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Sunday, July 29, 2012

ピサロと印象派展

会社が夏休みに入って、久しぶりに神戸の実家へ帰った。 近くの兵庫県立美術館で表題の展示会をやっていたので行ってみた。 2時過ぎに阪神岩屋駅に到着。 一番暑い時間帯である。 駅から美術館までほぼ日陰がない。 汗だくで到着すると、館内の冷房が気持ちいい。 すっと汗がひく。 約1時間、 結構見応えがある。 ピサロも時代でいろいろ変遷があったのですね。 点描時代があったのは知らなかった。 どうも点描法はコクがない感じであまり好きではない。考え方は画期的なのだけど。 ピサロは全体的に明るい画風で、安心してみていられる。 かなりざっくりしたタッチの「ダリッジ・カレッジ」と正面から明るい日差しが差し込み、登り道を歩く人物がシルエットになってる「オニーのラヴィニエールの小道」(たぶんこのタイトル) などが好き。 ちょうど見終わった頃、 この展示会の解説会があるという。 せっかくなので聞いてみた。 これが良かった。 とてもわかりやすく、学芸員の方が話をしてくれたので、なるほどと思うこともしばしば。 古典絵画と印象派って、それまでの絵画と何が違うのの違いとか、大切なのは影の描き方であるとか。 この解説会のあと再入場できたので、本物のあと絵で再確認できる。 最後の方にモネの「霧の中の太陽」が展示されている。水面に映る紅い太陽の描き方は素晴らしい。でもそれ以外はあまりにボヤけて何が描かれているのかわからない。これってジグソーパズルになったら嫌だよな、とフト思う。

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