今年読んだ本は28冊。
年々読む本の数が減っているようだ。
10月に彦根から京都へと勤務地が変更になったため、通勤方法が電車から車に変わった。
通勤電車で本を読んでいたので、通勤方法の変更で読書時間が激減。
その分家で読んだらいいのだが、家にいるとついついテレビを見てしまうテレビっ子なのだ。
さて、印象に残っているのは
辻村深月著『朝が来る』
森谷明子著『春や春』
須田桃子著『捏造の科学者』
村松秀著『論文捏造』
『朝が来る』は、子供を産めない女と、産んだ子供を手放した女の物語。
手放す女の物語がなんとも切なく悲しい。
『春や春』は俳句甲子園出場を目指す、高校生のバトルを描く。まったく部員がいなかったクラブに、少しずつ集まってきて練習を重ねて... こういう話し大好き
『捏造の科学者』は、あのSTAP細胞発見のニュースをめぐるノンフィクション。『論文捏造』は、STAPより以前に外国で起きた、世紀の大発見をめぐるデータ捏造の実話。なぜこんなことで高名な学者を欺けるのかとても不思議、そして疑惑が起き始めてからの展開はとてもスリリング。どちらもとても面白い「事実は小説より奇なり」である。
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Sunday, December 27, 2015
2015年を振り返る(映画)
2015年は邦画2本、洋画8本を観覧。
その中で圧倒的に良かったのが、音楽映画の次の2本。
『はじまりのうた』
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
『はじまりのうた』タイトルはぱっとしないけど、中身はとても感動的。
旬を過ぎてヒットする新人ミュージシャンを見つけられなくなったプロデューサーが、ライブハウスで歌う女性シンガーに惹きつけられる。
金無し、後ろ盾なし(直前に会社をクビになってる)で、どうやって彼女をデビューさせるか?
新しい音楽が生まれていく過程が感動的(ある意味ファンタージー的)に描かれる。
映画中で歌われる曲もレベルが高くて良かったし、主演女優キーラ・ナイトレイの歌声も素敵だ。
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は、ブライアン・ウィルソンが、名作『ペット・サウンズ』をビーチ・ボーイズメンバー不在のあいだに一人でつくり上げる過程が描かれる。レコーディング風景も役者を使って再現している。
このシーンで涙があふれてくる。
なんて美しい曲、斬新なアイデア...
当時誰も聞いたことがない新しすぎる音楽を創ってしまった天才故の苦悩。
メンバーからも拒絶され、心の闇に飲み込まれていく。
いやー、泣いた、泣けた
更新し忘れて会員権利を失っていた京都シネマ、会員復活したので、また楽しい映画と数多く出会いたい。
その中で圧倒的に良かったのが、音楽映画の次の2本。
『はじまりのうた』
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』
『はじまりのうた』タイトルはぱっとしないけど、中身はとても感動的。
旬を過ぎてヒットする新人ミュージシャンを見つけられなくなったプロデューサーが、ライブハウスで歌う女性シンガーに惹きつけられる。
金無し、後ろ盾なし(直前に会社をクビになってる)で、どうやって彼女をデビューさせるか?
新しい音楽が生まれていく過程が感動的(ある意味ファンタージー的)に描かれる。
映画中で歌われる曲もレベルが高くて良かったし、主演女優キーラ・ナイトレイの歌声も素敵だ。
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は、ブライアン・ウィルソンが、名作『ペット・サウンズ』をビーチ・ボーイズメンバー不在のあいだに一人でつくり上げる過程が描かれる。レコーディング風景も役者を使って再現している。
このシーンで涙があふれてくる。
なんて美しい曲、斬新なアイデア...
