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Sunday, December 28, 2008

2008年 映画など

今年劇場へ見に行ったのは10本(洋画8、邦画2)
後半、時間がないのと時間があるときには見たいものをやっていない、などタイミングがあわずほとんど見ていない。
そのなかで心に残ったのは
『ノーカントリー』
逃げても逃げても追いかけてくる殺し屋(ハビエル・バルデム)がとにかく怖い。
ラストシーンもやるせない。
コーエン兄弟の他作品も、気持ちが凍りつくほど怖い。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
ボクが大好きなシリーズ。
エンタテインメントに徹した作りはさすがだが、最後の展開にはビックリ。
さすがにネタ切れか?すこし寂しい。

アートはなんと言っても『フェルメール展』
ただ、混雑がすごくてゆっくり見られなかったのが残念。
『冒険王・横尾忠則』 質も量も恐ろしいほどのエネルギーに圧倒された。

Saturday, December 27, 2008

2008年 本と音楽など

今年もあとわずか、後半は不況・解雇などの厳しいニュースばかり。
来年もしばらくは耐える日々が続きそう。

今年読んだ本は(12/27現在)で48冊。コンスタントに読んでるわけじゃなくて、7月はわずか1冊!9月も2冊だけ。
かなり不調なときがあったもんなあ。
そのなかで印象に残った3冊をあげると、
ビル・クロウ「さよならバードランド」
宮部みゆき「おそろし」
山本幸久「ある日、アヒルバス」
ビル・クロウは刊行は1996年と古いが、村上春樹の訳、巻末のレコードリストも充実しており、読んでいるとあれもこれも聞いてみたくなる。実際に何枚か購入もした。
宮部みゆき、山本幸久はどれを読んでもハズレなし。今年の作品も手堅くまとめられていて面白かった。
逆に言うと、初めて読んだ作家で印象深いものが少ないのが残念。

音楽では、購入したCDは43枚。1960年代のポップス、ジャズから最近のものまでいろいろ。
Ry Cooder 『I, Flathead』
Brian Eno & David Byrne 『 Everything That Happens Will Happen Today』
鈴木博文 『凹凸 』
などをよく聞いた。すべて2008年の新作ばかりだな。

ライブではなんと言ってもシューゴトクマル。いろんなイベントにでたものを3回見た。
来年も期待できそう。
それとチャットモンチー。
いまや武道館もいっぱいにする彼女たちだが、学祭イベントのとても小さな会場で見られたのが良かった。
イベントで学生バンド、素人バンドもいろいろ聞いた。
最低限の技術レベルはあった方がいいとは思うが、こちらの気持ち次第でいくらでも楽しめる。
来年は、ビッグバンドの活きのいいライブを聞いてみたい。

Wednesday, December 24, 2008

風になりたい

同じ曲でも、聞くときの状況が違えば印象がすごくかわるものである。
THE BOOMでヒットした「風になりたい」を聞いてしみじみといい曲だなあ、と思った。

上の娘の高校吹奏楽部が定期演奏会を開いた。
この定演で3年生は引退となる。
その時、最後に演奏した曲がこれだった。
途中からみんなで歌い出すときは、特にジンときた。
「天国じゃなくても〜楽園じゃなくても〜」のところ。
いろいろとあったけど、よくやってきたなあという思いを抱きながら聞いたのだが、最後に一人ずつ花道を退場していくとき、娘は涙もなく笑顔で歩いていった。
中には号泣する男子もいたりして、なかなかに感動的な瞬間だった。

駅伝と定演で目頭が熱くなった週である。

Sunday, December 21, 2008

全国高等学校駅伝

今年も娘の学校の駅伝チームを沿道で応援。
去年とは場所を変えて、ゴールまであと2kmほどの最後の大きなコーナー「西大路五条」の交差点で選手を待つ。
ただでさえ交通量が多い交差点、しかも年末でさらに増えているであろうこの道路を通行止め。
いつもはエンジン音、クラクションなどで騒々しい場所が、真っ昼間に静寂に包まれる。
なんだか不思議な感じ。
どれぐらい静かであるかというと、走ってきた選手の息遣いが結構離れているのに聞こえる。
沿道からの掛け声が、そこらに響いてこだましている。
でも、選手の足音はほとんど聞こえないのよ。シューズ底のクッションもいいのだろうけど、素人とは走り方も違うんだろうね。
美しい走り方である。
全選手58名が通過するまで見ていたが、最後の方にはかなりばてている人もいて、心のなかでしっかりエールを送った。

Saturday, December 13, 2008

映画『ハッピーフライト』

映画久しぶり。
『スウィングガールズ』の矢口史靖監督2008年度作品である。
これまでも『ひみつの花園』『アドレナリンドライブ』『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』結構どれも好き。
取り上げてきた題材が、比較的小さい世界だったのだが、今回は航空業界で働く人々である。
これは大作といってもいい。
大丈夫か?
しかもTVで流れるCMから、面白そうな気配がいまいち伝わってこないし。
と思いつつも見に行った。
心配が当たったところもあったけど、面白かった。
グランドホテル形式の映画なので、登場人物が多すぎてなんだか全体が薄まった印象がある。もっとスポットを絞って濃く描くほうが監督の特質がだせると思う。
とは言うものの、よくあれだけうまくまとめているとも言える。
空港で働くひとの普段は見えない仕事ぶりもわかるし興味深い。
ひとつわからないのは、正露丸のエピソード。あれで終わり?もっと展開するのかと思ったけど。
怖い機長役の時任三郎がいい。

Saturday, December 06, 2008

みやこ音楽祭’08

今年で5年目を迎えた、学生が主体となって開催しているロックフェスである。
先週に引き続き後輩H氏と初参戦。
場所は京都の北部(今年一番の冷え込みで、朝方は市内中心部でも0℃付近まで下がった)にあるイベント会場、京都FAN J。
12/6昼の部、出演アーチストは9組、目当ては最後の4組なのであるが、せっかくのフェスなので見られるものは見よう、と乗り込んだ。
他の予定の関係で、ボクが見たのは7組。
特に良かったのは、これがボクにとっては3回目となるトクマルシューゴ。
それと昼の部のトリを務めたレイ・ハラカミ。

トクマルシューゴ、本日はトリオ(ギター、アオコーディオン、パーカッション)での演奏。いつも通りのそつの無い完璧な演奏。
次は単独のライブをぜひとも見たいものだ。

レイ・ハラカミの演奏は、同じ曲でもCDとライブとでは全く違うものに聞こえる。
CDでは、なんとも美しい電子音が心地よいのだが、ライブでは重低音ビートが攻撃的だし、全体の演奏も挑発的。音も洪水のように押し寄せてくる。何かの電子装置を一人で演奏している姿は一心不乱。どんな操作をしているのかはわからないが、見ていても結構楽しいことに気がついた。

これら二組のアーチストに共通してるのは、どちらもMCが楽しい。
でも、ひとたび彼らが演奏に入ると、観客も五感を総動員して集中せずにはいられない、そんな魔力をどちらも持っている。

Thursday, December 04, 2008

本の雑誌

長年愛読している書評誌「本の雑誌」を最近読んでないな、と先日フト思ったわけです。
ずっと定期購読しているので、毎月10日過ぎには手元へ届くのだ。
本棚を見ると10月号までしか並んでいない。
???
10月号を開いてみてビックリ。
年間購読料の支払い用紙がそのままはさまっていた。
10月号だから、これを受け取ったのは9月。ひえ〜、支払いをすっかり忘れていたよ。
翌日、「本の雑誌社」へ電話をかけた。
「えーと、定期購読している者ですが、9月に受け取った次期購読の支払いを忘れてまして、2ヶ月もたっちゃたんですけど。
今からでも、これは有効でしょうか....」
電話の応対に出た(きれいに違いないとボクは確信している)お姉さんは、明るい声で
「ぜんぜんだいじょうぶですよ。それでは11月号と12月号いっしょにお届けしますね」
ああ、なんていい人、いい会社。
期待以上の素晴らしきお言葉。
雑誌のイメージそのままの暖かい対応を受けて、すぐに郵便局から振り込みました。
そうしたら、しばらくして2冊まとめて届いた。
ブラボー「本の雑誌」!

Wednesday, December 03, 2008

You Tube

昨日会社からの帰宅時に、電車待ちの時間つぶしに寄った本屋でBRUTUS 最新号を購入。
これがYou Tube特集なのだ。
最初は立ち読みで済ませようとして、面白そうなサイトのキーワードを必死で暗記してたのだけど、とても覚えきれずについ買っちてしまった。
家に帰って結局2時ごろまでアレコレ見てました(←ただのアホです)
気に入ったものは、iPod用に変換して通勤途中で見たりしている。
BRUTUSに記載されていて今回見たものをひとつ紹介。

結構有名なものらしいのだけど「Randy Pausch Last Lecture : Achieving Your Childhood Dreams」
末期ガンにおかされた大学教授が行った最後の講義のビデオ映像。
これだけ聞くと、涙を誘う感動の講義だと思うかもしれないがそうではない。
もちろん本人も余命短いことを知っているのだけど、とてもそうは見えないぐらいに明るく元気なのだ。
で、これを見てボクが一番に感じたのはそこではなく、欧米人はなんてプレゼン(話すこと)が上手なのだろうってこと。
これは通しで見ると1時間以上の講義なのだけど、ユーモアたっぷりに飽きさせることなく、淀みなくしかも感動的に「聴衆を意識して」まとめていくセンスというか文化?のパワーにかなり衝撃を受ける。
ちょうど通勤時間の片道ですべて見ることができたのだけど、次はどうなるのだろうとついつい引き込まれてしまい、眠気も感じなかった。
冷静に見ると、ほとんどが自慢話だし、最後は欧米人の得意な恩人への謝辞が続くのだ。このあたりは日本人的感覚からすると鼻につくのだけど、それを補ってあまりある構成力と話術の素晴らしさ。エピソードの中身でも、言葉の力で難局を乗り切ったことがいろいろ紹介される。(もちろんいいこともたくさん言ってる)
これでは、外交など交渉事で、日本人は外に対して太刀打ちできないことがとてもよくわかる。
こんなのも見られるYou Tube、素敵です。
ちなみに『ランディ・パウシュの「最後の授業」』で検索すれば、日本語字幕付きのものも見られる。(ボクはこれで見ました)
英語のヒヤリングに自信がある人は、字幕なしにチャレンジしてみては?

Sunday, November 30, 2008

旧グッゲンハイム邸

チャットモンチーのチケットをどこからか入手してきた後輩のH(最近ライブにはまっている)が、1ヶ月ほど前に
「神戸の洋館でシューゴトクマルのライブあります。チケット予約済みッスから」
と言ってきた。
最近注目しているシューゴトクマルのライブなら、行くにやぶさかではないが、あまりにも手回しが良いではないか。
神戸の塩屋(垂水区)にある、海の見える古い洋館・旧グッゲンハイム邸でのイベントであるという。
その他にも数バンドでるらしい。しかも、洋館の一室でやるのだが、窓は開け放してやるという。
海沿いのこの季節、こりゃ寒いわ。
普段ははかないパッチまではいて重装備で出発。
しかし割と穏やかな気温で、日中開け放していた窓も夕暮れには閉めて暖房もON。心配するほど寒くはなかったのだ。
築100年ほどの洋館はなかなかに趣のある建築で、しばしばイベントに使用されているようだ。

午後3時前に、最初のバンド「みにまむす」で幕を開ける。
フィドル、バンジョー、トランペット、パーカッション、というコミカルな4人組。
ジャグバンドっていうのか、軽いノリで観客を盛り上げる。
2番手は「ベレー帽」
これは困った。どう対処していいものやら。
あまりに自由というか勝手すぎるし、戦い方のルールがさっぱりわからない。戦に備えて練習しているようにもボクには思えない。
これはこれで成立しているかなあ?
いや〜音楽の世界も広い、イロイロあるね。
しばし休憩のあと、シューゴトクマル登場。
ボクらは割と早く会場についたのでかぶりつきの前から3番目に座っていたのだ。(床にじかに座って見ている)
シューゴは自分のギターやイフェクタ、マイクのセッティングも自分でやっている。しかも目の前で。
来て良かった。
今回は、彼の他にサポートメンバーがひとり、きれいなお姉さん(たぶんmeso meso)がアコーディオンとおもちゃ楽器を担当している。
曲が始まるとぐっと引きつけられた。超絶ギターを弾きながら軽やかに歌う姿に感動。
やはりただものではない。まいった。
最後は二階堂和美。
伸びやかないい声である。がしかーし、これにも困った。
普通に歌うときと、ハイテンションになるときとのギャップがすごいのよ。
「もしもピアノがひけたなら」をノー伴奏で歌ったかと思うと、その後の曲では飛び跳ねて奇声を発したり。
壊れたとしか(ボクには)見えないのである。
今回のお客さんは、どうも二階堂さんのファンが多そうである。だれも驚いてはいないみたいだ。
彼女にとってはこれが普通のライブなのかもしれないな。

ベレー帽と二階堂さんで、ボクの知っている音楽の幅がまた少し広がった。
次は大丈夫、対処できそう。
かかってこいヤー、ベレー帽。

Thursday, November 27, 2008

今年も定演にて

昨年ここで書いてから早1年。今年も娘の高校の吹奏楽部定期演奏会へと出かけた。(11/23)
親バカアゲインということで、今年も昼夜2部とも見ました、ハイ。
あまりに盛りだくさんすぎて、昼公演が3時間を超える長丁場、さすがに夜は時間制限もあるので構成を変更してすこし短縮。
今年は3学年合わせて31名しかおらず、危機的状況は続いている。
それでも少ないなりにいろいろ工夫してやっている。
ホントに感心するな。
この公演を最後に3年生は引退するので、2年生の娘はこの時点で最上級生ということに!
こないだ入学したと思ったら、もう...
あまりに時間経過が早すぎて、ゆっくり感動に浸ってる暇すらないよ、まったく。

