今日の京都は朝から冷え込んでいて、時々雪らしきものが(って雪です)ちらちら舞う天候。
午前中に家をでて、いろいろと用事をしてから、京都みなみ会館でこの映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』を鑑賞。
3週間後に小惑星群が地球と衝突!ついに最後の作戦も失敗し地球滅亡へのカウントダウン。
この危機に自分の身を捧げて地球を救う!その奇想天外な作戦とは?
なんていうスペクタクルヒーローものではなくって、もうあっさりと地球滅亡決定。
これ前提で物語は進んでいく。
各地で暴動が起きたり、自殺請負人に自分を殺すように頼んだり、快楽に溺れたりと、過ごし方はひとそれぞれ。
滅亡決定と同時に妻に逃げられてひとりぼっちになったドッジ(40代)、両親兄弟が住むイギリスへ帰る飛行機に乗り遅れて悲嘆にくれるアラサー女子ペニー(キーラ・ナイトレイ)
二人は同じアパートに住みながら話したこともなかったが、この出会いをきっかけに、それぞれがやり残したことを実現するために旅に出る。
さて、こういうシチュエーションになったときどう過ごすか?
この二人の落ち着きっぷりはすごい。このぐらいの「普段」の気持ちですごせたらいいよな、と思う。
全く自信ない。けどじたばたしてもしょうがないしなあ、なんとかなるもんではないし。
地球滅亡だしね。
実はもっと普段と変わらぬ過ごし方をする掃除のおばちゃんも登場するのだが、もうすごい、笑える。
キーラ・ナイトレイってこれまで特に好きではなかったが、この役はいいですね。
チャーミングで生き生きしている。
二人が旅にレコードをひとかかえ持っていくこととか、もちろんラストシーンとか、いい映画だった。
しかし、観客30人ぐらい?もうちょっと多くの人に見てもらいたい映画。
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Sunday, January 27, 2013
インフルエンザと「琳派と若冲」
京都の細見美術館で開催の「琳派と若冲」展を見てきた。
今週はじめにインフル感染と判定され、木曜日まで動けず。
早めに診察を受けて判定されたので、高熱が出る前からタミフルを飲み始めたのが良かったのか、たまたま高熱が出にくいタイプだったのか、38.4℃まで上昇後すぐに下がった。
あまり苦しい思いをすることなく回復。
仕事は金曜日から復帰したのだが、きょうは復帰リハビリ兼ねて出かけてみた。
美術館は、解説の方といっしょにまわらせていただいたので、知らないことをいろいろ聞くことができてよかった。
かなり大勢の方が集まったので、人気の高さがうかがえる。
若冲は気合の入った精密かつ勢いのある鶏の絵もいいが、力を抜いた軽いタッチの風俗画もうまい。
絵を楽しんで描いているのがよくわかる。こっちももっと見たい。
2016年は若冲生誕300年だそうで、またその時には大々的に取り上げられるだろう。
一日かなり歩いたが、病み上がりとは我ながら思えず安心した。
今週はじめにインフル感染と判定され、木曜日まで動けず。
早めに診察を受けて判定されたので、高熱が出る前からタミフルを飲み始めたのが良かったのか、たまたま高熱が出にくいタイプだったのか、38.4℃まで上昇後すぐに下がった。
あまり苦しい思いをすることなく回復。
仕事は金曜日から復帰したのだが、きょうは復帰リハビリ兼ねて出かけてみた。
美術館は、解説の方といっしょにまわらせていただいたので、知らないことをいろいろ聞くことができてよかった。
かなり大勢の方が集まったので、人気の高さがうかがえる。
若冲は気合の入った精密かつ勢いのある鶏の絵もいいが、力を抜いた軽いタッチの風俗画もうまい。
絵を楽しんで描いているのがよくわかる。こっちももっと見たい。
2016年は若冲生誕300年だそうで、またその時には大々的に取り上げられるだろう。
一日かなり歩いたが、病み上がりとは我ながら思えず安心した。
Friday, January 18, 2013
New Year Resolution
「新年の決意」である。
よくあるのが「今年こそ禁煙します」
とか
「家族との時間を増やします」
とか
ということで、ボクもひとつなにか決意を、と思ったわけです。
1月も後半に入っているいま、新年もないのだがまあ、そこはスルーしていただいて
「感動を言葉で表す」
これは、今年に限らず、常に思っていることなんだけど。
音楽を聞いて、「これはいい!」と思うことはたくさんある。
さて、どうして「いい」と感じたのか。
言葉でそれを人に伝えるのはかなりむずかしい。
メロディがきれい?
