さらに、「アビーロード」は発売からちょうど40年目にあたり、例のジャケットを撮影したスタジオ前の道路ではファンが集まってイベントも開かれた模様。
そこで、今回はこれ
一目瞭然ですね。
ビートルズのこれが発売(1969年)された当初、ポール死亡説みたいのも流れ、かなりの騒動をよんだようです。さらに、このアルバムが全英1位だったときに、キングクリムゾンのデビューアルバムに取って代わられたことでも有名。
なにはともあれ、このアルバムはビートルズの中でもボクが一番好きなもので、特にLPだとB面収録のメドレー部分はなんともエキサイティング。
音楽を聴き始めたときにはすでに彼らは大スター(というかちょうど解散する時期)で、そういうメジャーなものに反発していたので、距離をおいていたのだ。だからLPも買いそびれてそのまま月日は流れてしまい、そうするとますますいまさらなあ、という気がして買えなかった。
ようやく買ったのはCD化されて、それもかなり年数が経ってから、これと『ラバーソウル』だけを手に入れたわけ。
いまさら言うまでもないけど、ビートルズはいい曲ばかりだな。しかも音楽の幅が驚くほど広いし、全アルバム全曲捨て曲なし、みたいなまさしくスーパースターである。
当時、このアルバムの素晴らしさはすぐに全世界に知れ渡り、アメリカでもカバーしたいというアーチストが登場した。
同じ1969年に発売されたのが、右側のアルバム。ブッカーT&The MG'S『マクレモア・アヴェニュー』
ジャケットはもちろんそっくりなのだが、中身もアビーロードをまるごとカバーしている。しかもこのバンドはインストバンドなので、ギターとオルガンがメロディーを演奏する、歌なし。「グリーン・オニオン」という最大のヒット曲(映画『アメリカン・グラフィティ』でも印象的な場面で使われている)をもつ彼ら、ハモンドオルガンのブッカー・T・ジョーンズを中心に、名ギタリストのスティーブ・クロッパーをフィーチャした黒っぽい演奏を身上としている。アビーロードをそんなソウルフルな感覚でカバーしている、めちゃくちゃ楽しい盤なのだ。
それにこのジャケットもお手軽感まるだしで笑える。パクっているといっても、かなりの緩さ。横断歩道もない、ただの道路を並んで渡っているだけ。でもこれだけで、アビーロードのパクリだとわかっちゃうところが、やはり偉大なりビートルズ。左端にかすかに見えているのは、レコーディングしていたSTAXレコードなので、そういう意味ではビートルズも左端にアビーロードスタジオがあって、シチュエーションはかなり近い。
ということで、手持ちのレコード、CDでそっくりなのは以上3組でした。
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