Friday, November 21, 2008

通勤読書が復活

このところ毎日通勤電車内で読書が復活。結構読めるので、一気に5冊追加
魚住直子では、「非・バランス』と「超・ハーモニー』をボクも10年ほど前に読んでいる。どちらもよかった記憶があるのだが、内容はあまり覚えていない。「ピンクの神様』も傑作だよ。

いい感じのあいだにどんどん読もう。

Thursday, November 20, 2008

風邪長引き

先週初めからひいている風邪がなかなか治らない。
仕事休まず、しかも環境の悪い通勤電車に長時間揺られてるからね。
逆に、ボクの風邪を電車内でうつしているかもしれず、申し訳ないことで。
ごほごほっ

金曜日は代休でやすむので、ここでなんとか治して3連休(というか4連休ですが)に臨みたいものである。
ごほごほっ

Monday, November 17, 2008

ピカソ

先週末から千葉へ出張。
土日とも仕事の予定が、土曜日がんばって深夜まで働いたおかげで、日曜日は休みになった。

1週間ひいている風邪も、なんだか日曜日の朝はかなりましに思えて(←現金なヤツ)、それではととりあえず東京へ向かう。
銀座アップル店へ行きしばしネットで情報を入手。
六本木でピカソ展があるということで、六本木へ移動。
新国立美術館でピカソ。
うーん、キュービズムっての?よくわからないなあ。
誰かに鑑賞方法を教えて欲しいのだ。
それでもなにかしらパワーは感じる。
さらに、すぐ近くのサントリー美術館でもなんとピカソ展!
両者コラボッてて、片方に入場しているともう一方が割引。

こちらも入りました。
新国立美術館が会場全体が明るい雰囲気なのに対して、サントリーは通路が暗くて絵にスポットを当てる演出。
年代順にきれいに並べた新国立美術館、ほぼ年代順ながらテーマによって配置したサントリー。
わずかにサントリーの方がボクは良かった。テーマ(ミノタウロス)にまとめてくれてわかりやすかった、少年(牧神?)二人の大きな絵が好きだから。
いやほんとパワーもらったよ。

Monday, November 10, 2008

学園祭ライブ

全国の学園祭も終盤に向かいつつある。
日曜日に、ある学祭ライブがあって見に行ってきた。
ひとつ前の投稿で書いたように、徳島の大塚美術館へ行ったのだが、実を言うと徳島行きの真の目的はライブのほうでした。
時間があったので美術館へ寄ったわけ。

で、そのライブとは?

ヒントは
メンバー全員徳島出身
うちメンバーの二人は鳴門教育大学出身
メンバーは3人全員若い女性
最近はコンサートチケットが売り切れる

わかりましたか?

正解はチャットモンチーです?
えっ?知らない?

ボクと同じ会社の後輩(まだ30代)が、鳴門教育大学で開催される彼女らのライブチケットをどこからか入手(別におかしなところから買ったのではない)してきて
「先輩どうですか?」
と誘われたので、かなり迷った末行くことにしたのだ(最初で最後かもしれないし)

500名ほど入れる講堂で17:30開始、約1時間半のライブ。
当然、ほとんどが学生のなか、まるで保護者のようなボク。
でも歌詞もいいし曲も良い、3人だけどいろいろな音の工夫があって飽きさせない楽しいライブであった。
ぜひ聞いてみてください。

夢の美術館

美術に関心のある方なら、世界中の美術品を一度に見たいと思うかもしれない。
現実には無理なのだけど、それをかなえようとする美術館がある。

徳島の「大塚国際美術館」には、世界の名だたる絵画がこの会場に集められているのだ。
と言っても、もちろん本物ではなくて写真製版技術を使って陶板に印刷した「実物大」のレプリカ?なのである。
とにかく会場はとても広い。まず最初に圧倒されるのは、あのシスチーナ礼拝堂の壁画「最後の審判(ミケランジェロ)」である。(たぶん)同じ広さの部屋を作って、天井・壁面にアレを再現している。
いや~、レプリカとはいえすごいな。かなり気合い入っているしお金もつぎ込まれていそう。
案内に沿って歩いていくと、あの名画やこの名画が、でるわでるわ、詳しくはこちらをご覧下さい。
写真も撮影できるので、モナリザとツーショットも可能(←してません)

印刷の画集を見る感覚で見れば、これも有りかなとは思う物の、だんだん最後の方になると「食べ過ぎ感」がでてきて、最初の驚きも薄れてきてしまう。
やっぱり少しずつでも本物を見たい気がする。
入館料(一般3150円)も割高感がある。

Saturday, November 08, 2008

第10回全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜

昨年に引き続き娘が出演したので、家族そろって横浜へ。
今年は出演が朝早いので、娘は前泊、ボクらは始発ののぞみで向かった。

去年見ているので様子はわかっている。
連続で出演している高校も多く、どこでもその学校のカラーはそれほど毎年変わらない。
寸劇っぽいものをとりこんでいるところ、ファンキーダンスを見せるところ、歌を織り交ぜるところなどなど。
その中で、圧倒的な力量の差を見せつけたのは、今年大会1日目のグランプリを獲得した天理高校。
(昨年度も初日のグランプリを獲得している)
他がパフォーマンスに力を入れているのに対して、天理はあくまでも演奏主体である。
落ち着いていて、技術が素晴らしく、音のバランスもたいへんいい。
まさに音楽のための演奏技術であることが、これを聞くと納得できる。
吹奏楽コンクール全国大会(普門館)金賞も伊達ではない。

娘の高校は、来年の出場権を獲得したので、次回はさらに上位の賞をとれるといいな。

Monday, November 03, 2008

高校クラス会開催

11/2に5年ぶりで高校のクラス会。
ボクらの高校は3年間担任もクラスも同じ。以前に出席番号順に名前が言えると書いた通り。
出席は46名中23名と担任の先生。
卒業して31年後のクラス会としてはかなりの出席率ではないか?担任の英語リーダの先生は75歳、ボクは卒業後始めてお会いした。
足元がすこし危ないけど、頭ははっきりしているしかなりお元気な様子。
ボクらも、もう立派なおっさん、おばさんだけど基本的なところはみんな全く変わっていない。
しゃべり方、仕草など、笑い方、場の外し方(←ボク)まで、驚くほどそのまんま。
昔へタイムスリップしたようだ。
さすがに顔のしわや髪が抜けたり、白くなったり、腹が出たりの変化はあるし、医者、部長、社長などになっているやつらは、そこでは偉そうにしているのだろうけど、この集まりの中では、高校生そのまま。
おかしいね。
ただ、46名のうちひとり、乳がんで昨年亡くなったそうだ。
高校時代は確かバレーボールをやっていた、とても元気で明るい子、女子の中で一番早く結婚したそうだ。
ボクらも50歳になったので、そういうことも覚悟しないといけないのだろうな。
残念なことなのだけど。

5年前は銀座でやったのだけど、今回は先生をお招きすることもありお宅の近く(が高校の近くでもある)国立で会を持った。
JR国立駅に降り立つのも30年ぶりに近い。
立っている店は変わったし駅舎もあの三角屋根はなくなったけど、面影はそのまま。
しかもちょうどその日は「天下市」開催日。懐かしいなあ。
(写真は駅前のロージナ茶房。今回の会場ではありませんけど)
みんな自分の場所でがんばっていることを知ることができた。
ホントにいい会に出席できた。

Saturday, November 01, 2008

演劇祭

長女が通う高校の文化祭の催しで演劇祭というのがあり、それをカミさんと見に行った。
毎年、全クラス演劇でエントリーし、夏休み前に予選を行う。そこで勝ち残ったクラスが秋の文化祭で一般にもお披露目される。
娘のクラスも予選に勝ち残ったので今回発表されたわけ。
3学年で7団体+演劇部が、朝と昼と2回公演を行うのだが、生徒達にとってもかなりハードな一日。

演劇の内容は、高校生だから、友情、恋愛、人間の価値などをテーマにしたものが多く見られるが、ジャンル的にはコメディ、ミュージカル風、シリアス、ミステリーなど想像以上にバラエティに富んでいる。
全部生徒達自身で演出も美術もしているわけだから、ホントに感心する。
ボクは演劇素人なので目が肥えているとは言い難いので、あまり評価は語れないが、それでも最低限何をしゃべっているかはわからないとダメだとは思う。
その点さすがに演劇部(女子4名のみ出演)は、とてもセリフが聞き取りやすいしストーリーがちゃんとわかる。
ただ残念なのは、内容がいかにも演劇部が好きそうな題材だな、というところで若干退屈気味。(しかも結構長い)
唯一ミステリーをやった娘のクラスの主役2名は、クラス発表の中では一番セリフをきっちり言っていた(←親バカ全開)
舞台美術も劇の構成もかなりしっかりしていた(←親バカ全開×2)
他のクラスのコメディも、せっかく面白いことやっているのに、肝心なオチのセリフが早口になったり、音楽とかぶったりして、何を言っているのか聞き取れないのがたいへん残念。

しかしこれだけ一度にみると、観劇する方もかなり疲れる。

Sunday, October 19, 2008

長期出張中

10/15〜25まで千葉県へ出張中。
今日は日曜日なので仕事は休みである。
朝8時にホテルを出発して上野へ。
目的は東京都美術館で開催中のフェルメール展なのだが、予想通りかなりの混雑。入場制限までしているし。
なんだか行列になって進んでも見た気がしない。
改めて、その絵の「小ささ」に逆に驚く。

なんだか消化不良なので引き続いて、近くでやっていた「スリランカ展」と「大琳派展」をセット券で見る。
スリランカが意外とよかった。9世紀頃のヒンズー教の仏像がほとんど。
空いてたし、見たいものをゆっくり見られる。
「大琳派展」も普段なら見に行くことがないたぐいのものだが、見てよかった(こちらは大盛況)
あの有名な風神雷神、なかなかですね。
これみると必ず思い出すのは、風邪をひいた風神さん。→改源のCM
俵屋宗達とかって、いまでいうグラフィックデザイナなわけね。
襖絵も描くし、本の挿絵や小袖の柄デザインなど多岐にわたる。

それらを見ているときに姉から「上野にいるならこども図書館と芸大の売店に行くべし。谷中もなかなかである」とのメールが届く。
おっと、こうしてはいられない。
さっそく、「こども図書館」へ急行。
日曜日で閉館している部屋もあったが、昔(明治大正期)の子供絵本というか雑誌の展覧会を開催中なので、それを見る。
なかなか楽しい、旧仮名遣いがなんともいいですね。
ここは建物がまた素晴らしい。(古い何かの建物を使っているようだ)

芸大の美術校舎へ行くが、こちらも日曜日で閑散としていてよくわからない。
とりえずショップは2軒いってみたが、ここのことではなさそう。
そのまま日暮里方面へ歩きながら、谷中霊園の側を通ると、徳川慶喜の墓コチラの印が。
「篤姫」で幕末ブーム(ボクがね)なので、これは参らねば。
かなり広い敷地ながら、鉄の門扉(葵のご紋がついてる)で閉ざされて近くまでは行けない。門の外から拝んでおく。

最後にもう一人の姉の会社(人形町)を夕方訪問。
パソコンの調子を見てあげる。
一日なんてあっと言う間だな。

Saturday, October 11, 2008

新しいiPod

5年間使っていた第3世代のiPodが、ついに動作しなくなって、少し前にあらたなラインナップになったiPodファミリーから、さんざん迷った末にボクが選んだのはこれ。
iPod classic 120GB
最大容量を誇った160GBがラインからなくなって、これまでの80GB版が値段同じで120GBに容量アップ。
nanoもtouchも魅力的なのだが、やはり容量の少なさに断念。
これだと手持ちの音源をほとんど入れてもまだまだ余裕。現在14000曲あまりを持ち歩いている。

これを全シャッフルで聞くとスリリング。
一度も聞いた記憶がない曲もちらほら。すかさず画面で確認するのだが、へ〜これかって感じ。見れば持っていたことは思い出す。
もうひとつ楽しいのは、ジャケット写真が表示されること。文字で見るのと画像でみるのとで、記憶に訴える力が違う。

Thursday, October 09, 2008

ボロフェスタ08

今週京都で開催中のイベントに出演する、シューゴトクマルを会社帰りに見に行った。
烏丸御池ののライブハウスnano、pm8:30〜の出番である。
オールスタンディングでとても狭い。空気も薄い。
定刻過ぎにシューゴ登場。
『EXIT』の1曲目「Parachute」でいきなり観客の心をがっちりつかんだ。みんなが息を飲む音が聞こえた。
それぐらい衝撃的なギターのイントロ。
そうか、テクニックというのはこういう風に活かすんだな、ということがわかった。
音楽を構成する大事な要素の「ひとつ」として機能しているって感じ。うまくいえないけど。
ひけらかすわけではなく、個性を創造する大いなる武器となっている。
クラシック、スパニッシュ、カントリー、ファンキー、様々な顔を持つギターに、あの独特の浮遊感漂う歌の旋律がからみこむ。
シューゴトクマルの世界観が見事に姿を現す。

全曲ひとりの弾き語り(1曲だけアコーディオンが少し入る)で、あの存在感の大きさ。
単にアコースティックだけにこだわることなく、エレクトリックな機材も実に効果的に使う。その場でだした音をすかさずサンプリングして、ミックスしながらループを作る、という装置を駆使しながらひとりで分厚い音を作り出す。

わずか30分あまりのステージだが、とても濃い時間であった。
これからもシューゴトクマルにぜひ注目!

立川~青梅線

前回突然クラス会の連絡がきたことを書いたが、高校時代つながりの話題がもうひとつ。
思い出が呼んでくるのかね?

