョンのkindleを持っている。
日本語が読めるのはPDFだけなので、それなりに限定した使い方になる。
青空文庫からダウンロードした書籍を読むか、以外と便利かもしれないのは電子機器の取扱説明書をごっそり保存しておくこと。
もしくは、がんばって英語の書籍を読むかである。
確かに「便利」である。
大量の紙の本のはかさばるし、重い。
それがどんなに保存しても300gたらず。
しかし、その「便利さ」と引き換えに捨てなければならないこともある。
それは、装幀やフォント、紙質などのそれぞれの本の「個性」みたいなもの。
これは結構大きい。
まだ、実用書はいいとしよう。
取扱説明書は、使い方を調べるという目的が非常に明確なので「便利」なほうがいい。
ただ、文芸書や芸術書などの場合は、そういう個性を手放すのは寂しい。
人によっては「装幀やフォントなどに助けられることなく、純粋に内容で勝負すればいい」という意見もある。
しかし、ボクはそうではなくて、装幀や組版は「足りていない内容を補助する」のではなくて、内容をさらに上に押し上げるもの、または、本の印象を強く印象づけるためのキーなのではないかと思う。

音楽の世界では、LPレコードがあっというまにCDに駆逐され、さらにダウンロード時代へと移った。
本もこれと同じ道をたどるのか?
ただ、本が違うのは、本の本質である「文字」は直接送り手と読者をつなぐためのインターフェイスなので、それが与える影響はかなり大きなものである。なので、見た時の印象が内容をも左右することになる。

紙の本は、いくらAmazonやGoogle(あらゆる書籍を電子化するプロジェクトを実行中)ががんばってもなくならないと思うし、なくなってほしくもない。でも、出版業界がいままで以上に厳しくなるのは間違いなさそうである。
とりあえずボクにできることは、いままでのように本を買ったり図書館で借りてたくさん読むこと。
そしてどういう方向に進むのがいいのかを考えること。

Thursday, September 02, 2010

『サラの鍵』 タチアナ・ド・ロネ

いやーすごい話、一気に読み終えた。
1942年、第2次世界大戦中パリで起きたユダヤ人一斉検挙。
ナチスではなくパリ警察が、そこに住むユダヤ人10000人以上(女性や子供も多い)の検挙に乗り出した。11歳のサラは両親といっしょに警察に連れていかれたが、その直前に危険を感じて、4歳になる弟を部屋の秘密扉の奥へ隠した。
「すぐに帰ってきてだしてあげるから」と言い残して鍵をかけた状態で。
ところが、帰れるどころかユダヤ人達は大きな建物にひどい環境で押し込められた上に、子供と両親は別々にアウシュビッツへ移送されて、そのほとんどの人が帰ってくることはなかった。
フランスの汚点とも言うべきこの事件を調査することになった女性ジャーナリスト(アメリカ人)が、調査が進むにつれて驚くべき事実を知ることになる。夫(フランス人)の家族がその一件、しかも少女サラと深い関わりがあることがわかってくる。

前半は、1942年の事件をサラの視点で描く章と、ジャーナリストが過去の事件を調べる2002年の章が交互に描かれ、次第にふたつのはなしがつながっていく、その緊迫感が素晴らしいし、どうなるのかという興味が物語をぐんぐん引っ張る。サラの話は、これまでもTVや映画で取り上げられてきたナチスのユダヤ人への弾圧であるが、なんど見ても恐ろしくとても人間がすることとは思えない。その臨場感がありすぎて怖い。
事実をつきとめてからの後半は、その事実を知ったことで大きく人生が変わってしまったジャーナリストとその家族たちの生き方や考え方が中心に描かれる。こちらも面白いし、いろいろ考えさせられるのだ。
読み応えある1冊。

Wednesday, August 25, 2010

穂村弘 『絶叫委員会』

面白い!今かなり話題になっている本である。
図書館で借りて通勤時に読んだのだが、思わず吹き出しそうになるところもあちらこちらに。
著者は詩人ということで、言葉に対する感性が元々鋭どいのだろうが、これまで人生でであった、いろいろな言葉(主に会話)の中で、何かしら著者の心をつかんでしまったもの。
その言葉がでてきた時の気持ちや背景などについて解説するのだが、この解説がまた面白い。
言葉が外に出る時に、裏にひそむ本音や背景がにじみ出てしまうのだろう。
そこらへんの微妙なニュアンスを感じてすくい上げられるのが、その人の感性だろうか。
普通だったら、なんとも思わず見過ごしてしまうもの。