当時誰も聞いたことがない新しすぎる音楽を創ってしまった天才故の苦悩。
メンバーからも拒絶され、心の闇に飲み込まれていく。
いやー、泣いた、泣けた
更新し忘れて会員権利を失っていた京都シネマ、会員復活したので、また楽しい映画と数多く出会いたい。
2015年を振り返る(音楽、演劇)
みなさん、ごぶさたしています。
1年ぶりの登場です。
あっ
というまに1年が経過して、もう年末。
年々、年末年始感が乏しくなって、年賀状や初詣などの行事に無頓着になってくる。
それはさておき、とりあえず1年をまとめておきましょう。
今年買ったCDは25枚でした。
昨年は19枚だったので増えましたね。
内容を見てみると、60年台、70年台リリースの旧譜が8枚、その他は最近の音楽でした。
印象深かったのが
杉瀬陽子『肖像』
ザ・なつやすみバンド『パラード』
どちらも神戸で開催された「港町ポリフォニー」というイベントに出演した演奏を聞いて、感動してその場で購入。
若い演奏家たちにも面白い音楽が多くてとても頼もしく、今後も楽しみ。
健在ぶりを見せつけたのが、
ブライアン・ウィルソン『ノー・ピア・プレッシャー』
もちろん新譜です。
来年にはあの『ペット・サウンズ』全曲ライブで来日予定。
衰えませんね、見習いたいです。
さてライブは、精力的に全国をツアーでまわった空気公団の1年でした。
単独ライブが4回(神戸、大阪、京都2回、京都の1回はルルルルズと共演)
(これを書いている日の前日)12/26開催の港町ポリフォニー2015EXTRAにも出演しているので、5回見ている。
もはや「おっかけ」の域ですね。
編成がちがったり、アレンジを変えたりいつも工夫を凝らして何度見ても新鮮で面白い。
イベントは「港町ポリフォニー2015」(9月開催)と「港町ポリフォニー2015EXTRA」、昨年に引き続き参加。
冒頭にも触れたように、イベントに行くと聞いたことがない音楽との出会いがあって刺激になる。
昨年からちょこちょこ行きだした演劇、今年はさらに範囲を広げた。
ヨーロッパ企画の他に、宮藤官九郎が関わったもの3本観に行った。
岩松了作・演出『結びの庭』(麻生久美子、宮藤官九郎主演)
劇団大人計画『不倫探偵』
劇団大人計画『七年ぶりの恋人』
緊張感があって、楽しくって、爆笑できて、こちらも刺激を受ける。
1年ぶりの登場です。
あっ
というまに1年が経過して、もう年末。
年々、年末年始感が乏しくなって、年賀状や初詣などの行事に無頓着になってくる。
それはさておき、とりあえず1年をまとめておきましょう。
今年買ったCDは25枚でした。
昨年は19枚だったので増えましたね。
内容を見てみると、60年台、70年台リリースの旧譜が8枚、その他は最近の音楽でした。
印象深かったのが
杉瀬陽子『肖像』
ザ・なつやすみバンド『パラード』
どちらも神戸で開催された「港町ポリフォニー」というイベントに出演した演奏を聞いて、感動してその場で購入。
若い演奏家たちにも面白い音楽が多くてとても頼もしく、今後も楽しみ。
健在ぶりを見せつけたのが、
ブライアン・ウィルソン『ノー・ピア・プレッシャー』
もちろん新譜です。
来年にはあの『ペット・サウンズ』全曲ライブで来日予定。
衰えませんね、見習いたいです。
さてライブは、精力的に全国をツアーでまわった空気公団の1年でした。
単独ライブが4回(神戸、大阪、京都2回、京都の1回はルルルルズと共演)
(これを書いている日の前日)12/26開催の港町ポリフォニー2015EXTRAにも出演しているので、5回見ている。
もはや「おっかけ」の域ですね。
編成がちがったり、アレンジを変えたりいつも工夫を凝らして何度見ても新鮮で面白い。
イベントは「港町ポリフォニー2015」(9月開催)と「港町ポリフォニー2015EXTRA」、昨年に引き続き参加。
冒頭にも触れたように、イベントに行くと聞いたことがない音楽との出会いがあって刺激になる。
昨年からちょこちょこ行きだした演劇、今年はさらに範囲を広げた。
ヨーロッパ企画の他に、宮藤官九郎が関わったもの3本観に行った。
岩松了作・演出『結びの庭』(麻生久美子、宮藤官九郎主演)