昨日、青梅市にあるある精密機器メーカへ出張に行く機会があった。
東京は頻繁に出張へ行くのだが、青梅市というのは初めて。東京から中央線で立川まで行き、そこで青梅線に乗り換える。
ボクは昭和40年代~十数年間立川に住んでいた。今回青梅線に乗ったのは実に30数年ぶり。
すっかりターミナル駅として大変化した立川駅。もう昔の面影は全くない。
しかし、青梅線にのるとまだなんとなく昔がよみがえる。
昭島 高校のクラスメートが住んでいてよくいったなあ。
福生と言えば大滝詠一のスタジオがあったなあ(←行ったことないけど)
青梅にはスケートセンターがあって、神谷や杉田(←幼なじみです)と行ったっけ。

時間があればうろうろしたかったのだけど、仕事に追われて通過するだけ。
来月のクラス会は国立でやるらしいので、ゆっくり見てきたい。

Monday, October 06, 2008

クラス会

このところ、娘が通う高校の体育祭・文化祭などを見に行く機会があって、自分の時代とも重ねてなんだか懐かしい気分になっている。
日曜日には、滋賀県のお寺の法要に吹奏楽部が招かれて演奏会を開くという企画に父兄として参加。
学校に集合して生徒と同じバスで会場へ向かった。
バスの中では、生徒達がなんでもないネタ(住職からもらった干しバナナ)で盛り上がっていて、そうだよなー、ボクらもそうだったよなー、高校の時はバカな話してたよなー、なんてさらに昔を思い出していた。

夕方家に帰ると、ちょうど電話がかかってきた。
最近多い投機マンションの売り込みか、と警戒しながら聞いてみると、高校で同級生のxxと言うのでびっくり。クラス会の連絡をメールでまわしたのに、お前のだけエラーで届かないとのこと。
そういや5年前のクラス会の後でアドレスを変更していた。
よくぞ電話してくれた。
ということで来月5年ぶりのクラス会ということに。
みんな50才か....まだ亡くなった話は聞いてないし、今回は担任の先生もお呼びしたとのこと。
楽しみだなあ。

Saturday, October 04, 2008

マネケン


キャンペーンキーホルダー2個ゲット!

Thursday, October 02, 2008

10月

あっという間に10月。
今年も残すところ3ヶ月である。月日がたつの速すぎ。

先日会社をやめてモンゴルへ移住しつつある友人が一時帰国。
いつもの飲み屋「味泉」で5人宴会。
このメンバーと飲んでいるのが一番楽しくて、しかも気力が向上する。
そのうちの二人は、この夏にモンゴルへ旅行してたらしい。

また少し旅に出たくなった。

Monday, September 22, 2008

最近聞いたCDから

なんと言ってもこの1枚。
ラッキー・オールド・サン(DVD付)
That Lucky Old Sun / Brian Wilson
老いてますますアグレッシブなブライアン。ファンであることを差し引いても素晴らしい出来。
曲、アレンジ、コーラス、演奏と見事な融合。これぞポップミュージックという楽しさに満ちた傑作アルバム。
DVDで見られる録音風景でも、若いミュージシャンに的確な指示をして、それに応えるミュージシャン。みんなが彼を尊敬していることが感じられて、こんな現場だからこそいいものが生まれるのだ、ということがよくわかる。

EXIT
EXIT / トクマルシューゴ
続いて、日本の若いミュージシャンの最新アルバム。
友人に紹介されて聞いたが、ぶっとんだ。
まず耳に残るのが、アレンジの斬新さ。アイデアに満ちあふれている。
アコースティックな音を中心においた、楽しく驚きに満ちた音楽の創造。
日本人も負けてないよ。
まだまだ引き出しが多そうな人なので、今後の展開も楽しみ。
10月、京都ボロフェスタに参加予定。
さっそくチケットを予約した。

I, Flathead
I , Flathead / Ry Cooder
再びロック界の重鎮、ライ・クーダーの最新作。
このところ精力的に新作を発表している。
どれも甲乙つけがたい良盤だが、ここ数年の中では、ボクはこれが一番好き。
どの曲も小さな編成で、たっぷりとライの歌とギターが堪能できる。
ジャケットの写真もなんだか奇妙な古くささたっぷりな近未来的?さが印象的。
これぞアメリカンロックと喝采を送れる1枚。

Tuesday, September 16, 2008

サントリー・ミュージアム~大阪市立美術館

三連休の中日、土曜日は久々に夏の日差しが戻った好天であった。
大阪天保山のサントリーミュージアムでは「ディック・ブルーナ展」
ちょうど会期を子どもの夏休みに合わせてあり、キャラクタもなじみのあるミッフィーちゃんの作家でもあって、子ども向けのプログラムとなっていた。
ペイパーバックのデザインがなかなか楽しい。スパイ小説のキャラクタでは舞台となる場所に応じたデザインとなっている。ロシアが舞台の巻では、コザックダンスを踊っているし。
あれだけの少ない線で表現する工夫が素晴らしい。

会場の外では、海遊館への長蛇の列。
うひゃ、入場60分待ち。
連休だしなあ。それを横目で見ながら、昼間からビールをごくり。
子ども連れのお父さんは、大汗かきながらファーストフードとジュースで昼食。
すみませんねえ。

地下鉄御堂筋線に乗って、天王寺公園へ。
数年前に来たときとだいぶ様子が変わっている。公園に入るだけで入場料をとられる。以前はちがったように記憶しているのだがどうだったか?
公園内の美術館では「佐伯祐三展」
意気揚々とパリへ乗り込んだ佐伯は、いきなりヴラマンクに説教をされて(人まねで個性がないとか、弱いとか)非常に落胆する
。そのときに書いた自画像が、そのまんま表している。
顔は塗りつぶされ、絵筆とパレットを持つ手は力なく垂れ下がり呆然とたちすくむ。
よくこんな絵を描いたなあと思うぐらい。
それを契機にがらりと作風がかわる。重厚で暗い色調、それがパリのカフェにつながっていくんだね。
こうして見ると作風の変化がわかりやすい。
それにしても亡くなったのは30才だったんですね。

Sunday, September 07, 2008

京都音博2008

9/6の京都音博は感動的なコンサートだった。
出演者がボクの好みであったのがよかったのもあるが、昨年の第1回での反省点がしっかり修正されていたのに感心した。
このまま根付いて欲しい、一観客として協力していきたい。
この写真は会場1時間前のフードコート、物販前のものだが、閑散としているこの場所が30分後には人でごった返すことになる。
会場が家からだとドアツードアでも40分あまりで到着できる。かなり早めについて付近をぶらぶらしていた。
今回オープニングアクトを任されたのは、浜松・海の星高等学校吹奏楽部。彼らがフードコート奥の場所に観光バスで到着しており、練習している。
コンサート詳細はこちら(長文です)
ビン・缶類持ち込みが禁止されているので、缶ビールが持ち込めない。(昨年は持ち込めた)
苦肉の策が、このペットボトルのビール
あるんだねえ、世界には。コンサートに一緒に行った連れが探してきてネットで購入した。ボクは会場で初めて飲んだが、おいしい。全く普通のビールである。見た目はビンそのものだが、ペットボトルなので押さえるとペコペコ。
会場内のゴミステーションでペットボトルの分別箱に捨てる前に、ペコペコしてガラスでないことを説明。スタッフの方も不思議そうな顔で見ていた。
終演は夜の7時なので、そのあと京都駅のビックカメラと三省堂の寄ってから、西大路の飲み屋・味泉へ。
おいしい地鶏、水なすをいただきビールを2杯。
向日町からはまだバスの最終便があったので、タクシー代払うことなく帰れた。これもフェスが早く終わったから。

Thursday, August 28, 2008

関西吹奏楽コンクール

全国大会の予選である関西大会が尼崎アルカイックホールで行われた。
結果から言うと、娘の高校は代表には選ばれなかった。
それでも、さすがに各県府代表だけあって、どの高校もかなりのハイレベルだと感じた。
なによりも聞いていて楽しい。
なかでも今年で3年連続の代表に選ばれた淀川工科高校はさすがにいい演奏をしていた。
バランスが絶妙にいい。
音がひとつの大きな塊になって響いているのがわかる。それが気持ちいい。
それにみんなの打ち込み方が半端じゃないよな。
それもビシビシ伝わってきたし、なんだか今日一日で寿命が伸びたわ。

Saturday, August 23, 2008

映画『赤い風船/白い馬』

赤い風船」は1956年フランス、アルベール・ラモリス監督、36分の小品だ。
うわさ通りの素晴らしい作品。

道で拾った赤い風船を連れて?歩く少年パスカル。だけど学校や電車には風船を入れてもらえない。
それでも風船を手放さず、守るように愛情を注ぐと次第にこころが通じ合う。
手を離しても風船は少年のあとをついてくるようになる。
街のガキ大将達にその風船が狙われるのだが、必至で連れて逃げるパスカル。しかし、ついには追いつめられて...
驚きの結末。
ほとんどセリフがなく、少年と風船がパリの街中をひたすら歩き回るのだ。くすんだパリの街角に、真っ赤な風船が映える。
その風船も生きているように動き回る。CGなしSFXなしの時代であるが、素晴らしい映像。
どうやって風船を撮影したかは内緒らしい。
少年役のパスカルは監督のお子さんだ。
実はもう1本の映画『白い馬』(1953年)も同じ監督の作品。こちらにもパスカルが配役されている。
(主人公の少年の弟役。めちゃくちゃかわいい役)
こちらはモノクロだが、なんとも悲しい話しなのだが、同じようにセリフが少なくてシャープな映像。
同監督作品2本が併映されていた。満席だった。
心和むよいひととき。

Tuesday, August 19, 2008

まさかの

オリンピックが始まってから、新聞テレビネットなどどこを見ても
「まさかの」
という言葉をよく見かけると思いませんか?
あまりに連日のように使われるので、ややウンザリ。毎日1回は見るね。
「まさかの予選敗退」「まさかの銅」「まさかの棄権」
それほどに、期待を裏切った感をにじませなくてもいいのではないか。
そりゃいろいろあるよ。
いやそれだけのハナシ。

Sunday, August 17, 2008

ゆく夏

この数日、急速に秋の気配を感じる。
刺すように暑かった日差しがすこし和らぎ、風もいくらか涼しさを運んでくる。
もう勘弁してと思っていたのに、夏の終わりが見えてくると寂しくなる。
勝手なものだ。
寒い冬が過ぎようとするときは寂しいとは思わないけど、なぜか夏は名残惜しい。
また来年会いましょう。

写真は、東寺万灯会の出店の様子。

Friday, August 15, 2008

オリンピック

夜中にまとめてその日の結果を見ているのだが、まずは北島。
まあすごいね。
あの重圧をものともせずにふたつも金。

勝つ人がいれば負ける人もいるわけで、なかなか勝てないのが今回の柔道。
特に鈴木桂治のコメントが印象的。
「もういっちょうやったろかという気にもならない」
まわりは、そんなこと言わずにガンバレ、と思うかもしれないけど、これが正直な気持ちだと思う。
たぶん万全の体制で臨んだ結果。敗因はいろいろあるだろうけどね。
彼は選手団長も務めていたし、めちゃくちゃ大きなプレッシャーと戦っていたのだろうね。
心からお疲れさまでしたと労いたい。

Saturday, August 09, 2008

Googleストリートビュー

最近日本で公開されたGoogleの新しいサービス「ストリートビュー」見てみました。
まず最初にやるのは自分の家がでてくるかどうか?ということでしょう。
サービスの範囲がまだ限定されているので、自宅のある京都は、中心地はかなり設定されているが、残念ながら自宅(京都市の西の端)はまだ設定外。
それではと、神戸の両親の家を検索。
おぉ〜、ありそう。近くの大きな病院から、道を順番にたどっていく。見覚えのある建物を見ながら次第にわが家に近づく。
この角を左に曲がると...