リズムがかっこいい?
そこにもう一言添えたいのだが、言葉が浮かんでこない。
絵をみても映画を見ても本を読んでも、自分の感動や嫌いを言葉で伝える。
このあたりを今年は攻めたい、と思っているのです。
よくあるのが「今年こそ禁煙します」
とか
「家族との時間を増やします」
とか
ということで、ボクもひとつなにか決意を、と思ったわけです。
1月も後半に入っているいま、新年もないのだがまあ、そこはスルーしていただいて
「感動を言葉で表す」
これは、今年に限らず、常に思っていることなんだけど。
音楽を聞いて、「これはいい!」と思うことはたくさんある。
さて、どうして「いい」と感じたのか。
言葉でそれを人に伝えるのはかなりむずかしい。
メロディがきれい?
リズムがかっこいい?
そこにもう一言添えたいのだが、言葉が浮かんでこない。
絵をみても映画を見ても本を読んでも、自分の感動や嫌いを言葉で伝える。
このあたりを今年は攻めたい、と思っているのです。
Sunday, January 06, 2013
2013年 本年もよろしくお願いします
いろいろとばたついている間に年が明けてしまい、さらにはもうすでに1週間がたとうとしている。
おそくなりましたが
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
ということなのだけど、すでに年が明けて2本も映画を見に行ってしまったので、まずはそのあたりから。
(2012年のまとめも「本」だけ書いて、中途半端に終わっているのを気にしつつ)
『ル・コルビュジエの家』
全体的にアートな雰囲気ただよう作品。
タイトルからしてそうなのだが、椅子のデザインで脚光を浴びたデザイナーが、妻と年頃の娘と住む家が、ル・コルビュジエ設計の家である(クルチェット邸という有名な家だそう)ここが全ての舞台となる。
確かにすごくモダンな造りの家で、それを見ても楽しめる。
その家の隣人の男(いかにも粗野な雰囲気がありあり)が、突然壁をぶち抜きだして、デザイナーの家族の部屋が丸見えになる位置に窓を作り始める。
当然、デザイナーの男は猛抗議をして、工事を阻止しようとする。
猛抗議と言っても、阻止する理由に「妻が絶対許さない」とか、「(ル・コルビュジエの家の)オーナーである義父が認めない」とか、ちょっと「自分はいいんだけど...」、みたいな逃げ腰な抗議の仕方なのである。
そこを隣人にも見透かされ、次第に窮地へと追い込まれていく。
このあたり、外国(アルゼンチン)とはいえ、すんごくリアル。
こんな隣人いたら、めっちゃイヤ。
すごいストレスになりそう。
このふた家族のやりとりがとにかく面白いのだ。
もうひとつ気にいったのが、映画終了時のクレジット画面。
キャストとスタッフが、ペン画のイラストで名前と一緒にロールアップ?してくる。
このあたりにもアート感があふれていて楽しい。
『レ・ミゼラブル』
ミュージカルの大作である。
『ル・コルビュジエの家』とはいろんな意味で対照的な作品。
まず、スターがたくさん出てるし、セット・CGなどかなりの費用をつぎ込んでいるのがよくわかる。
ビクトル・ユゴーの名作(設定は19世紀フランス)を下敷きに、しかもミュージカル仕立てなので、現実感はほとんどない。
それでも楽しめちゃうから、映画は楽しい。
セリフがほぼ全て「歌」なのである。
だから全編に渡って音楽が流れている。しかも2時間40分!