劇団大人計画『不倫探偵』
劇団大人計画『七年ぶりの恋人』
緊張感があって、楽しくって、爆笑できて、こちらも刺激を受ける。
Thursday, January 01, 2015
2014年を振り返る(音楽)
購入したCDは19枚、コンサートは6回、演劇2回。
この中で印象に残っているのは
KIRINJIのアルバムとコンサート
トクマルシューゴの『Night Piece 再現ライブ』
竹内まりやコンサートツアー2014
森は生きている 2枚のCD
ヨーロッパ企画の演劇(2本)
兄弟でやっていた頃のキリンジはそれほど興味がなかったのだが、掘込兄が残ってバンドとしてまとまった新生KIRINJIはすごく気に入った。2014年に一番よく聞いたアルバムのひとつ。
様々なタイプの曲が、アイデアあふれるアレンジで聞かせてくれる。メロディーもすごくいいし、次のアルバムが楽しみ。
もうひとつよく聞いたアルバムが 森は生きている(特にファーストの方)だった。
サイケデリック・フォーク・ロックという感じで、すごく新鮮。はっぴいえんどの孫世代的な位置づけか。
神戸で行われたイベント「港町ポリフォニー2014」で彼らの演奏を聞いたが、ライブで聞くとさらにサイケデリック色が強くなる。
トクマルシューゴは、すべての楽器をひとりで演奏して宅録したファースト・アルバムを、気心知れたシューゴバンドでまるまる1枚を再現するというライブ。(最近時々いろんな人がやってますね)
聞く方もすごい緊張感のなか完璧に再現されていた。この人もアイデアの人で、他に類似するものがないオリジナリティあふれる曲たちが刺激的で楽しい。
12月には竹内まりやコンサートへ行ってきた。
これまでも何度もトライしてチケットが入手できなかったのだがようやく願いがかなった。
久しぶりに大ホールのコンサートで、観客の多さにとまどってしまった。
客層としてしっくりくるので、これはこれでリラックスできていいですね。
京都の劇団、ヨーロッパ企画は気軽に見に行けて、いつも楽しい。こちらは同好の士がいるので、観劇のあとは飲み会がセットというおやじパックとして定例化されてきつつある。
この中で印象に残っているのは
KIRINJIのアルバムとコンサート
トクマルシューゴの『Night Piece 再現ライブ』
竹内まりやコンサートツアー2014
森は生きている 2枚のCD
ヨーロッパ企画の演劇(2本)
兄弟でやっていた頃のキリンジはそれほど興味がなかったのだが、掘込兄が残ってバンドとしてまとまった新生KIRINJIはすごく気に入った。2014年に一番よく聞いたアルバムのひとつ。
様々なタイプの曲が、アイデアあふれるアレンジで聞かせてくれる。メロディーもすごくいいし、次のアルバムが楽しみ。
もうひとつよく聞いたアルバムが 森は生きている(特にファーストの方)だった。
サイケデリック・フォーク・ロックという感じで、すごく新鮮。はっぴいえんどの孫世代的な位置づけか。
神戸で行われたイベント「港町ポリフォニー2014」で彼らの演奏を聞いたが、ライブで聞くとさらにサイケデリック色が強くなる。
トクマルシューゴは、すべての楽器をひとりで演奏して宅録したファースト・アルバムを、気心知れたシューゴバンドでまるまる1枚を再現するというライブ。(最近時々いろんな人がやってますね)
聞く方もすごい緊張感のなか完璧に再現されていた。この人もアイデアの人で、他に類似するものがないオリジナリティあふれる曲たちが刺激的で楽しい。
12月には竹内まりやコンサートへ行ってきた。
これまでも何度もトライしてチケットが入手できなかったのだがようやく願いがかなった。
久しぶりに大ホールのコンサートで、観客の多さにとまどってしまった。
客層としてしっくりくるので、これはこれでリラックスできていいですね。
京都の劇団、ヨーロッパ企画は気軽に見に行けて、いつも楽しい。こちらは同好の士がいるので、観劇のあとは飲み会がセットというおやじパックとして定例化されてきつつある。
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