わが家登場。

ん?しかし、家の前には車が駐車している?
ありゃあ、これはちょうど家のガレージの屋根を修理しているときの写真ではないか。
無残にもガレージの屋根ははがされ、みすぼらしい状態に。駐車している車は工務店の車だ。
よりによって、このときにGoogleが撮影していたとはね。
まあ、それはそれで珍しくていいかも。

ストリートビューも次々と自分の知っている通りを見たくなって、時間を忘れてしまう。
ネットでも盛んに言われているように、ここまで赤裸々に通りの姿が見えると、プライバシーの問題には細心の配慮が必要なのは言うまでもないが。

Googleマップで自宅の屋根が見えたときも驚いたが、これもまたなんともすごい驚き。
どこまでやるのかGoogle。

Thursday, August 07, 2008

久々更新

本家のサイト久しぶりに更新しました。
最近どうも本が読めなくて、滞りがち。
復活を待っているところ。

Sunday, August 03, 2008

西院ミュージックフェスティバル2008

昨年初めて行った西院ミュージックフェスティバル、今年も行ってみた。
昨年と少し開催の形態を変えたようで、1日目は十数ヶ所の会場で平行してコンサートが開催される。
2日目は会場を2つに絞って、次々とバンドを迎えるようだ。
この方が確かにいいかもしれない。観客が分散しないので盛り上がるだろう。しかし、集客しすぎて会場のキャパを超えたときの混乱も心配ではあるが。

今年はビッグバンド系の幼稚園会場と、小さなバーとカフェの3会場へ行ってみた。立命館大学のR.U.Swinging Herd Jazz Ensemble、犬楽の演奏がなかなかに楽しかった。ほかでも演奏力はいまいちながら楽しそうに演奏するバンドもいいですね。うらやましい。
しかし、去年は気付かなかった問題点も。
特に小さな会場で目立つのだが、観客に身内(スタッフや出番を終えた演奏者など)が多いのだ。
別に多くても構わないのだが、一般のお客(←たとえばボクら)がたくさん立ち見をしている中で、堂々といい場所に腰掛けているのはいかがなものか?
しかもやたら身内的な大げさな拍手を送っている。これってこちら側から見るとかなり白けるものだ。
お客が少ないときはサクラも兼ねて?座っていた方がいい場合もあるのだが、増えてきたら譲った方がよいと思うのだ。たぶん主催者側である意識が彼らにないか、もしくは無料で聞きに来ているのだから立っててもいいと思っているのか。
ボクらも大学や会社でコンサートを開催したことがあったが、常に一般客の動向には注目してできるだけ快適に聞いてもらえるよう配慮してきたし、先輩からも厳しく言われた記憶がある。
ここはぜひ改善をお願いしたいところ。
フェスとしては貴重なものなのだから。

Friday, August 01, 2008

アナログとデジタル

兵庫県立美術館で開催中(〜8/24)の「冒険王・横尾忠則」にて。
横尾氏の最初期作品である、ポスターや雑誌の表紙・挿画が多数展示されている。その頃の作風は、精緻なペン描画なのだが、当時(1960年代後期)はもちろんすべてがアナログの世界。絵やロゴは手書き、文字については一文字ずつ切り抜いて字間など微調整しながら貼り込んでいく。それはもうホントに見事な作品ばかりで、感動する。
これってバランスが悪かったりした場合、すべて(またはかなりの部分を)ご破算にしていちからやり直しになるのだ。
そうなると、膨大な時間がかかり手間もバカにならない。
従って、やり直さずに済ますために、実作業前に十分頭の中で「仕上がり」を想像しなければならない(ハズ)。
頭の中にある間ならばやり直しが自由にできる。

一方、デジタルの場合、それほど頭で煮詰めなくても作業にかかれる。
やり直しなんてとっても簡単。とりあえずキープ(別名でファイルする)しておくことも可能。
効率を追求する上ではデジタルは革命的でさえある。
しかし、煮詰めていないからどうも弱い。アイデアの根拠が固まっていないからなんだか希薄になる、などの弊害も合わせてもつことになる。作業にかかると形あるものにばかり注目してしまう傾向があるからね。
創造的な分野においては、弊害の方がむしろ割合は大きいのかもしれない。
なんてことを作品を見ながら思った。

吹奏楽コンクール・続

高校の部がすべて終了。
娘も出場は昨日終わっているが、関西大会出場校の発表をみるために会場へ。
で、結果。

府代表に決定!!!(父、安堵)

しかし、次は強豪校のひしめく大阪(昨年度、全国大会出場は3校とも大阪代表だった)などとの戦いになるので、普門館への道は険しいのだ。

吹奏楽コンクール

これ、娘の所属する高校はどちらも金賞!で終了。(←よかったぁ。両方で)
上の娘の高校はA、Bでのエントリー。Aは次のステップへ進みBは賞だけをねらうグループ。所属するBは金賞だったのだが、Aは銀賞。だから、とても複雑な気持ちだろう。素直に喜べない。
その日の出場が終わった夕方に、その日出場校の賞が発表される。
会場の中庭に、高校名と受賞した賞を書いたボードがつり下げられるのだ。
その瞬間、固唾を呑んで見守っていたすごい人数の高校生や保護者から歓声があがる。
あちこちに集まった各高校の部員たち。目標を達成できなかった高校は、見るからに落ち込んでいるし、金賞を受賞してめちゃくちゃ喜んでいるところもある。
どこの高校も、本当に毎日すごい練習してるのを知っているから、おじさん(←ボク)も熱いものが込み上げてくる。

今日出場する高校すべて終了後、金賞受賞校の中から関西大会出場校が決定する。
下の娘の高校は、昨年はシード(みたいなもの)で京都大会はスルーして関西大会から出場したが、全国へは進めなかった(泣)
人数はかなり少ない(30名程度)ながら、昨年よりいい演奏をしていると思うのだ。(←バカ親)
運命の発表は本日夕方。ほんとドキドキするなあ。

Thursday, July 31, 2008

キス釣り2008

今年も恒例となりつつあるキス釣りへ(去年はこちら
前々日、近畿一帯に局地的豪雨が降ってかなりの被害が出た。
家の近所でもJRの高架をくぐる道が冠水して、幼稚園バスなどが立ち往生。幸い人的被害はなかったが、驚いた。(TVでも繰り返し報道された)
翌日も不安定な天気だったが次第に安定化へ向かうという予報を聞き、同行者と相談の結果、決行することにした。
朝(というか夜中)3時に琵琶湖大橋に集合して、一路福井・小浜へ。(←例のObama大統領候補を勝手に応援してた町ね)
船舶検査を受けたばかりで安心の自力組立式クルーザにて出港、6時から約5時間。
合わせて50匹ほどの釣果であったが、全体的に小振り。

日焼け止め対策は完璧だったつもりが、塗り忘れがあってそこだけ真っ赤!(→膝小僧です)ギャヒン

Monday, July 28, 2008

吹奏楽の甲子園

全国吹奏楽コンクールの京都予選が始まった。
ここで勝ち上がり、関西大会へ進む。
そこで上位3校だけが全国大会「普門館」へ出場となる。
なかなかに狭き門である。
関西は大阪に強豪校がひしめいており、これを上回らないといけないわけ。
こちらも甲子園に負けない熱い戦いが展開されるのだ。

Saturday, July 26, 2008

『 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 』

インディ・ジョーンズの第1作の公開が1981年。
そうだったかなあ?就職した年に見たような気がしていたのだが、81年ならばまだ学生だな。
これがめちゃくちゃ面白くって何度も見た。
そのあとの第2作、第3作とあわせて映画館ではもちろんのこと、テレビでも繰り返し放映されているし、何度見たかわからない。
それだけこのシリーズは気に入っているのだ。

今回の作品も基本的にはこれまでと同じように息もつかせぬ展開。しかも随所にスピルバーグの過去の作品のエッセンスをちらほら仕込みながら。
ストーリー的には、確かにネタ切れっぽい印象はあるのだが、エンターテインメントとしては最高に面白い。
敵役で登場するケイト・ブランシェットが、ボクのこれまでのイメージをひっくり返すような演技でなかなかよい。
アクションシーンも含めて、さすがになんでも幅広くこなすんだね。
物語の最後の展開には驚いた。

ボクの両隣は年配のご夫婦だったのだけど、なんだかすごく楽しそうに見てたのが印象的。
よかった。

Thursday, July 24, 2008

東北地震

昨晩起きた東北の地震だが、最初にニュース速報で聞いたとき震度6強の地域があったので、これは大きな被害が出るなあと思った。
しかし、翌朝のニュースを聞くと、驚くほど被害が少なかった。
こちらの記事を読むと、以下の二点が影響しているらしい。
ひとつは揺れの違い。
阪神大震災では周期が1~2秒の揺れ成分が多かったのに対して、今回の地震は0.1~0.2秒のとても短い周期が多かったらしい。だから震度だけから被害の大きさは推測できないってこと。
それともうひとつは、東北は古い家が多いが、柱や梁が都市部の家より断然太くて強度が高いらしい。
昔からちゃんと対策してたんだなあ。

備えあるなしはやはり生死を分ける。

Tuesday, July 22, 2008

高校野球

現在夏の甲子園目指して、地区大会の真っ盛りである。
映画『Swing Girls』で物語の発端は、野球の応援に駆り出される吹奏楽部というシーンであった。

長女が通う学校の野球部は、今年は最強なのでまだ勝ち残っている。そのため、吹奏楽部員である娘も応援演奏のために駆り出されたのである。
祝日でボクも休みだったので、見に行った。
最高の猛暑である。
これは選手はもちろん、吹奏楽部もチアリーダにとっても過酷な状況だ。
ただでさえ汗が吹き出すこのなか、休みなく演奏し続ける。
試合はものすごい接戦であった。ランニングホームランも飛び出すスリリングな展開。
1点差で勝利!
おつかれさま、明日は決勝戦だね。

Sunday, July 20, 2008

お茶の水〜出光美術館

木曜日から東京出張。
今回の仕事は激ハード、かつ筋肉痛。
仕事も終わり、少し時間があるので久々にお茶の水へ。
駅前に丸善本屋、丸善文房具店、レモン画翠、DISK UNION。
いやー、うれしいな。好きな店ばっか。お昼ご飯もおいしそうな店が並んでるし。
そのあと、以前から行きたかった出光美術館へ。
またルオー展。
なんだか今年はやけにルオーを見るなあ。「俺ってこんなにルオー好きだっけ?」

東京駅丸の内から皇居沿いに歩いて約20分。
暑い、とにかく激暑。
帝国劇場の裏から9階へ。いやールオーだらけ。
あまりに作品点数が多すぎて、最後は駆け足状態に(ウソ)

東京国際フォーラムの横を通り、東京駅へ。

Wednesday, July 16, 2008

祇園祭り

暑い、とにかく暑い。
祇園祭の時期が、京都で一番暑い、というのは本当である。
この時期、夕立もよく降るので湿度が異様に高く、余計に不快指数を上げている。
今日、16日は宵山である。
朝から、今にも雨がドシャっと降りそうなべたべたな空気。
子ども達もせっかく京都に住んでいるのだから、祇園祭を楽しんで欲しいと思うのだが、試験やクラブでそれどころではないみたい。
のんきなことを言っているのは、ボクぐらいなものか。

Thursday, July 10, 2008

修学旅行

9日から下の娘が修学旅行で北海道へ行っている。
いまどきの修学旅行は、先にホテルへ荷物を送っちゃたりするのね。
だから出発の朝見ると、普通に学校へ行くような出で立ちなのである。
しかも学校のHPからリンクされている「修学旅行ブログ」には、かなりリアルタイムで生徒達の様子が写真で掲載されている。旅行に同行している誰か(先生?)が、撮った写真を携帯でアップしているらしい。
なので、大広間での夕食の様子や摩周湖前の記念撮影など、自宅からわかっちゃう。ただ、さすがに写真が小さいので誰が誰かはわかりにくい。天気がいいんだな、とか楽しそうにやってるなってことはわかるので安心ではある。
13日帰宅予定。

Monday, June 30, 2008

メキシカンガール旅立ち

10日間わがやに滞在したメキシコ人留学生が、日曜日に次の滞在地へ出発した。
あいにくこの日は、ボクのTOEIC受験日だったため、先にボクの方が家をでた。
英語で気の利いたことを言おうと思っていたのだが、なんだかばたばたしているうちにあいさつもそこそこにお別れ。
なかなか刺激的な10日間ではあったが、思ったより家族も自然に振る舞えたのでよかったのではないか。
よい印象を持ってくれたと確信してます。
日本各地に散らばっていた同じ学校の留学生が、ひとつのホテルに大集合(30名ほど)らしいので、大いに盛り上がっていることだろう。
のこりの日程も元気に楽しく過ごすことを願っております。

で、2年ぶりのTOEICなのだが、最初のリスニングはなかなか快調→次第に怪しく→後半リーディングでボロボロ という結果。完全に時間配分を間違えた。
ガツクリ。

Thursday, June 26, 2008

東京出張中、テレビ

昨日から東京へ出張中である。
今回はパソコンを持ってきたので、ホテルで報告書作成とこのブログを書いている。
ネット接続環境はなかなか快調。
しかし、
パソコンが重い!
iBookなのだが、さすがに持ったままうろうろできずにコインロッカーへ預けてしまった。
ライトなノートパソコンが欲しい。

昨晩もレポートを作成しながらなにげなくテレビをつけたら、漫画家・西原理恵子が夫(鴨志田穣)のアルコール依存症について語る番組をやっていた。つい引き込まれて見てたのだが、なんだかすごく感動した。
結婚後6年間悩まされて耐えたけど、ついには離婚を決意する。
それまでは何を言ってもだめだった鴨志田の態度が変わって、自分から治療するようになった。西原の支えもあってついにはアルコール依存症を克服するのだけど、しばらくして癌でなくなる。
癌とわかって治療している6ヶ月間が、家族(もう一度同居していた)として一番幸せだったと。
夫婦だったときは、夫のことを単なる意志の弱いダメ男と思っていたらしい。まさか病気であるとは思っていなかった。
アルコールがすっかり抜けた最後の6ヶ月に、出会ったときの「いい人だなあ」ということを思い出した。
思わずもらい泣きをしてしまいました。
福祉の番組だったけど、こういうのはやはりNHKならでは。

Sunday, June 22, 2008

メキシカンガール滞在中

先週木曜日からメキシコ人留学生がわが家にホームステイしている。
17歳になったばかりの女子高生であるが、見た目はなかなかに大人っぽい。サングラスをかけても様になるし。
うちにも18歳と16歳の娘がいるが同じ年ごろには見えないなあ。

折しも日本は梅雨真っ盛り。とくに今年は雨がよく降るあいにくの季節だ。
しかも京都の夏は湿度が異常に高いし。さぞかしつらいことだろう。
よく雨が降るし蒸し暑いでしょう?と聞いてみたが(彼女は日本語もいくらか話せるので、英語と日本語のちゃんぽんで会話する)メキシコも雨のシーズンがあるとのこと。しかし、たぶん向こうのはスコールのような降り方だと思うので、日本のようにジメジメとした季節とは少し違うだろう。
まあそれでも(少なくとも見た目には)元気にしている様子なので少し安心。
雨降りでも、いつもサンダル(草履系)を愛用。女の子らしくきれいな色のをすでに3種類披露。

あとたぶん、彼女を苦しめているのは食べ物の違いと思われる。
気を使って「オイシイデス」と言ってくれているけど、見るからに違うだろうこともしばしば。
それでも健気にがんばって食べてくれている。(異文化を知ることも大事なことだし)
なにしろ大切な娘さん(心配なお父さんから国際電話がわりあい頻繁にかかってくる)元気に日本ライフを過ごして欲しいと心から願うのだ。といって、あまり特別扱いはしないつもりではあるが。
うちに10日間ステイのあと、2〜3泊ずつ各地(大阪、広島、東京など)まわって約1ヶ月間の日本滞在。
お父さんの心配はまだまだ続くのである。