ただ、ストーリーは波瀾万丈で変化に富んでいるので、飽きることもなく長さも感じなかった。
(しかし記憶に残るメロディーはほぼなかった)
また、映像的には、顔のアップが結構多い。(歌っているから)
アン・ハサウェイが髪を切って(無理やりに切られて)ベリーショートになるのだが、その顔が舟越桂の彫刻そっくり、というのを事前にツイッターで読んでたので、それを思い出してしまった。
確かに似ている。
『マンマ・ミーア!』で主演をしたアマンダ・セイフライドがコゼット役で出演、とても可愛くて綺麗で歌も良い。
蛇足ながら、学生たちが圧政に不満をもって蜂起する場面があるのだが、このあたりからこちらの尿意もじんわり蜂起。
今朝から冷え込んでいるのと、この時点で2時間近く経過。
そっと時計を見ると、まだ結構残り時間あるよ。
途中でトイレへ行くどうか(暗い中歩いてけつまづくのも格好悪いしなあ、かと言って限界を迎えても困るし...)
かなりの戦いがこちらでも繰り広げられたのであるが、そのままついには勝利したことをご報告しておく。
おそくなりましたが
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
ということなのだけど、すでに年が明けて2本も映画を見に行ってしまったので、まずはそのあたりから。
(2012年のまとめも「本」だけ書いて、中途半端に終わっているのを気にしつつ)
『ル・コルビュジエの家』
全体的にアートな雰囲気ただよう作品。
タイトルからしてそうなのだが、椅子のデザインで脚光を浴びたデザイナーが、妻と年頃の娘と住む家が、ル・コルビュジエ設計の家である(クルチェット邸という有名な家だそう)ここが全ての舞台となる。
確かにすごくモダンな造りの家で、それを見ても楽しめる。
その家の隣人の男(いかにも粗野な雰囲気がありあり)が、突然壁をぶち抜きだして、デザイナーの家族の部屋が丸見えになる位置に窓を作り始める。
当然、デザイナーの男は猛抗議をして、工事を阻止しようとする。
猛抗議と言っても、阻止する理由に「妻が絶対許さない」とか、「(ル・コルビュジエの家の)オーナーである義父が認めない」とか、ちょっと「自分はいいんだけど...」、みたいな逃げ腰な抗議の仕方なのである。
そこを隣人にも見透かされ、次第に窮地へと追い込まれていく。
このあたり、外国(アルゼンチン)とはいえ、すんごくリアル。
こんな隣人いたら、めっちゃイヤ。
すごいストレスになりそう。
このふた家族のやりとりがとにかく面白いのだ。
もうひとつ気にいったのが、映画終了時のクレジット画面。
キャストとスタッフが、ペン画のイラストで名前と一緒にロールアップ?してくる。
このあたりにもアート感があふれていて楽しい。
『レ・ミゼラブル』
ミュージカルの大作である。
『ル・コルビュジエの家』とはいろんな意味で対照的な作品。
まず、スターがたくさん出てるし、セット・CGなどかなりの費用をつぎ込んでいるのがよくわかる。
ビクトル・ユゴーの名作(設定は19世紀フランス)を下敷きに、しかもミュージカル仕立てなので、現実感はほとんどない。
それでも楽しめちゃうから、映画は楽しい。
セリフがほぼ全て「歌」なのである。
だから全編に渡って音楽が流れている。しかも2時間40分!
ただ、ストーリーは波瀾万丈で変化に富んでいるので、飽きることもなく長さも感じなかった。
(しかし記憶に残るメロディーはほぼなかった)
また、映像的には、顔のアップが結構多い。(歌っているから)
アン・ハサウェイが髪を切って(無理やりに切られて)ベリーショートになるのだが、その顔が舟越桂の彫刻そっくり、というのを事前にツイッターで読んでたので、それを思い出してしまった。
確かに似ている。
『マンマ・ミーア!』で主演をしたアマンダ・セイフライドがコゼット役で出演、とても可愛くて綺麗で歌も良い。
蛇足ながら、学生たちが圧政に不満をもって蜂起する場面があるのだが、このあたりからこちらの尿意もじんわり蜂起。
今朝から冷え込んでいるのと、この時点で2時間近く経過。
そっと時計を見ると、まだ結構残り時間あるよ。
途中でトイレへ行くどうか(暗い中歩いてけつまづくのも格好悪いしなあ、かと言って限界を迎えても困るし...)
かなりの戦いがこちらでも繰り広げられたのであるが、そのままついには勝利したことをご報告しておく。
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