もちろん説明の書き方自体の面白さもあるわけで、読み進むにつれてこの説明の仕方って何かに似ているなあと考えたら、
そうだ、これは赤瀬川原平の路上観察と同じだと思い当たった。
街の中に図らずも残された無意味なものたちにスポットを当て、なぜその形で残ったのかを考える。
それと共通の感性をを感じた。

Tuesday, August 24, 2010

宮部みゆき『小暮写眞館』

読後の最初の言葉は「長かった」である。
宮部ファンにはしかられそうだが、それが正直な気持ち。
約700ページに及ぶ書き下ろし作品、ノンミステリージャンルの現代小説である。

長男英一は高校生、4人家族の花菱家は、小暮写眞館を店ごと買い取ってそこへ引っ越してくる。
当時のスタジオがそのまま残されていて、記念写真を撮影するときの背景シートや外へ向かった写真の掲載ウィンドウ、そして店を引き継ぐわけではないのに、面白いから、と「小暮写眞館」の看板もそのまま掲げてしまう。
写真館再開と勘違いしてやってきた女子高生は、昔この写真館で現像した写真に、心霊写真が写っている、とクレームをつける。応対した英一は、仲間とともに写真の謎を探り出す。

冒頭はミステリーっぽいところもあるのだが、心霊写真としてそこに残された人の思いや周囲の人々の関係性など、が次第に解き明かされていく過程が面白いのだ。
心霊写真だけじゃなくて、花菱家にも過去に大きな事件があって、その時の思いをそれぞれの心に隠し持っている。
そのことも、周囲との関わっていく中で明らかにされていく。
過去の宮部作品同様に、人物造形はとてもよくて、とくに英一の同級生の女子こげぱん、写真館を仲介した不動産屋の事務員で攻撃的な目を持つ垣本順子、など特に魅力的なキャラクタが登場する。
ボクは特にこげぱん好きだなあ(後半活躍が少なくなるが)
でもやっぱりちょっと長いのだ。通勤で毎日持ち歩くのもつらかった。
全体通して、宮部みゆきはもっとすごいことを知っているので、次に読まれることを待っている『あんじゅう』への期待が高まるのだ。

Saturday, August 21, 2010

日本のロック80年代篇

レコード・コレクターズ先月号に続いて、今月号(2010.09号)は「日本のロック・アルバム・ベスト100 80年代篇」特集である。
1位は予想通り(というか雑誌の表紙がモロ)大滝詠一『ロング・バケイション』である。
意義なし
同感
当然

しかし

あまりにもこのアルバムが素晴らしすぎて、なおかつ一般受けも良すぎたものだから、
大滝詠一=ロンバケ
のイメージが定着したのが悲劇でもあった。
確かに、このアルバムは集大成的一枚ではあるが、師匠はそんなものではない。
底知れない奥深さがあることを、皆が気づかなくなってしまった。
これが売れていなければ、もっと地下組織で師匠は活躍していたのに、ファンとしてはそんな妄想をしてしまうのだ。

前号の60・70年代と違って80年代になると、「はっぴいえんどとその一派」以外の新しい人たちもでてきて多様性を見せ始める。
ボクも聞いたことがないアルバムがかなりの枚数ある
もう一度、ざあ〜っと100枚をみてみると

あれ?

シネマが入ってないじゃん。
すごく良かったんだけどな、ある時期のボクのヘビーローテーションだった。
コンサートも行ったなあ(としばし懐かしむ)

Friday, August 13, 2010

納涼古本市

下鴨神社糺ノ森で行われている「納涼古本市」へ行ってきた。
昼間でも薄暗く感じるほど、うっそうとした樹に覆われた糺ノ森。
森見登美彦の『有頂天家族』に登場する狸家族の住み処である糺ノ森。
その奇想天外な設定が、あながち作り事ではないような気持ちになる、なんとも不思議で霊的な場所。

その森の中に広がる膨大な古本たち。
近隣の本好き、特に古本好きな老若男女がここへ集う。
かなり高齢と見受けるじいさまも、「カラの」ころころケースを持ってやって来ている。
買う気満々である。
恐るべし「知識欲」

買い慣れていないボクは、スタート時点から一軒ずつ詳細にチェックしたものだから、30分たってもほとんど進んでいない。
これでは体力が終点まで持ちそうにない。
そのうち要領もわかってくる。
店によって品揃えの特徴があるので、興味の薄いジャンルの店は早送りで飛ばしつつ、約2時間半かけてようやく終点まで。