Saturday, June 14, 2008

鴨川散策

朝からカミさんを姉さんの家まで車で送り、帰ったらすぐに下の娘をJRの駅まで送り、一度家に帰り10分休憩。薬をもらいに桂駅そばの病院へ。
車を置くために家に帰り、今度はバスでJRの駅へ。京都まで乗って、そこで地下鉄に乗り換え、くいな橋駅から徒歩10分、英会話クラスに出席。90分授業後、京阪の深草駅へ。出町柳駅で下車して徒歩20分(暑い!)カナート洛北到着。
ジャズライブを見てここで一息。
さて、どうやって帰るかな。時間は4時過ぎである。
今日はなんだか忙しくて十分体も動かしたし、バスに乗って四条経由して帰ろう、と決めてバス停へ。
しかし、なかなかバスが来ない。前を見ると鴨川沿いの堤防が広がっている。
川沿いに歩けば自動的に四条だな。
天気もいいし。



すぐに予定を変更して、鴨川沿いの遊歩道を歩き出した。
犬の散歩、夫婦で散歩、軽くジョギング...なかなかいい景色だな。
出町柳まで戻ったところで、なんだかにぎやかそうに見える対岸へ移動するため賀茂大橋を渡った。ちょうど橋のたもとが下鴨神社へ続く道につながっている。「糺ノ森→」の看板。おお、ここは『有頂天家族」(森見登美彦)の舞台となった狸一家の住み処でないか!しかも世界遺産だし。今見ておかないと、今度いつくるかわからんし。
足を踏み入れると、そこは別世界。この雰囲気ならいかにも狸が暮らしていそうである。圧倒的な緑と樹齢何百年かの巨木に囲まれた参道は行ってみる価値ありですね。しばらく歩くと橙の鳥居が見えてくる。その向こうが下鴨神社である(たぶん)
ぐるりと巡り、再び賀茂大橋にもどり、鴨川散策続行。


ちょうどこのあたりから丸太町までは、遊歩道だけでなくかなり広い芝生の公園が続くので、たくさんの人が集まっている。
一人ギターをつまびく青年、近づいて聞いてみると、ありゃなつかしやフォーククルセダーズの 『悲しくてやりきれない』じゃないの。さすが、京都!(フォークルは京都出身)
これほんとですよ。ほんとにこの曲歌ってました。
楽器の練習をしている大学のサークル、ボール投げの親子、犬もそこらを走り回り
ああ、なんて平和な光景だろうか。
賀茂大橋から丸太町通までが約1.2kmある。この間に京都府立医科大学があり、テニスやサッカーをやっている。
さらに南下していくと、次第になじみのある三条・四条に近づく。人の密度も増してきてバンドやコーラスサークルがパフォーマンスしている。
ようやく四条大橋に到着。
いや〜3年分ぐらい歩いた感じ。

久々の歌声

1980年代半ばに活動していたPsy・s(サイズと読みます)のメンバーだった安則眞実が見られるということで、カナート洛北へ。
この場所でよくやっているジャズコンサート(無料)のゲストボーカルということである。
Psy・sは男女二人組のテクノポップバンドだったが、音担当の松浦雅也のセンスのいいアレンジと、チャカこと安則眞実のストレートなボーカルが魅力のバンドだった。特にチャカの歌は、ボクの好きなノンビブラートでシルキーな声質、ピンポイントでぴたりと合う音程(ビブラートがない分音程のごまかしが効かない)が好きだった。アナログ盤の時代に数枚レコードを買った。その後10年以上音沙汰なかったので、名前を聞いたときは驚いた。
その歌声は昔のまま、やはりいいなあ。ジャズ、ポピュラーののスタンダード中心に約1時間、ギターとベースのトリオで演奏。
買い物途中のおばちゃんや子供も立ち止まり耳を傾けていた。

Friday, June 13, 2008

体力が...

このところ、体力的衰えを自覚してきた。自覚するって相当きてるかも。
ボクが担当している装置の調整で、現場で3時間ぐらい立ち仕事をした翌日、妙に体がだるいのだ。
最初は、体調不良かなと思ったのだが、そうか、昨日の立ち仕事のせいだと思い至ったわけ。
たかだか3時間立ってただけで、これだけ疲れが残るとは...
取り立てて普段から健康に気をつけた生活をしているわけではない。
「健康のため」という理由でなにかをするのも性に合わないので、なにか「楽しめる」ことをして、ついでに気づいたら体にも良かった、なんて都合の良いモノはないだろうか?
体重が増え気味なのも良くないかも(といっても充分に標準体重範囲はキープしているが)
やめていたさとなおBMグラサン・ダイエット復活しようか。

Thursday, June 12, 2008

早出の出勤

と言っても、ボク自身の理由ではなく、娘達が特別朝練に行くためいっしょに家をでたのだが。
普段より小一時間早く事務所にはいると、さすがに来ている人は2~3人。
静かな環境で仕事もはかどるかと思えば、なんとなくコーヒーのんでネットを見て(これも書いて)いるうちに、いつもの時間になってしまった。
まあくつろげただけ良しとしよう。

Sunday, June 08, 2008

吹奏楽祭京都と...

京都の中学・高校の吹奏楽部が一同に会して行われる吹奏楽のお祭り。二人の娘がそれぞれの学校で出場する。
これは見に行かないわけにはいかんでしょう。
朝から夕方まで、たくさんの演奏を聞かせてもらった。ほんとにみんな打ち込んでいて、感動するよ。
うちの娘もなんだか楽しそうで、こっちもうれしい。
とてもハッピーな気分で家に帰って、ネットニュースを読んだ。
秋葉原の通り魔事件を知る。
いやな事件だなあ。最近ますます短絡的かつ、それをすぐに実行してしまう事件が激増していないか?
無事でいることは奇跡に近いのかも。

Saturday, June 07, 2008

IKEAポートアイランド

4月にオープンしたIKEA神戸ポートアイランド店へカミさんと行ってきた。
着いたのがすでに夕方4時をまわっていたので、駐車場も余裕。
店内に入り、まずは1階へ。そこで店内マップと紙製メジャー、商品をいれる大きな黄色のビニールバッグをもらって、2階ショールームからスタート。このバッグは会計の時に返却する。これまでのお店とちがうルールがあるようなのでなんだか、すこしわくわくする。
2階へ行くと多くの家族連れやカップルでにぎわっている。キッチン、寝室、リビングなどテーマごとにつらつらと見て歩く。この道順も基本的には一方通行。気に入った小物はその場で黄色のバッグに入れていく。家具の場合は、商品名や価格を控えて(そうそう、1階で鉛筆ももらえます)、その場は通りすぎるだけ。商品は最後に集める。
そうなんですね。ここは基本的にはできるだけお客さん自身でやってもらう趣旨の店なのである。
広さの割に店員さんは少ない。ショールームである2階で欲しい商品をチェックしたら、1階の商品倉庫から「自分で」カートに積み込む。IKEAの家具は基本的に組み立て式なので、段ボール箱にいれられて、いっぱい積まれている。それをお客自身が引っ張り下ろしてカートに積んでいくわけだ。積み下ろしも店員さんは手伝ってくれない。
でも、あまりにお客べったりな過剰なサービスよりいいんじゃないかな。包装もあっさり。というか有料の袋を買わないと、なにもなし。シールすら貼らない。
2時間半ほどみてまわり、キッチンタオルとローチェストボード(っていうのか?)お買い上げ。しかもボードの方はキズあり、扉なし、保証もなし。しかし価格は50%オフで組立済みなので手間は省ける。というヤツ。
新品で買ってもどうせすぐ傷つく。
このあたり、すでにベテランの域に入りつつある夫婦ならではの即決。
かなり楽しめたのだけど、いつまで楽しさが持続するかがポイントのような気もする。商品ラインアップに変化がないと飽きてしまうかもね。

Tuesday, June 03, 2008

Jackie & Roy

ジャッキー・アンド・ロイ
先日読み終わったビル・クロウの自伝『さよならバードランド』巻末の村上春樹レコードリストに記載されているこれを購入。もちろんベースはビル・クロウ。1955年の録音。
以前からJackie & Royは好きで『Double Take』をよく聞いている。これもなかなか良き盤。特にアップテンポの曲での二人のスキャットが楽しい。Jackie & Royは夫婦で素晴らしいハーモニーとかけあいが楽しめるコンビ。
いまどきのCDにしては、収録時間28分とかなり短い。ボーナストラックもなし。しかし中身の充実感からするとこれで充分。
むしろ余計なものがなくてスッキリとも言える。
ジャケットも雰囲気がでていていい感じ。

Thursday, May 29, 2008

列車の旅

本屋で、北欧を走る列車についての雑誌をペラペラと眺めていたときに、そういや海外で列車って乗ったことあったかな?と、ふと思ったわけです。
記憶をたどってみて、1回だけあったのを思い出した。
20年以上前に、大学卒業したとき行ったヨーロッパ旅のなかで、ロンドンからパリまでドーバー海峡を渡るのに夜行列車に乗った。
だけどほとんど記憶にないのだ。
ベッドに寝て起きたらパリだった。
ほとんど記憶これだけ...
おしい!あまりに惜しすぎる。
そのあと眠い目をこすりながら、パリのcafeでカフェオレを飲んだ気がする。
写真を撮るなり、日記でも書いていると思い出せるのだが、今さら言ってもしょうがない。
もう一度行ってみたいね。
北欧の列車も楽しそう。

Saturday, May 24, 2008

ふたたびYouTube

このところ音楽のYouTubeを見ることが多いのだが、ピーター・ガブリエル在籍時(1970年代初頭)のジェネシスを見て驚いたことがある。
レコードで聞いていたときは、楽器バランスの良いアンサンブルを聞かせるロックバンドという印象だが、ライブビデオでみると、明らかにガブリエルのワンマンバンド。ひとりだけメーキャップして奇抜な衣装をきているが、他のメンバーは普段着。
演劇チックな不思議な振り付けで存在感抜群の歌を歌い、時々フルートまで吹いちゃう。
まさにガブリエルとそのバックバンドという印象。
これじゃあバンドもうまくいかないわな。
ガブリエル脱退後は、それまで日陰だったフィル・コリンズが一気にフロントへ出て、ソロでも大ブレイク。
そっかー、かなり我慢していたんだなあ。
ってことが30年以上たってようやくわかった。

丸善書店

先週木曜〜金曜、東京方面へ出張。
金曜日は朝から関西へ戻りの移動。新幹線にのるちょっと前に、丸の内オアゾの丸善書店へ。
ここのレイアウトは少し変わっていて、廊下のような通路が1本通っていて、片側には本棚、反対側にはなぜか照明を落として薄暗いレジコーナーがずらりと並ぶ。
本棚側は、平積みが全面にでていて、あとは背表紙を見せて並ぶのだが、本棚の背がかなり高い。脚立に登らないと届かない。本の量で圧倒される。
ここで文庫本を2冊購入。
カバーはいらないとというと、全くの無包装。レシートを本の間にはさむだけ。
これはいいですね。(京都の三省堂も以前はそうだったのに、最近は袋に入れられる)
購入したのは『クラリネット症候群』乾くるみ、『ジャズ・アネクドーツ』ビル・クロウの2冊。
ジャズの方は読み終わった『さよならバードランド』と同じ筆者のもの(村上春樹訳、和田誠装幀・挿画も同じ)
バードランドがとても面白かったですね。
ベニー・グッドマンはバンド仲間からもやなヤツと思われていたとか、聞くと爽やかなスタン・ゲッツもドラッグにおぼれる変わり者であるなどの面白エピソードが満載な上に、巻末に付いている村上春樹氏の本編連動のレコードガイドが便利。エピソード読みながらその人のレコードを聴くのが最高だろう。今回買ったアネクドーツの方は、もう少し軽めの単発エピソードが収録されているようだ。

Tuesday, May 20, 2008

ソフト・ロック

GoogleでSalt Water Taffyを検索したらこちらのサイトを発見。
山崎まどかさんのダイアリなのだが、ここに1960年代のソフト・ロックのYouTubeがたっぷり。
夜中なのに次々と見てしまった。
すこし前にロジャニコ40年ぶりの新作を聞いてから、以前にも増してソフト・ロックにはまる日々。
いいなあ、ソフト・ロック。
ボクの場合リアルタイムではほとんど聞いていない。1970年代はロック中心に聞いてたし。
といっても当時の情報収集源であるラジオからは海外のヒット曲が流れてきてたので、記憶にはしっかり残っていると思うのだ。
名前も知らないバンドの曲を今聴いてみると、いい曲が多いのに驚く。

そもそも検索した「Salt Water Taffy」はお菓子の名前でもあるけど、1960年代のグループ名でもある。

Sunday, May 18, 2008

いま読んでいる本

読むのが怖い! 帰ってきた書評漫才~激闘編 さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想 (新潮文庫)
北上次郎×大森望の『読むのが怖い! 帰ってきた書評漫才~激闘編』
対談しながらの書評なのだが、「書評家はベストセラーの影に隠れていい仕事をしている人を取り上げないでどうする」という北上の言葉に感銘。なかなか楽しい本。(北上は「本の雑誌」発行人)
ビル・クロウ(村上春樹訳)「さよならバードランド」装丁・挿画は和田誠。ジャズマンであるビル・クロウの回顧録。こちら音楽本だが、ちょっと厚い。人から借りて読んでいる。この2冊を平行して進行中。
その合間に「本の雑誌6月号」「バンドジャーナル6月号」

世界を変えた6つの飲み物 - ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史 神は妄想である―宗教との決別
図書館で借りてきてこれから読もうとしているのが
『世界を変えた6つの飲み物』
『神は妄想である」
楽しみは尽きない。

