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Friday, August 03, 2007

ディズニー・アート展

サントリー・ミュージアム(大阪・天保山)の『 ディズニー・アート展 』
2005年に千葉大で大量にみつかったオリジナル画とディズニー本社から持ってきたものをあわせた美術展。
これがなかなか興味深いものであった。
なにが面白いかというと、「Nine Old Men」の存在。

アニメとは、静止している絵を1秒間に24コマ少しずつ位置を変えて描くことで動きを付ける。
そのコマ割りをする人を「アニメータ」というが、キャラクタの動きはそのコマ割りに依存する。優雅に動かすかコミカルに動かすかはアニメータの腕にかかっている。

ディズニー初期のアニメーションの傑作は、すべて「Nine Old Men」に依るのだそうだ。
それも、9人それぞれに、お姫様が得意、空飛ぶものが得意、動物キャラクターが得意などの得意分野がある。このキャラクターはこの人が振り付けるというように担当が決められる。
ディズニーにあこがれて参加した人、天才ぶりをディズニーに買われて雇われたひとなど、こうして天才が9名集まって、あの素晴らしいアニメーションが生まれた、ということ。

その9人がずらりと並んでいる写真がある。
七人の侍じゃなくて「Nine Old Men」
こういうエピソードが大好きな僕はこのことを知っただけでも大喜びである。

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