ここで遅い昼をいただく。
冷しカレーうどん。
冷たくって、だけどちょっと辛くておいしい。
みるみる体力を回復。

再度折り返して、早送りしてきた店の数店をもう少し詳しくチェック。
結局4時間滞在したが、とても全て見るのは無理。
疲れた。
市バスに乗って、下鴨神社から四条河原町へ戻る。
そこで性懲りもなく、また本屋へ(ブック1st)
ついでにタワーレコードもチェックして、市バスで京都駅へ。
さらにしつこく三省堂京都駅店をひととおりみてわまり、ようやく帰宅へ。

Thursday, August 05, 2010

夏休みも残り少なし

今週はうちの会社が夏休みなのである。
今日は、朝から京都市美術館へ「ボストン美術館展」鑑賞へ。

いつもと違う行き方で出かけたら、降りる駅を間違えてしまって、すこし遠回り。
朝とは言え日差しは強く、気分的に萎えた。
しかし、開館と同時に入館したので、平日ということもあってかなり空いている。以前フェルメール見に行った時は大混雑で疲れたが、今回はらくちん。意外と展示されている絵は少ない感じ。だけど、途中休憩もいれたら1.5時間ぐらいは滞在してたな。
これで元とったな(東海林さだお風に)
そのあとで、近くの京都会館で行われている「吹奏楽コンクール」を見に行く。
吹奏楽をやっていた下の娘も3月に高校を卒業したので、OBの家族という立場で卒業した高校の応援ということ。

吹奏楽コンクールは課題曲(4曲からチョイス)と自由曲を演奏する。
娘の高校は伝統的に自由曲に難解なものをもってくる。難度の高い曲をこなして、そこをアピールする作戦。
かなりリスキーな作戦でもある。
聞いてみると、案の定、難解。
だけど、ボクは好きだなあ、とても素敵!
がんばれ娘の後輩達!
審査員の先生方、ヨロシクオネガイシマス

Tuesday, August 03, 2010

禁断の技

ツイッターで上げたが、うちのメインマシンmac mini のDVDドライブが、ディスクを吸い込まなくなってしまった。
それまでは好調に動作していたのに。
もう保証期間は越えているので、修理にだせば実費をそのまま請求される。
ということで、カバーを開けてみることにした。

Appleの製品は開けにくいことで有名である。
iPodもバッテリー交換するのに、かなり苦労した。
ここで禁断の技である。
いまはネットで調べれば、解体の動画まであるのでやり方はすぐわかる。
mac miniは明けるのに工具が必要らしい。
近所のホームセンターでスクレイパー(¥380)を購入。
そしてすぐに作業。
カバーと本体のわずかな隙間にスクレーパーを差し込み、こじあげていく。
ポイントは、とにかく恐れずに「差し込み」思い切って「こじ上げる」 ことである。

あれ?
DVDドライブになにかが詰まっている。
引っ張り出してみるとそれは、DVD-Rの焼き付け面を保護するために敷いてあった薄いビニールシートであった。
ありゃあ、これってボクのせい?
ツイッターで「ちょっと酷使したら、パソコンがネをあげた」と書いてしまった。
すまぬ、パソコンがネを上げたのではなかった。
思わずぬれぎぬを着せたmacに謝罪。

無事DVDドライブは復活して、再び酷使することに。

Sunday, August 01, 2010

70年代の日本のロック

現在店頭に並んでいる「レコード・コレクターズ8月号」の余韻をまだ引きずっているのだが、このベスト100に上っているものは、かなり持っている(レコードやCD)。
しかし、当時興味を引かれなかったり、タイミングを失して聞き逃したのもかなりある。
その中で、特に興味をひいた
フード・ブレイン『晩餐』
をAmazonで購入。
いやはや、かっこいいね。
1970年発表かあ、日本のロックで当時こんなのやってたんだ。
メンバーを見たら確かにすごい人たちなのだけど、エネルギーが爆発しているだけではなく、新しいことをやろうっていう気概にあふれている。
あがた森魚『日本少年』共演者も含めて当時激しく興味をひかれたが、2枚組LPとかいろいろあって入手し損なっていた。
『頭脳警察セカンド』と合わせて、図書館に予約中。