こちらのコーナーも更新。

Monday, May 12, 2008

キトラ古墳

日曜日、奈良県の飛鳥資料館で開催中の「十二支子・丑・寅」展示会へカミさんと長女と行ってきた。
午前中はそれぞれに用事があって、午後から出発。
ボクの運転で順番に拾って、近鉄向島駅前の駐車場まで。車を置いて、そこからは電車で奈良へ向かう。
奈良は全くの不案内で、電車を乗り間違えたのもあったが、目的地の最寄り駅「橿原神宮前」に着いたのが、向島から約2時間後の3時半。
いやはや、結構遠いわ。
高校生当時東京に住んでいたボクは、修学旅行(当時は京都・奈良が定番)で明日香村を訪れているので、実に30年ぶり。
そこからバスに乗って約15分で飛鳥資料館。
すこし前に放映していた「鹿男あをによし」便乗でもっとそれっぽくなっているかと思ったが、駅前も含めて全くその気配はなし。奈良公園はひょっとしたら、鹿男まんじゅう化しているかも。
その展示を見るのに、60分待ちである。
やれやれ。
行列に並んで、他の発掘物や展示品を見ながらじりじりと進む。何人かずつその部屋に入れる方式。中に入れば比較的ゆっくり見られる。
石室が高湿度でそのままでは保存できないため、壁画部分を剥がして保存する方法をとったらしい。なので、見ることができるのは、子・牛・寅の3枚の剥がした壁画である。
これが意外と小さい。高さ20cmぐらいか。寅の絵が比較的線が残っていて造形がわかるが、その他は子か牛かもよくわからない。
1300年前の壁画...
どれぐらい鑑賞すれば充分なのか悩む。部屋から10分ほどで退室。
他の展示もブラブラと見て、バス停へ向かうと、なんと柏原神宮前行きの最終である。
あぶなっ。
帰りは間違えることなくスムーズに乗り継いで帰宅。
かなりの疲労。

Sunday, May 04, 2008

高槻ジャズストリート

毎年この時期に大阪・高槻で行われているフェスティバルである。家からだと30分ほどで行くことができる。
こういう催しが大好きなので行ってみた。
阪急高槻市駅の改札をでると、軽やかなギターの音色が聞こえる。
街を歩いていると、サックスの音が聞こえる。
天気は最高にいいしフェスティバルには最高の日。
改札前の路上から、小学校の校庭、ちゃんとしたホールまで47会場で実に多くの音楽を演奏している。(すべて無料)
途中で寄り道しながら、城跡野外会場へ。
地元中学校の吹奏楽部が演奏している、そのまわりではフリーマーケットや食べ物の屋台が並ぶ。
しばらくボーッと聞いてから、市役所のホールへ移動。
金子晴美がピアノトリオで歌う。
いやー、なつかしいな。
1980年代初頭に、彗星のごとくデビューしたよな。彼女も当時大学生だったか?、とするとボクと同世代である。
ホールは満員立見の大盛況。
演奏曲は、スタンダードの有名曲ばかり、こういのが楽しくてフェスティバルにはいいよな。
そのあと隣の小学校校庭会場へ。
こちらはファンク、ロック系統もでている。半プロの人たちのようだ。
ここで遅い昼食とビールをごくり。(なぜかこういう場にでているビールはハイネケンばかり。なぜ?)
なにせ好天過ぎて日差しがいたい。50歳の肌にはちょときついのだ。
そのあと、ぶらぶらあちこちのぞきながら帰途。
夜は、3家族(うち、カミさんの姉一家・両親)と焼き肉のさかいで死ぬほどの肉摂取。
50歳にはこれまたきつい。

Saturday, May 03, 2008

渋谷毅オーケストラ

昨晩は京都RAGで渋谷毅オーケストラ。
それほど詳しいわけではなく、今回のライブで演奏した曲も知らない曲ばかり。
「続いてエリントンの曲を2曲。でも有名なのはやらないからね」
アララ、唯一知っていそうな曲と期待したのに。メンバーのオリジナル曲が多かった。最初はいまひとつ楽しめなかったけど、後半は楽しかった。くわしくはこちら

液晶絵画展

大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の液晶絵画展を見に行った。
たまたま新聞屋さんに無料チケットをもらったからなんだけど、これが予想以上に面白かったのだ。

その名の通り、絵画のかわりに液晶モニター(またはプロジェクタで壁面に上映)しているもの。
単なる静止画ではなくて、一見すると静物画。だけど、しばらく見ていると微妙に画像が変化している。果物が次第に腐ってカビが生える様子をカメラ(視点)をまったく動かさずに何日も録画したのであろう。それを早回ししている。
このように、定点カメラで水面の波紋、ガスレンジの炎、フェルメール絵画の場面の切り取りなど、いろいろなタイプのものが集められていて飽きずに見られる。
映像的には、液晶でなくブラウン管でも表現は可能だけど、液晶パネルの表現力はここ最近飛躍的に品質が向上している。
しかも、大きな特徴である壁に掛けられるぐらい本体が薄い、大型化・特殊形状(縦長など)も製作できる、など。
やはり液晶でこそできる企画であろう。

Thursday, May 01, 2008

『さよなら。いつかわかること』

5月1日は映画の日で1000円。
梅田ガーデンシネマで表題のものを見る。
なかなかいい映画だったですね。
もっと感動→号泣な作品かと予想してたのだけど、涙を絞り出すような演出ではなく、クライマックスシーンは割とあっさり。そこが逆に良かった。
ストーリーは、イラク戦争で亡くなった母親の死をどう娘達に伝えるか、っていう映画。
ほんとにそれだけ。
12歳で思春期の悩みも持ち始めた長女、天真爛漫な8歳の次女(だけど実は大きな悩みもかかえている)
その子供たちとうまく向き合えない父親。
大事なことを言い出せないまま、3人は車で遠くの(何日もかけて)テーマパークへ行くことになる。この小旅行の中で、お互いの心の中を知ることに(もちろん観客も)なって、最後には事実を娘達に告げる。
旅のなかでぎくしゃくしている関係や、抱えている悩みがわかってくる過程がいいですね。
父親役はジョン・キューザック、娘二人は映画初出演ということだ。この娘役(特に長女)がいいですね。
不在の母親がわりを努めようとするしっかりさ勝ち気さと、とはいってもまだ子供であることのもろさみたいなものが伝わってくる。

50歳になったので、夫婦二人で映画を見るといつでも2000円なのだ。
年取るといいこともある。

Wednesday, April 30, 2008

ゴールデン・ウィーク

日曜日に東京から帰ってきて、月曜日は出勤。
火曜日が休みで、今日は出勤。
明日は5/1メーデーで休み、2日は出勤日なのだけど有休で休み。ということで明日から6連休である。

いろいろとやりたいことはあるのだけど、全部消化できるかが???
今日は朝から車にガソリン満タン給油。といっても20Lしか入らなかったので、30円値上がりとして600円節約の計算。ムダをいろいろ見直さないとね。
えっ?CDや本が一番のムダ?
はい、すみません。

Sunday, April 27, 2008

東京へ

先週木曜日から東京方面にきている。
金曜日に仕事を終えてから、数年前に会社をやめて出身地へ帰った同期入社の友人と会った。
待ち合わせの新宿で時間つぶしにひとりでぶらぶらしていたが、あまりに人の多さに疲れた。もう東京には住めないかも(25年前には住んでいた)
なつかしのDISK UNIONでなんとなくCDを物色していて、なんとなく2枚購入。あまり見かけない60年代ポップスのもの。
友人とは7時ごろから飲みだして、11時に解散。
近くのホテルに1泊。
翌日は、新宿西口の東郷青児美術館でヴラマンク展鑑賞。開館と同時に入場したが、結構お客さんが多い。
70数点の展示で見ごたえあり。初期のころの野獣派時代が好み。がっちりとスタイルが確立する前の時代ね。でも後期のわらぶき、リトグラフの連作もわりと好き。すこしスタイルから離れて描いているように思う。

昼前に、浜町で会社を経営している義兄の事務所を訪問。
義兄と甥の三人で、近くの「一徹鮨」で昼食。1.5人前にぎりをいただいた・・・とてもうまい!量もたっぷりだし大満足。ぜひ浜町に行くことがあれば寄ってみて(ごちそうさまでした!)

事務所へもどり、パソコンの調子が悪いとのことでしばらく調査。
結局やりはじめたらとまらなくなり、もう1泊。
東日本橋近くのR&Bホテルへ。ビジネスホテルだが、部屋はきれいでスタッフも感じ良く、モーニングサービスもおいしい。

で、いまもう一度事務所へやってきて、これを書いている。本日には帰京。

Tuesday, April 22, 2008

Magnificent 50s

大層なタイトルをつけたけど、今日は誕生日。
ついに50歳。
半世紀も生きてしまった。と言ってもまるで実感はない。
ボクが生まれた1958年(昭和33年)、日本は高度経済成長期のまっただ中。
ネットに頼らず印象的だったニュースを思い出してみると
東京オリンピック、三億円事件、アポロ月着陸、大阪万博、連合赤軍、三島由紀夫割腹自殺、三億円事件
ジョンレノン殺害
...
あれっ、もう思い出せない。

思い出したのをWikiで調べてみると
1964年(昭和39年 6歳) 東京オリンピック
1968年(昭和43年 10歳) 三億円事件
1969年(昭和44年 11歳)アポロ11号月面着陸
1970年(昭和45年 12歳)大阪万博、三島事件
1972年(昭和47年 14歳)浅間山荘事件
1980年(昭和55年 22歳)ジョンレノン
三島もジョンも40代で亡くなっているので、50歳は迎えていないのか。
「輝ける50代」とまでは言わないが、ボクらしい50代であればよし。
なにが「ボクらしい」かが問題だけどね。

最後にこの曲を自分へ、ブラボー
「人生の扉」竹内まりや

Sunday, April 20, 2008

宇治市植物公園

娘を学校へ送ったついでに、学校の側にある宇治市植物公園へ、かみさんと初めて行ってみた。
温室や桜並木、ハーブ園などあってかなり広い。
春の催しとして近隣中学校吹奏楽部の演奏もやっていて、心穏やかになるいい場所である。
園に設置してあるベンチに座って、家から持っていった弁当を食べた。これまではこういう場面には子供がいつもいっしょだったけど、これからは二人だけということも多くなるのだなあ。
なんて少ししみじみしながら夕べの春巻きを食べた。

下の写真は、植物園にある喫茶店。
散歩を終えて一休みに寄った。サーモンサンドイッチをひとつ、カミさんがコーヒー、ボクがカフェオレをオーダー。
で、やってきたのがこのどんぶりに入ったカフェオレ。しまった、これか。
抹茶を飲むようにしてカフェオレ飲むのがなんだか恥ずかしい。

Saturday, April 12, 2008

大阪 京橋

京橋のホテル・ニュー・オータニ内のぎゃるりーためながで「ルオー展」
ここへ行くのは初めてだと思うのだけど、そのあたりを歩いてみるとなんだか来たことあるような気がした。デジャヴか?
ホテルのロビーからすぐに入れる場所にあって、宿泊客らが数人ぶらぶら。(彼らは手ぶらだったので、宿泊客であろうと予想)なんだかあまりにさりげなくて、いい感じ。(入場料もなし)

そこから大阪城公園はすぐ。
天気もいいのでぶらぶらと歩く。もうすでに桜はかなり散ってしまった。ピーク時はさぞかしすごいだろうな。京橋方向へ戻って、大阪ビジネスパーク内の一角で、古本市が開催されていた。ちょっとのつもりでのぞいていたが、面白くってついつい長居してしまう。ネット本屋と違って、手にとって見られるのが楽しい。ずっしり感、日に焼けた具合、そして何よりも、普段だったら気づかないような本を手に取る機会があるのがたいへんよろしい。ジャンルがごちゃごちゃに置かれている古本市ならでは。

隣にPanasonicのショールームがあって、きれいなお姉さんが受付に見えたのでついふらふらと誘い込まれる。お客さんの何倍ものスタッフが、待ちかまえている、さすがPana!ぬかりないなあ。
最高のチューニングがしてあるであろう液晶テレビを見たけど、めちゃくちゃきれいでんな!
フルハイビジョン対応、コントラスト強すぎて目が痛いぐらい。

Friday, April 11, 2008

テンプレート

ボクのブログはGoogleのBloggerなんだけど、ちょっとテンプレートを替えてみました。
これは既製の「Tic Tac Blue」というデザイン。
どう?
ちょっと気分が変わるね。

Wednesday, April 09, 2008

中村勇吾 その2

中村勇吾の作品で、日本語の文字がバラバラに解体されて、それが一つずつ飛んできて文字を再構築するのがあったけど、これがボクは一番面白かった。
で思ったのは、日本語の文字(漢字、かな、カナ)って離れた要素がものすごく多いのだということに気がついた。さんずいなんてこれだけで、3つの点が空中で配置されている。ヘンとツクリも基本的には離れているし、だから書いてみるとバランスが難しいのかな。
アルファベットは小文字のiとjだけ、しかも点のみ。
ボクとしてはこの事実は大発見なんだけど、知ってた?
なんだか日本語(日本文字)って楽しいな。

TOP RUNNER

NHKのTOP RUNNERの司会者が交替した。
前の山本太郎と本上まなみも気に入っていたけど、今度の箭内道彦とSHIHOのコンビもなかなかよさそう。
特に箭内道彦がはさむコメントが的確でいいですね。
ゲストはHIP HOPのKREVA。ボクの苦手なラップですね。なにが苦手かというと、歌詞の中に漢字の熟語がやたら登場するのがどうもなじめない。「韻を踏む」のがラップの決まり事だから仕方がないのだけど、あれって歌詞カード見ながら聞かないと意味がわからず面白さ半減じゃないの?
でもって、KREVAもメロディのあるフレーズは結構いいと思うんだけど、もっとそちらの比重を増やしてほしい。

