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Monday, December 31, 2018

2018年をまとめてご報告

2018年4月末で、36年努めた会社を定年退職いたしました。
思い返して一言でまとめると

よく働いたなあ

ということです。
まあ、まだ働いてはいるが、これからは好きなことしかやらないので職場のみんさんチューイしてください。

さて、そんな還暦を迎えたジジイですが、音楽に対しては新しいものを聞きたい、という欲求がますます強くなっている
年代は古いけど、当時聞き逃していた「新しいもの」と、いま生まれつつある「新しいモノ」の意味がある

今年買ったCDは34枚
振り返るとそんなに多いわけではなかったですね
一番印象深いのは、なんと言っても
『 Go! Go! ARAGAIN 』
です。ネクストジェネレーションの音楽家による大滝詠一トリビュートアルバム
参加している若手音楽家たちがいずれも楽しい
・bjons(ビョーンズ)
・秘密のミーニーズ(昨年も取り上げましたね)
・柴田聡子
・やなぎさわまちこ
・KEEPON
などなど
大滝詠一の代表曲がそれぞれの解釈でアレンジされ演奏・歌唱されるのは、ジジイはとっても楽しい
これには参加していないが
・ミチノヒ
・roppen
・いーはとーゔ
などのなりすレコード界隈のバンドも最高で、今後への期待感も高まる
年末ギリギリに飛び込んだ
・冬に分かれて
・Orangeade
も捨てがたい

もひとつ今後の展開に不安を残すのが、空気公団の第2期活動の終了宣言である。
この十年来 常に私のプレイリスト上位に入り続けていた彼らですが、3人編成の活動に区切りをつけて、来年から違った形態で活動をするらしい。不安と期待が入り混じった気持ちで年を越す事になる。


Monday, January 01, 2018

2017年振り返り(本)

2017年は27冊読んだので、少し増えてきた。

私のベストは森絵都『みかづき』
小学校の用務員から塾経営を始める夫婦の物語。これが三代に渡っての物語なのでちょっとびっくり、学習塾の話で三代記とは。しかも波乱万丈で全く飽きないし、久しぶりに一気読みした。読書スランプから抜け出しつつある中で、一気読みの感覚を思い出した。ちょっと時間があると続きを読みたくなるあの感じ。本当に面白い本は最強ですね。

2017年最後に読了したのは本屋大賞受賞作品 恩田陸『蜜蜂と遠雷』
これも面白かった。名作『チョコレート・コスモス』では演劇の世界を描いていたが、今回はピアノコンクールである。演劇や音楽という「言葉にしにくい」ものを、どうやって伝えるのか、作家の腕の見せ所だと思うのだけど、恩田陸の文章を読むとなんだか頭のなかにイメージが湧き上がってくる。
ほんとに小説を書く人、心から尊敬する。
2016年のベストにあげた宮下奈都『羊と鋼の森』もピアノ調律師の話で、こちらも感動的な小説だった。