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Saturday, May 03, 2008

液晶絵画展

大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の液晶絵画展を見に行った。
たまたま新聞屋さんに無料チケットをもらったからなんだけど、これが予想以上に面白かったのだ。

その名の通り、絵画のかわりに液晶モニター(またはプロジェクタで壁面に上映)しているもの。
単なる静止画ではなくて、一見すると静物画。だけど、しばらく見ていると微妙に画像が変化している。果物が次第に腐ってカビが生える様子をカメラ(視点)をまったく動かさずに何日も録画したのであろう。それを早回ししている。
このように、定点カメラで水面の波紋、ガスレンジの炎、フェルメール絵画の場面の切り取りなど、いろいろなタイプのものが集められていて飽きずに見られる。
映像的には、液晶でなくブラウン管でも表現は可能だけど、液晶パネルの表現力はここ最近飛躍的に品質が向上している。
しかも、大きな特徴である壁に掛けられるぐらい本体が薄い、大型化・特殊形状(縦長など)も製作できる、など。
やはり液晶でこそできる企画であろう。

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