先日、実家へ帰った時にも置いてあるアナログ盤を数枚聞いた。
はちみつぱい『センチメンタル通り』
サディスティック・ミカ・バンド『黒船』
ムーンライダーズ『MOONRIDERS』
今聞いてもどれも本当にいいね、熱くなるよ

昨日の「佐野元春 ザ・ソングライターズ」ゲストは鈴木慶一でした。
来週2回目の放映。

Saturday, July 31, 2010

週間ブックレビュー

NHKBS2で放映中のこの番組、ほぼ毎週見ている。
面白そうな本をここで発見することもしばしば。
3人の書評ゲスト(プロの書評家だけではなく、本好きないろんなジャンルの人)が、それぞれお気に入りの3冊を順番に紹介する。そのなかの1冊は、ゲスト3人とその週の司会者・アシスタント全員が読んで、クロスレビューするのだ。
だから、自分の好みであろうがなかろうが、収録までに読んできて、なにか感想らしきことは言わなければならない。
ばからしい本でも、何か意味のあることを言わなければならず、いかにもNHKらしいというか、面白い時もあるがうっとうしいこともままある。ばからしい本なので、「面白い」「つまらん」しか言い様がないものにも、あれこれ言葉をくっつけていく。
こんなときは見ていてつらい。(大抵はビデオで見てるので早送りします)
だいぶ前に、書評家の北上次郎氏(「本の雑誌」の目黒さんね)が登場した時、別のゲスト一押し作品が、ボクからみても北上さんの好みではないだろうなと思っていると、
「これは、ダメですね。とくに話すことはない」
とばっさり。
いつもこれぐらいのことは言って欲しいよ、他の人も。
たぶん、本音ではこんなふうに言いたい場合がたくさんあるのだろうが、大人だし、テレビだし、NHKだし、いろいろな思いがそこで線を引いてしまうのだろうな。
そればかりでも番組成立しにくいしね。
そのあたりの本音も探りつつ、ボクは毎週見ているのである。

Wednesday, July 28, 2010

Appleのトラックパッド

Appleの新製品「Magic Trackpad」が登場した。

トラックパッドは、ノートパソコンでどちらかというと仕方なく使われていたのがこれまでの印象。
やはり使い勝手はマウスが格段によかった。ノートの利点を生かすためにマウスの代わりに搭載されたのだが、なんだかカーソルが思った通り動かずに、けっこういらつきながら使っていた。
それをAppleは、指の使い方で様々な動作をするこのトラックパッドを開発して、なかなか評判が良かったようである。さらに今回はそれを独立させて、デスクトップパソコンにもつないで、マウスの代わりをさせようというのだ。
なんだかいちいち購買意欲をそそるなあ、Apple

Sunday, July 25, 2010

荒井由実の第2作

先週神戸の実家へ帰った時に、本棚をちらちら見ていたら、古い音楽雑誌を見つけた。

ライトミュージックの1974年10月号である。

1974年といえば、ボクは高校1年の時。
表紙は、ニルソンの『プシー・キャット』のジャケ写ですね。朋友ジョン・レノンと供に作った作品、懐かしー
当時からニルソンは大好きだったからね。
この雑誌、コンセプトとしてはフォーク系から軽めのロック、邦楽、洋楽合わせていろいろって感じのようだけど、なんで買ったのかはよく覚えてない。
簡単な楽譜なんかも掲載されている。

さらに雑誌の中で、こんな宣伝を見つけた。
荒井由実の2作目『MISSLIM』の発売告知。
「10月5日華麗に発売!」だそうだ。
こんな時代もあったんだね。

Monday, July 19, 2010

暑い夏

今年は梅雨に雨がよく降った。
関西地方では先週金曜日までが梅雨で、土曜日から夏。
いままでこれほど、スパッと梅雨と夏の区別がついたときってあったか?
例年は、空梅雨だったり、なんだかぐずぐずしているまに、仕方なく梅雨明け宣言したりって感じだけど、今年は見事なまでに転換した。
天気予報もばっちり、予報した通りだしね。

それにしても暑い。
言いたくないけど暑い。

昨日は大阪大学オーケストラの公演を聞きに、神戸文化ホールへ出かけた。
高速神戸駅から湊川神社沿いに10分程歩いたところにある。
夕方6時ごろだったが、それでもその道中暑かった。
じりじり頭が灼けた。

演奏は、初めて聞いたシベリウス『カレリア序曲』が面白かった。
ブラームスの交響曲第4番は第3楽章が大好き。第4楽章はちょっとつらかった、睡魔との戦い。
演奏は素晴らしかったですね。