友人から、近くでこんな催しやってるよ、と教えてもらった。「西院ミュージックフェスティバル」
へー、確かにうちの近く(二駅となり)だ。しかも今回で6回目らしい。
全然知らなかった。
で、参加してみた。
これは、阪急・西院駅を中心にして、19カ所の会場を設定して音楽のライブをやる、というイベント。
その会場も神社や幼稚園、スタバやTSUTAYAなど商業施設をその時間だけイベント用に借りるという、ユニークなスタイル。総勢100組以上のアーチスト達が出演する。
これだけ聞くと、かなりの規模で開かれる一大イベントに聞こえる。
ところが、
1時過ぎに西院駅に行ってみると、確かに駅前にテーブルを出して、スタッフ数名が来場者に向けてパンフレットを配布している。道にはポスターがたくさん貼られている。
それだけ。
街はまったく普段の日曜日と変わらない。警備員が配備されてるわけでもない。
とりあえずパンフレットをもらって、目当ての会場(ジャズを中心に見るつもり)である春日神社へ向かう。
神社の入り口まで行くと、やっとイベントらしい雰囲気が見られる。でみせが出店しているし、フリーマーケットも開かれている。
なるほどこのイベントは、できるだけ普段通りの生活のなかで音楽を楽しむという主旨のようだ。
だから気づけば買い物帰りのおばちゃんも立ち寄る。
しかし知らないと気づかない。そのあたりが面白い。
ちなみに入場は無料。おばちゃんや子供もすぐに入ってくる。
FUJIROCKが非日常体験を楽しむ音楽イベントとすると、対照的にこれは日常の中で楽しむ音楽イベントと言える。出演アーチストは無名の人ばかり。
まだ固定のファンは少ないと思われるので、そのぶん来てくれた人を楽しませて自分の音楽を好きになってもらおうという気持ちは強いかもしれない。固定のファンが付くと、仲間うちだけで盛り上がろうとする傾向が生まれることもあるし。(実際にFUJIROCKのとあるライブで、そうとしか見えないものがあった)
音楽のレベルはいろいろだ。本当にプロの人もいれば、仕事は別にもち趣味でやっている人も多いのだろう。今回はジャズビッグバンドを中心に見たのだが、確かに練習不足でいまひとつな演奏もあった。
桁違いにうまいなをと思っていたら、やはりその人はプロだったってこともあった。
それでも、とても楽しい演奏ばかりだった。
いいなあ、うらやましい。(出演者が)
特に今回僕が見た比較的年齢層の高いラテンバンドは楽しかった。このバンドは夫婦や親子のひとたちも参加しているらしい。演奏している人はもちろん楽しいだろうけど、十分にこちらも楽しめた。
音は小さめなので、ハードロックバンドはでていない。
ジャズ、弾き語り系、民謡系、不思議系などいろいろ。
来年がはやくも待ち遠しい。
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