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Sunday, December 27, 2015

2015年を振り返る(映画)

2015年は邦画2本、洋画8本を観覧。
その中で圧倒的に良かったのが、音楽映画の次の2本。

『はじまりのうた』
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

『はじまりのうた』タイトルはぱっとしないけど、中身はとても感動的。
旬を過ぎてヒットする新人ミュージシャンを見つけられなくなったプロデューサーが、ライブハウスで歌う女性シンガーに惹きつけられる。
金無し、後ろ盾なし(直前に会社をクビになってる)で、どうやって彼女をデビューさせるか?
新しい音楽が生まれていく過程が感動的(ある意味ファンタージー的)に描かれる。
映画中で歌われる曲もレベルが高くて良かったし、主演女優キーラ・ナイトレイの歌声も素敵だ。

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』は、ブライアン・ウィルソンが、名作『ペット・サウンズ』をビーチ・ボーイズメンバー不在のあいだに一人でつくり上げる過程が描かれる。レコーディング風景も役者を使って再現している。
このシーンで涙があふれてくる。
なんて美しい曲、斬新なアイデア...
当時誰も聞いたことがない新しすぎる音楽を創ってしまった天才故の苦悩。
メンバーからも拒絶され、心の闇に飲み込まれていく。
いやー、泣いた、泣けた

更新し忘れて会員権利を失っていた京都シネマ、会員復活したので、また楽しい映画と数多く出会いたい。

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