これが月曜日の深夜で、引き続いて『プロフェッショナル仕事の流儀』を見る。ゲストはウェブデザイナの中村勇吾。恥ずかしながら名前を知らなかったのだけど、あれ(メッセージが木に成長するやつ)も、これ(投稿したビデオが時計になるやつ)も中村勇吾だったのね。これらのサイトは知っていた。
確かに面白い!
技術系の出身(建築設計~趣味のウェブデザインへ)という経歴が日本では珍しいのでは?たいていデザイナ、アート系からのアプローチが多いように思うから。この人見た目も普通っぽいし。それでも「面白いこと」にあれだけのテクノロジーを費やすっていうのがしびれるね。

Sunday, April 06, 2008

さくら祭り

僕の住んでいるニュータウン(といってもすでに高齢化の波が押し寄せている)で、毎年恒例の「さくら祭り」がこの土日に開催されている。街の中を流れている小さな川、小畑川沿いにかなりの桜が植えられおり、咲くとなかなかのもの。
桜の開花を狙って、商店街が中心になって、屋台や大道芸などの催しが繰り出す。
今年は開花時期が今週末にドンピシャ!(←ドンピシャって死語?)
天気が今週末は快晴・ポカポカ(暑いぐらい)でドンピシャ!
この祭りは主役が桜だから時期をはずすこともあるわけで
桜→咲き終わって葉桜
天気→雨
気温→花冷えで寒い
という年もあるわけ。今年はホントよかった〜。関係者じゃないけど、自分の街のことだから心配してるのよ、結構。

Saturday, April 05, 2008

味泉

ひさびさの飲み会、京都・西大路の「味泉」に5人で集まった。
かつて同じ職場だった人、飲み仲間などおなじみのメンバーで、7時からスタート(僕は遅れて8時に参加)
お店のマスターもなじみなので、他にお客が帰ったあとはいっしょに飲んだ。
マスタとは釣り仲間でもある。
今日のメニューはひらめの造りと、鯛の塩焼き。残した皮や骨はからっと揚げてパリパリと食べた。これが酒の肴にぴったりでおいしい。
このメンバー達は仕事の利害関係もないので、バカ話で盛り上がるのが何より良い。ストレス解消になる。
あっというまに時間は過ぎて、解散したのは1時半過ぎ。相乗りしてタクシーで帰宅。
かなりリセットされた手応えがある。

Friday, March 28, 2008

「ちりとてちん」

悔しい。
実は見ていないのだ。それがとても悔しい。
さとなおさんのさなメモで手放しの大絶賛。
でもって、発売されるDVDが2ヶ月も先の発売にも関わらず3件ものコメントがついており、これが全て星5つの大絶賛。
しかも、僕の姉がこのドラマを、朝ドラ史上ベスト3にはいる大名作!と、これまた大絶賛。
こうまで言われると見たくなる。
僕もDVD買おうかしらん。

Saturday, March 22, 2008

お彼岸

今日も晴天のぽかぽか日和。というか、昼間は暑いぐらい。
お彼岸ということでもあって、綾部市まで墓参り。
うちから京都縦貫道を通って、約1時間半。途中でお供えやらお昼のお弁当を買い込み11時半頃に到着。
実はこの冬の間に、このお墓へ行く山道を修繕していた。小高い山の中腹にあるお墓なので、少し登らなければならないのだが、この道が昔ながらの山道で、特に雨など降ると滑るし、どろどろになるしでかなりお年寄り泣かせであった。これを、お墓の住人(というのか?)が少しづつ費用を負担しあって、手すり付きの階段をここに作ったってわけ。これがその写真。
以前の山道もそれなりに趣はあったが、高齢化で行けなくなってはどうしようもない。
なかなかによろしい、僕らもこれから作ってヨカッタと思う場合が多くなるだろう。

Friday, March 21, 2008

本日晴天なり

ハビエル夢にはでませんでした。
熟睡 zzz

Thursday, March 20, 2008

『 ノーカントリー 』

水曜日の午後から、春分の日の今日まで、京都はかなり雨が強く降った。
やや肌寒いけど、確実に春が近づいている。

次女のクラブ活動が(ほんとに)珍しく休日だったので、姉といっしょに街へ繰り出した。
京都駅(本屋、ファッション)〜三条(楽器屋)〜四条(ファッション系)と一日でかなり激しく廻った様子。姉妹だけででかけるのも久々で、堪能できたのではないだろうか。

僕は暇になったので、前から見たかった『 ノーカントリー 』を二条TOHOシネマズで鑑賞。
人の入りはそこそこ、同じ劇場ではドラえもんとクロサギが人気だったようだ。
で、映画の方は、めちゃ怖かった。殺し屋役のハビエル・バルデム、こえ〜。夢に出てきそう。
大金を横取りした男は、ちょっとした仏心を見せたおかげで取り返しのつかない状況に追い込まれる。バルデムの方はそんなホトケのホの字もない、冷酷非情な男。この追う男と追われる男の対比が、鮮やかかつ恐ろしく描かれている。
こんな映画にアカデミー賞をやってしまっていいのかね。でもこれぞ映画っていう映画ではあるな。
見終わったあとあまりに心が寒くなるので、無性にほのぼの映画が見たくなる。
スーさん、ハマちゃん、カモーン、はやくすさんだ心を中和してー。

と言いながら、帰りにTUTAYAで同じコーエン兄弟の過去の作品を借りてしまった...

Sunday, March 16, 2008

春ですね

昨日今日と、ほんと暖かなおだやかな日。
僕のサイトの扉写真も春らしいものに更新。ついでにブックレビューを4冊分掲載。

このところ血圧が高いのだ。上が150、下が120もある。
だから、カッカせず心穏やかに日々過ごさねば、と心がけている。
朝も暖かいので少し安心であるのだが。
冬用タイヤをノーマルに交換、ついでに数ヶ月ぶりに洗車も。水が冷たくないのでうれしい。

図書館からメールで返却の督促がきた。
昨日までは返さないといけないことを覚えていたが、きれいに忘れていた。

至福の時間

今日は晴天でしかも暖かないちにち。
次女は学校、のこり3名で四条へぶらり。

いっしょに昼食してから資格の大原学園へ。簿記検定を長女が受験予定なので講習会のガイダンスを聞きに寄った。
なかなか大変だ。
そのあと僕だけ別行動、本屋へ向かう。
少し前にオープンした四条河原町交差点のブックファースト。
最近はここが「僕の好きな本屋」第2位に浮上している。ちなみに1位は京都駅三省堂書店。
ブックファーストはビルの4つの階を占めているのだが、面白いのは階ごとに配置がすべて変えてあること。会計の場所が階でバラバラだし、本棚の配置や見せ方もそれぞれ特徴をだしている。お勧めは6階で、奥に喫茶店がある。
この喫茶店がイイ。
明るい。
コーヒーが300円、しかもおいしい。
お姉さんがきれい。
雑誌を買って、ここで小一時間過ごした。快適です。
同じ階は、アート、音楽、映画、技術系のフロアで、喫茶をでてから、さらに2時間をすごす。
まさに時間を忘れる至福の時。

ここで立ち読みしたもの
山口隆『叱り叱られ』
サンボマスターというバンドの山口が、彼の敬愛する日本を代表する音楽家との対談をする。山下達郎、大瀧詠一、ムッシュかまやつなど。
大瀧詠一との対談をしばし立ち読み。
つっかかる山口に対して、のらりくらりとかわしつつ、するどくパンチを繰り出す大瀧さん。これがなかなか面白い。
「君たちのCDも3秒づつ聞いてきたけど、うるさいね」ここで山口むっとする。

もう1冊は、ジャズ評論家の後藤雅洋の評論集(タイトル失念)。この中で後藤氏は
「CDというものは(収録時間が)長すぎる。60分も同じアーチストのアルバムを聞いていると飽きる」と書いている。
(ウンウンと大きくウナづく)
「LPレコードの場合片面で20分程度。これが集中して聞くのにちょうどよい長さである」
(さらに大きくウナづく)
「だから僕が勧めるのは、LP片面づつを4枚1組で聞く聴き方である」
(ほほ〜、と感心する)
という前置きをして、この4つの組み合わせの妙を楽しむという本題に入っていくのだ。
僕もレコード時代は全くそのとおりの聴き方をしていた。レコードの片面づつをじゃんじゃんとっかえながら聞いていく聞き方。思いっきりジャンルを変えても、僕の場合はOKだし。たしかに、CDになってから、やたらと1枚が長い。ひっくり返さない分さらに長い。時間分目一杯入れようとするのも多いし。どうしても冗長になったり、ボーナストラックだらけになって、結局そういうレア音源は、1回聞いたらしばらく聞かなくてもいいものも多いものだ。前半部分と後半部分で、聞いている密度も差ができているように思う。後半はどうしても聞き流してしまう。便利さを追求しすぎた弊害だな。

結局本屋に約3時間、そのあとJoe's Garageという中古レコード屋に場所を移して2時間。
別行動にしてから、なんの音沙汰もなく帰ってこない父親に、あきれ返った家族であった。

Tuesday, March 11, 2008

結婚記念日

さきほどぼーっとしてたら、「そういえば今年は結婚20年目だな」と気付いたわけです。
でもって、キリがいいのでなんちゃら婚式もさぞかしいいものであろうと思ったわけです。
50年は金婚式、25年は銀婚式、というのは知っている。さっそくWikipediaで調べたところ、20年目は...

磁気婚式 ?

20年ぐらいになると、五十肩や腰痛に悩まされるしお互いにエレキバンでも張りっこするのかなあと思いつつ、よく見ると字が違った。

磁器婚式

ですね。

えー?、なんだかもっと期待したよ。
別にいいけど。
しかし、いろいろあるもんだんねえ。
鉄婚式(6年目)と鋼鉄婚式(11年目)はどうちがうのだッ。しかも「その名に相応しい贈り物を夫婦間で交換する」とある。
何を交換しろってんだいッ。
責任者でてこいッ。(ドンドン←机を叩く音)


本日は東海林さだお風にお送りしました。

Thursday, March 06, 2008

久しぶりの休み

前回メモで、暖かくなって開放されたと書いたが、それが気の緩みとなったためか、風邪をひいてしまった。
昨年4月以来の有給休暇で、水木と2日間の休み。
ほとんと寝て過ごしているのだが、風邪を引いても食欲がおちることはないので、時間がくればおなかが空いてくる。昨日の昼は自分でうどんをゆでて、素うどん。今日は、かみさんと、現在期末テスト中の次女と近所のレストランで待ち合わせてランチ。これがずいぶんボリュームがあって、食べきれない。
家に帰って、また寝るか。

Sunday, March 02, 2008

3月

早いものでもう3月。
3月になったからといって、僕としては特になにもないのだけど、なんだか季節が変わった感じがする。実際に今日は暖かい。さっき外出したときに車についている温度計をみると、13℃だった。ちょっと前まで雪が降って凍えていたのにね。
暖かくなると体の緊張状態も開放されるし、洋服も少し軽めになるので、身も心も軽くなる。
この感覚がうれしい。
花粉症の方は、逆に気がめいるかも。かなりの花粉が飛んでいるだろう。

世間も春、卒業シーズンである。
次女の高校は昨日卒業式で、クラブでお世話になった3年生を謝恩会で送ってきた。今年の卒業生は男子ばかり(次の学年から共学になった)だが、何人かはかなり泣いていたらしい。卒業に涙はつきものだし、なかなか感動的なお別れ会だったという。
娘が卒業を迎えるのもすぐだろうな。

Friday, February 29, 2008

e-Tax(その2)

1週間間あいてしまったが、早めに申請までやってしまおうと、再びe-Tax。
まず、どこに申請のボタンがあるのかわからず、リンクをポチポチ押しまくり。
そうすると、ブラウザのウィンドウがいっぱい開いて、ますます何だかわからなくなる。
ようやくたどり着いて、前回作成したファイルを見つけて、「申請」...
いけたのかいけなかったのかがよくわからない。
次に何をすればいいのかも???。(細かい字の説明を読めばわかるのだが、読みにくい)
間違えて、もう一度申請してしまった。
ん~、なんとかいけたようだ。

これだけのことをするのに、約1時間を要した。

で、結論
説明が細かい字で書いてありわかりにくい(というか読む気がしない)
読まずにやると、わからなくなる。
用語が聞き慣れない単語、似たような言葉が多くて混乱する
使用者をうまく誘導してくれない

来年やる気がしない(1年もたったら、今回少しわかったことも完璧に忘れる。これだけは自信アリ)
改善されることを切に願う。

Tuesday, February 19, 2008

e-Tax

というのをご存じだろうか?
国税電子申告・納税システムのことである。要するに、パソコンを使って自宅から確定申告ができるシステムなのだ。まだ全然浸透していないモノである。
義父が毎年確定申告していて、今年はこれでやってみようということになった。今なら最高5000円の還付があるらしいので。
で、パソコン関係に強い僕が手伝っているのだが、途中までやってみて「こりゃ普及しないわ」と確信した。
1回だけやればいいとはいえ、まず申告までの準備が非常に面倒。特に必要なICカードや機材(カードリーダ)をそろえてから、それらを利用するためのソフトを自宅のパソコンにインストールしなければならない。これがとてもわかりにくい。専門用語もでてくるし、極めつけは英語のサイトに飛んでいって、そこからファイルをダウンロードしないといけない。この時点でかなりの人が脱落するだろう。
わざとわかりにくくしているとしか思えない。
上からこういうことヤレと言われたのでやりました。という事情が見えてくるような。(会社でもそういうことはままある)熱意も工夫も感じられないプロジェクトだな。

ちゃんと申告までできるのだろうか?

