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Monday, April 06, 2009

小澤征爾音楽塾オーケストラ公演

京都コンサートホールで行われた表題の公演を聞きに行った。
まだ感動の余韻が残る素晴らしい演奏だった。

若手音楽家を集めた小沢征爾音楽塾。塾長は今年で74歳だが、あの指揮を見る限りまだまだやれそうだ。
演目はラヴェルの「マ・メール・ロワ」とベートーベン「交響曲第7番」である。
ラヴェルは、ちょっと聞きにくい(眠くなる箇所満載)なのだが、全身を耳にして集中すると、なんと面白い曲か。
特に6名揃えたコントラバスのふくよかな音色がバシバシと耳に入る。
曲は、最後の最後でとっておきの美しい旋律を少しだけ聞かせる、心憎い構成。
ブラボー、ラヴェル!

休憩をはさんでのベートーベンは、力みなぎる第1楽章。弦の弓が激しく動き続ける。
静かな第2楽章をはさみ、またまた盛り上がる。
最後は小沢征爾も倒れるのではないかと心配するほどの熱演だった。

音楽の聞き方もいろいろあるが、これだけ集中してきいたのはめずらしい。
楽しかった。

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