Sunday, February 17, 2008

高校生活

長女の高校で芸術祭という催しがあった。
ステージで合唱や演奏、体育館では絵画、彫刻、書道などの展示をやっていた。
これを見ていて、30数年前の僕の高校時代を少し思い出した。
振り返ると、いろいろ思い出されるけど、たったの3年間しかないのだ。なんだかもっと長かったような気もする。
それだけ濃密な時を過ごしていたのかもしれない、それなりに。
もともと学校(都立高校)が、学際と体育祭を毎年盛大に開催する伝統があった。特に学際は全クラス(受験前の3年生も)が参加して一番を競う。(いまだにこの伝統は守られているようだ)
しかも3年間クラス替えがないので、結束も固い。
ちなみに今でも、クラスメートの名前を出席番号順に言えます(←記憶力のムダづかい)
いろいろなことを記憶に刻んでいると、後になってそれがどこかで生きてくるものだ。娘にもいろいろなことを心に刻んで欲しいと思うのだ。

出席番号順に言えても、同窓会で盛り上がるくらいにしか役にはたたぬが。
しかも僕だけじゃなくてみんなスラスラ言えるし。

Saturday, February 16, 2008

篤姫

久しぶりに大河ドラマを見ている。
1年間見続けるのは結構しんどいのだが、今はHDDレコーダがあるから大丈夫。
これのおかげで、というかこれのせいで大河ドラマに限らず、テレビドラマを見る機会が激増した。
ちょっと見たいのを録画予約して、自分のあいた時間に見る。
CMスキップ機能もフル活用。
リアルタイムで見てるのってニュースぐらい。
こんなに見ちゃっていいのだろうか、とも思う。

で、大河ドラマの「篤姫」
主演の宮崎あおい、瑛太がなかなか軽くてポップな感じ。言葉遣いもあえて現代風。いまはまだ若い時代なのでこれでよいけど、もうすぐおかつ(篤姫)は島津家の養女になって、その後江戸へ行く。こうなってから、どれだけ面白くなるかだな。大奥の場面が多くなりそうで、若干重たくなりそうなのが心配。
先週の菊本(篤姫のお世話役老女中)の死には思わず涙。

Monday, February 11, 2008

macmini

この3連休にだいぶパソコンが復旧した。この新しいmacでは、windowsも起動するので、そちらの環境も再現しなければならず、かなり手間取った。
macminiはこんな弁当箱のような箱に入っている。このパーケージングからして、いかにもAppleらしい。
同時にキーボードもApple Keyboardに更新。これがまた美しい。タッチもいい感じ。打っていて楽しくなる。仕事で使うのではないので楽しいことは大切な要素かも。


The Police来日公演!

このところパソコンを入れ替えたので、その作業に没頭(めちゃ楽しいのだ)していて、他のことが手抜き状態になっていた。
そのなかで、昨日待ちに待ったThe Policeが再結成→来日公演大阪場所(←相撲じゃねえ)
ポリスといえば、70年代〜80年代前半に活動したイギリスのスーパーバンド。ちょうど僕らか少し下の世代を中心に、日本でも絶大な人気を誇っていた。それを反映して観客は30〜40代あたりが多く、親子連れもかなりきている。
僕の前に座っていたおかあさんと娘さん(成人)も、おかあさんの方がノリノリでテンション高かった。

ポリスは、ベースとボーカルのスティング、ドラムのスチュワート・コープランド、ギターのアンディ・サマーズのスリーピースバンド。今回の公演はこの3人だけで、サポートメンバーもなし。それで、あれだけの多彩な曲をたたきだすのであるから、やはり真のスーパーバンドである。メンバーもかなり高齢化しているが、特にドラムのコープランドのソリッドエッジなドラムは健在であった。あの硬質なスネア(ビートを刻む小太鼓のことね)音が気持ちよい。ベースなんかほとんど右親指で軽くなでているだけ(に見える)で、あの独特のビートを刻むとは驚きだ。スティングの声は若干出にくくなっているし、サマーズのギターは時々冗長な感じはあるものの、それでもやはりポリスである。観客もみんな楽しそうだった。
彼らのライブを始めてみて気がついたのだけど(今さらだけど)多くの曲がとても盛り上がりやすい構造なのね。1曲の中で緩急があって、サビの部分で緩→急へ変化することで、そこの境で気分が盛り上がってドーッカーンと沸く。ここがめちゃ気持ちがいい。しかも彼らは当時の活動期間が短かったので、リリースしたアルバム数が少ない。だから僕も演奏した曲をほぼ全曲知っていた。同世代の人はみんなそうだと思うよ。なじみの曲が次々流れてくる、これはライブでは特に重要ね。

会場である京セラドーム大阪初体験、というかドームでのコンサートは始めて。(いつも小さな会場ばかり行ってるので)
席が3塁側スタンドということで心配していたが、結構見やすいところだった。スタンドの一番下(グランドに近い)だったしね。音もまあまあ。一緒に行った連れが、前座バンド(スティングの息子)の途中でトイレに立った時に上の方で聞いたら、音が反響しすぎて悪かったらしいので、ドームはできるだけ下で見るべしってことのようだ。双眼鏡もあればなお良い。大ビジョンで映されるけど、見たいところがいつもでるわけだはないので。(でも楽しむにはちょっとじゃまではある)それと、ドームの一番良いところは、客席で飲食できることだ。アルコールも飲めるしリラックス気分でこれは楽しい。

コンサート終了後、観客が一斉に退場すると出口が大混雑するので、規制退場を呼びかけていたのだが、かなりの観客がこれに従ってた。上から見てると、アリーナ席がきれいにブロックごとに人が減っていく。日本人らしいな。
えっ?もちろん僕らも従いましたよ。

Wednesday, February 06, 2008

パソコンリニューアル!

以前から、デスクトップパソコンが不調だったのだが、いよいよダメ寸前となり、急遽新しいものにチェンジ!
選んだのがコレ→mac mini
なにを買うかかなり迷ったのだけど、これ1台でmacもwindowsも動作するし、なにしろ驚くほど小さい。

これまではずっとwindowsを使っていたが、windows(DOS/V機)の何が楽しかったかというと、構成するパーツを変更・追加することで、マシンをパワーアップさせたり、機能追加できたりが可能なこと。OSがバージョンアップするたびに、マシンも性能を上げることができた。しかもパーツはいろんなメーカーが互換品をだしているので選択肢も実に豊富。10年前当時は、東京方面に出張へ行くたびに秋葉原へ寄って、パーツを物色していた。
しかし、この数年はそんなこともしなくなった。OSがXPで安定稼働しているし、性能も(使用範囲では)充分になってしまったから。
なので、mac miniは拡張性ゼロ!ケースを空けることすらできない(かなり難しいらしい)というのでもいいのかなと思った。

boot campでwinに切り替えているのだけど、これがなんとも楽しい。
どんな使い方ができるか考えると、とても楽しみな毎日である。

Friday, January 25, 2008

クラシックコンサート

さなメモのこの記事を読むと、このコンサートの素晴らしさがびしびしと伝わってくる。
会場が近ければ、会社休んででも行ってると思う。感動を文章としてここまで伝えられるんだ。
やはり文章の力は偉大ということ。

で、ボビー・マクファーリンは僕もレコードを持っているのだけど、当時から異彩を放っていた。今はクラシックのオケの指揮までやってるんですね。知らなかった。
このところ、吹奏楽や「のだめ」の影響もあって、ロックポップスだけではなくクラシックも時々聴いている。先日も京都市民管弦楽団のコンサートへ行ったばかり。1000円という安い入場料、アクセスもいいということで、かなり人が入っていた。チャイコフスキーなんて、スリリングな演奏で楽しめたし、アンコールの「花のワルツ」も良かった。やはり、知ってる曲だとこちらも盛り上がるね。

佐渡裕のシエナ・ウインド・オーケストラが、シンフォニーホールで27日にコンサートをやるけど、当然チケットは売り切れ。知名度も高いし、すぐ売り切れるのだろう。今回のマクファーリンは客の入りが6割だったらしい。こういうのを見逃さないように、クラシックのコンサートもちゃんとサーチすることにしよう。

Thursday, January 24, 2008

Full Circle

以前ここで書いた Roger Nichols 驚きの新作を、僕の本家サイトで紹介。
久々の【音楽】ネタの追加。左のLINKSから趣味趣味音楽をクリックして飛んで下さい。

僕の勤めている会社の工場敷地内の厚生施設が建て直された。他の工場がここへ集約されるため、人数が爆発的に増える対策のためである。
ついでに、近所を走るローカル私鉄にも、会社の名前を付けた駅まで作ってしまった。
だいじょうぶか?
その厚生施設竣工記念の万歩計、全社員に配布。
なんだか微妙。

Saturday, January 12, 2008

東京方面出張

1/9~1/11まで宇都宮へ出張。
会社から出発して、東京へ到着。この時点で19:20。宇都宮はその日のうちにホテルに入ればよいので、寄り道することにした。
東京駅から徒歩5分のところに「ブリジストン美術館」がある。閉館が20:00なので30分は見ることができそう。よっしゃ、ということで急いで駆けつける。

ビル街の中にあるのでつい見逃しがちだけど、内容が素晴らしい。
超有名画家の作品が多数展示。
モネ、マネ、ゴッホ、ピカソ、ルノアール、セザンヌ、安井、黒田、梅原などなど。
特にルオーとマティスが多く展示されていて嬉しい。
ルオーの極太縁取り、力強い筆のタッチがいい。
マティスって人物画で、ストライプやチェックの布生地をよく描いているんだけど、めちゃくちゃいい加減でめんどくさそうな描き方に見える。だったら描かなきゃいいんじゃないかと思う。
色の組み合わせかたがいいですね。
ヴラマンクの「運河船」もいい感じ。構図がいいし、筆のタッチも好き。

通路が凝っていなくて絵も見やすいし、場所も便利(家から遠いのが残念)入場料も800円でリーズナブル、閉館時間が遅い(20:00)も助かった。
もう少し時間をとって見たいところ。

Sunday, January 06, 2008

休み後半戦

3日はほとんど家から一歩も出ず。
どうもだらだらとテレビを見てしまう。年末撮りためた録画を見て、終わればガンガン消去。
4日は大阪へ繰り出し。

音楽映画として評価が高い『 ONCE ダブリンの街角で 』を梅田ガーデンシネマで鑑賞。
映像もストーリーもひねくれていない「直球勝負」の映画という印象。
悪くはないが、最大のポイントである全編に流れる音楽が、僕には少しセンチメンタルすぎるところが残念。
ストリートミュージシャンである男が、ある日ひとりの少女と出あう。二人でセッションをするとピタリと息があい、素晴らしい音楽が生まれていく。男は夢を求めてロンドンへ、そのまえにデモテープ作りのために急造のバンドを結成する。この演奏シーンはなかなかいいですね。
ラストシーンもあっさりしていていい感じ。
全編に音楽が流れるので、これの好き嫌いが大きく映画自体支配するのは仕方がないところ。
少女役の女性がとてもキレイ、主演男優と音楽活動でも共演している。

そのあと足を伸ばし、難波へ。
なんばCITYの旭屋書店〜無印良品ビルのTOWER RECORDへ、さらに戎橋筋を通り、三木楽器経由でAppleまで。
(少し前にも同じルートで回ったような...)
やっぱり旭屋書店は楽しいな。巨大書店だけど、イチオシコーナや手書きポップもあって、そこがイイ。
心斎橋筋はすごい人。ノロノロしか進めない。

5日は特になにもなし。
近所の商店街に、お笑いの犬井ヒロシが来るというので娘が見に行った。
高熱で欠席だったらしい。ホントに高熱かぁ?

6日は娘の吹奏楽部ニューイヤーコンサート。今年創部45周年を記念して、OB達も集まって総勢100名弱の大演奏。長い休みを締めくくる楽しい演奏会だった。

Wednesday, January 02, 2008

2008年

あけましておめでとうごいざいます。
本年もよろしくお願いします。
まずは、こちらに3冊あげたので、よろしければのぞいてみて下さい。
最近は福袋バーゲンなどで、正月からあけている店も多い。カミさんと長女はいとこたちと一緒にバーゲンへ、次女は部活へ。みんな忙しい。

僕は暇なので、一人で映画へ。以前から見たかった『 いのちの食べかた 』
僕らの食卓へ届く「食物」がどのようにして「作られて」るのか?のドキュメントフィルムである。
結構ショッキングな映像も多く、正月早々いろいろと考えさせられてしまった。
大量生産するために大きな工場で食肉加工や植物栽培が行われているのだが、効率を追求したベルトコンベア生産方法にびっくり。まるで工業製品のような流れ作業。牛豚、魚の加工道具というか装置がなんだかすごい。
この過程を経て食卓へ届いているのかと思うと箸を持つ手も止まってしまう。
それと、食肉工場が撮影を許したってことにも驚き。

このあと、映画館に近い東寺へぶらぶら。ちょうど初詣なので人出もめちゃくちゃ多い。ぐるりと参拝してから京都駅へ。
ここも人がわんさか。(←わんさかって死語?よく考えるとヘンな言葉)
昼食をとろうとレストラン街へ行くと、2時もまわっているけど、長い行列...
並ぶのが面倒なので、スタバでコーヒー、パン屋でパンを買って、京都駅南側の庭園へ。
ここはいつ来ても人が少ない。天気もいいので気温は低いけどそれほど寒くはない。適当に腰掛けて昼食。
僕の横では、おばあちゃんと20代の娘さんが並んで腰掛けて、ケーキを分け合って食べている。
その隣は、制服を着たまま遅い昼食(コンビニ弁当)をとっている若い兄ちゃん。正月から仕事、ごくろうさん。
さっき見た映画のことを少し考えながら。
このベーコンも豚から作られてるんだな。